【まとめ】2022年個人的ゲーム大賞&遊んだゲーム振り返り

過去分は下記↓のページにまとめています。


例年よりも早めの投稿となりました。
クリスマスや年末年始の集まり等からますます遠のいた今、現時点で一番「年末」を感じるのがこのブログ更新作業です。
ここ数年は半日近くかけてまとめて更新するより、数日にわけてちょこちょこ書くようにしたので負担を分散している……のですが、今年は単純に量が多くなって結局かなりの時間がかかりました。画像に至ってはどうしても重くなるので、さすがに全作分は諦めました。

また今年は家庭事情は比較的落ち着いていた一方で、職場でちょっと一波乱があり疲弊することが多かったです。一波乱自体は収束しましたが、色々あって自分が担う仕事も増えてしまいました。プライベートに注ぐ時間は減りますが、低賃金で窓際に追いやられるよりはマシなので、この機会を評価に繋げていければと思います。

それはそうとして……最近、自分の体調を不安視するようになりました。これまで騙し騙しやってきたのがいよいよ洒落にならなくなってきたというか「うっすら体調が悪くてゲームに集中できない」という日が増えました。1日どころか2日連続で起動しないとかはザラです。特に大作ゲームだとより集中力が散漫になる傾向にあり、それもあって見込みプレイ時間が短めのADVやインディーゲームに手を出す機会が多くなりました。
「最近RPGの記事が少なくないか? 」とお思いの方がいらっしゃるかも知れませんが、その理由のひとつがこれです。もうハイスピードアクションや高難易度アクションの類は「目が疲れる」「指が追いつかない」という理由で、よほど馴染みのシリーズでもない限りは手を出さなくなってしまいました。
こうして書き出すと自分でも老化を感じますが、無理に苦手なジャンルに手を出さなくても、今は自分好みのゲームがまだまだたくさん出ているので、それを追いかけているだけで来年も過ぎそうです。ゲームが教えてくれる通り経験を積まないとものにならないので、本当は色々と冒険もするべきなのでしょうが……

しかし悪いことばかりではなく、昨年よりも若干生活に余裕ができたり、Xbox Series Sを入手したりと良いことも沢山ありました。特にXBOX Game Pass加入は大きかったです。PS Plusの更新を止めても入った甲斐がありました。

という訳で、今年は(いわゆる)現行機で遊んだゲームが加わります。ようやくといった感じですね。
「個人的ゲーム大賞」も正直パッとしないタイトルなので、なにか別の名前を模索します。

まず歴代受賞リストを掲載しておきます。こうして一覧で振り返ると感慨深いな……なんだかんだ(S)RPG率が高い。
ちなみに今年からリンクも貼ってみました。記事が重くなるようなら止めます。リンクがないタイトルは別部門で記載済みか、ブログ開設前などで記事がないものです。

【歴代受賞作〜新作部門〜】


2010年 ゼノブレイド(Wii版)
2011年 ファイナルファンタジー13-2(PS3版)
2012年 ペルソナ4 ザ・ゴールデン(PS VITA版)
2013年 ファークライ3(XBOX 360版)
2014年 シアトリズムファイナルファンタジー カーテンコール
2015年 ファイアーエムブレムif 暗夜王国
2016年 ペルソナ5(PS4版)
2017年 ホライゾンゼロドーン(PS4版)
2018年 Detroit:Become Human(PS4版)

【歴代受賞作〜旧作部門〜】


2010年 なし
2011年 アランウェイク(XBOX 360版)
2012年 アサシンクリード ブラザーフッド(PS3版)
2013年 インファマス2
2014年 The Elder Scrolls V:Skyrim(XBOX 360版)
2015年 マスエフェクト3(XBOX 360版)
2016年 ドラゴンエイジ インクイジション(PS4版)
2017年 サイコブレイク(PS4版)
2018年 ウルフェンシュタイン2:ザニューコロッサス(PS4版)

【歴代受賞作〜音楽部門〜】


2012年 ファイアーエムブレム 覚醒
2013年 ライトニングリターンズ ファイナルファンタジー13(PS3版)
2014年 ペルソナQ シャドウオブザラビリンス
2015年 ゼノブレイドクロス
2016年 幻影異聞録#FE
    スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness(PS4版)
2017年 Undertale(PS4版)
2018年 ゼノブレイド2
2019年 ファイアーエムブレム 風花雪月
2021年 新すばらしきこのせかい

【概要】

・新作の対象期限は2021年12月中旬〜2022年12月中旬まで。

・登場順は基本的にブログ更新順となります。

・タイトルの文字色の意味は下記の通りですが、文字色がうまく反映されないこともあるので参考程度にお願いします。

 赤字=今年発売・配信の新作
 黒字=それ以外

・()内は複数ハードで発売されている中で自分が遊んだハードとなります。更新後に対応ハードが増えた場合は追記することがあります。

・ブログ内に記事があるタイトルはリンクあり。



【2022年ゲーム大賞〜新作部門〜】


ゼノブレイド3


シリーズで12年ぶりにこの位置に!  ちなみにシリーズから2つ入ったのはFF、ファイアーエムブレム、ペルソナとなります。

例年同様、一作選ぶならどれにするかめちゃくちゃ迷いました。総合的に見るとやっぱりこのタイトルになるなと思い選出。
前作(2)の不満点がほとんど解消されている上、ストーリーも音楽も戦闘も集大成という感じで、初代からのプレイヤーとしては非常に盛り上がりました。
特に戦闘は参戦人数が3人から6人+1人と倍以上となったにもかかわらず前作ほど複雑ではなく、シリーズで一番遊びやすかったです。それに伴った育成も楽しい。

また、クリア後の要素がそこそこ多く、かつて歯が立たなかった高レベルユニークモンスターへのリベンジも含めて隅々まで楽しめました。最近はRPGで裏ボスを倒すまでやり込む気力がなかったりするので、今作で久々に倒せたのは(元の難易度が低めなのはあるけど)嬉しかったです。

2の時は、もうこのシリーズの客ではないんだなと思い距離を置きましたがまた復帰できました。また来年にDLCが残っているので、引き続き追いかけようと思います。



【2022年ゲーム大賞〜旧作部門〜】


モナーク(PS4版)


もう半年前から半分決まったようなものでした。
旧作といえどもなんだかんだ大作が入りがちだったこの部門では、十三機兵防衛圏あたりと1,2を争うほど規模が小さいゲームだと思います。タイトル自体を初めて知った、という人は少ないかも知れませんが、実際に遊んだプレイヤーとなるとあまり見かけません。ジャンルはRPGで、戦闘はマス目なしのSRPGのようなシステムです。閉鎖された学園を舞台に、わずかな仲間と共に脱出のため奔走する……という感じです。

公式のビジュアルイメージだけ見ると、†地獄の君主†みたいなノリを感じ取ると思いますが、実際は割と硬派な作りで、オカルト・ホラー・ジュブナイルなどが好きならオススメです。戦闘に至っては硬派すぎて単調なくらい。キャラクターもやたら脱いだりとかはないです。

正直なところ、体験版の段階では前世代のプレイ感に不安を抱き、クリアまでモチベーションが保つか予測が難しかったです。それでも続けている内にいつの間にか世界に引き込まれ、後半のストーリーでは衝撃を受け、ラスボス戦とエンディングでは半泣きでした。そして気がついたら裏ボスまで撃破していました。

とは言っても人を選ぶゲームで、それに加えて中盤過ぎまで話が大きく動かないため、その感動とやらに至るまでが長いのは確かです。幸いなことに本編引き継ぎ可能な体験版があるので、それをボス戦までやってみてから決めるのをおすすめいたします。また僭越ながら、上のリンクで初心者向けアドバイスも書いてみたので、よければご参考にどうぞ。スタッフロールは終わりまでしっかり見ましょう。



【2022年ゲーム大賞〜音楽部門〜】


■ゼノブレイド3


いわゆるダブル受賞。シリーズ過去作と比べると主張控えめではあるものの、流れてほしい曲が流れるポイントがますます的確になっており、ユニークモンスター戦でモンスターの体力を一定以上削ると曲はそのままにアレンジが変わるオタクが大好きな仕様が採用されています。「名を冠する者たち」にインタラクティブ性(?)が導入されるとこんなにもテンションが上がるのか! と思いました。勿論、他の曲も良いものばかりです。



※新設※【2022年ゲーム大賞〜自由部門〜】



本項の設立理由としては、そもそも自分のブログなんだから、なんか賞レースのフォーマットとか無視して自分が推したい作品を数も新旧も問わずブチ込めばよくないか? と気付いたため今年から新設しました。今や無数のゲームが世に出ているのだから、変にかしこまらずこういうパワープレイも必要と認識しました。数年ならともかく年が重なると管理が大変にはなりますが、それは後から考えます。

アノー・ミューテーショネム(PS4版)


これ絶対面白くなるタイプのゲームだという直感があります。購入後、自分が苦手なタイプの戦闘システムということが判明しクリアが不安だったものの、気がついたらどっぷりハマっていました。サイバーパンク&SCPな世界観が良いし、さりげなくインタラクティブミュージックを採用している戦闘も熱い。また特筆すべきこととして、アクション操作の手触りがすごく良い。PS4だとファストトラベルのローディング時間が長めなのがネック。粗いところはあるけど、とにかく可能性に満ちている。


STRAY(PS4版)


今年引っ張りだこの猫ちゃん。大賞にするかどうか本当に迷いました。そういうのを抜きにしてもすごく完成度が高いし、街中をなんとなく散策しているだけでも楽しい。探索や謎解きもそこそこやりごたえがあり、ストーリーも引き締まっている。言葉のないエンディングの綺麗さを今でも思い出します。


SIGNALIS(Switch版)


サバイバルホラーというジャンルが自分に向いていることを教えてくれました。ボロボロになった身体を引きずってセーフルームに駆け込んだ瞬間の安堵と、また外に出ていかなければいけない逡巡がすっかりクセになります。謎解きこそなかなか歯ごたえがありましたが、自分にしては珍しくほぼノーヒントでクリアできたのも思い出深いです。


The Final Station(XSS版)


今年一番「自分のためのゲームだ」と思えたゲームで推しています。
日本語版未配信にもかかわらず、XSS版をプレイしてあまりの自分向けぶりにハマりました。SIGNALISと同様に世界観もシステムも自分好みで、程よい難易度やボリュームも今の自分の身の丈にあっており、本当に手に馴染みます。プレイ感がここまでしっくりくることあるか?というレベルでしっくりきます。
英語テキストが満足に理解できないのは自分のせいとして(そこまで難しい英語ではないと思います)、せっかくの電車パートはもう少しゆっくり過ごしたかったかも。逆に言うと難点らしい難点はそのくらいです。続編でもこのフォーマットの別ゲームでも良いからやりたい。


鳥類弁護士の事件簿(Switch版)


12/15配信でこの記事の適用範囲内ギリギリでしたがぜひ推したいです。深刻な世界観と軽妙な登場人物のやり取りのバランスがとても良く、日本語ローカライズの素晴らしさもあってゲーム開始5分〜10分で主人公のファルコンと助手のスパロウソンが好きになる。キャラクター大賞があればスパロウソンが獲っていたでしょう。

短めのボリューム(7時間程度)に対して割高に思えますが、実際やったら全然というかむしろ追加投資したいくらい好きになりました。時代背景あってのストーリーだと思うので続編はなくてもいいかなと思っています。物足りなさはあっても一作で綺麗に完結しているし、あまりキャラゲーっぽくなって欲しくないというか。



【超面白かった】


深世海 Into the Depths(Switch版)

 
深海ものはゲームとして今ひとつなイメージを覆してくれた快作。探索だけでも十分面白いため、個人的に戦闘要素は要らなかったけどそれはカプコンなので。またこの路線のゲームを期待しています。全編を通じて言葉を廃しているのにもかかわらず、しっかり感情が伝わるエンディングが美しい。


ダイイングライト2 ステイ ヒューマン(PS4版)

 
申し訳ないけど初代が良すぎましたね。自分が魅力だと思っていた夜の世界の雰囲気や屋内探索などの要素はニッチ過ぎたのか、制作者的にはそこまでだったみたいです。遊べば面白いんだけど発売当時の不具合の多さには落胆しました。とはいえなんだかんだ楽しめました。高層ビルの屋上間を飛び回れる探索範囲の拡大や分岐ストーリーなんかは良かったです。
あれですね。初代の続編というよりも初代DLCのザ・フォロイングの続編という感じでした。5年間はサービスが続くという話でしたが、最近配信された追加コンテンツはアリーナものであまり興味をそそられませんでした。かといってシングルDLCもザ・フォロイングという賛否両論で終わった前科があるので……


フー・イズ・ゾンビ(Switch版)

 
2つ下のPapers,Pleaseフォロワーである関所もの(?)なんですが、オリジナルがじっくり判断する系なのに対してこちらはスピード勝負の要素が強いです。親しみやすいイラストのキャラクターから物騒な発言が出てきたりするのがツボでした。関所ものというジャンル、試す立場のはずが試されているのは自分というスタンスなのが良いですね……


トライアングルストラテジー(Switch版)

 
今となっては貴重な完全新作SRPG。HD-2Dはやらず嫌いならぬやらず苦手だったので体験版を恐る恐る遊んでみたところ、思ったよりも遊びやすくストーリーも気になったので製品版購入まで至りました。シリーズ物のSRPGばかりやってきたので、新フォーマットでの戦いはなかなか歯ごたえがありました。
エンディングはまだ2つしか見ていないですが、一度グッドエンディングに到達してしまうと、対立を避けられない残りのエンディングを進める腰が重いです。信念の天秤の説得はもうちょっと難易度が高くても良かった気もします。


Papers,Please(Steam版)

 
自分の環境だとこういう軽いゲームしか満足に動かないようです。余裕があればPCも新調したいところです。
今更ながら不朽の名作に手を出しました。ゲーム内の机の上を書類まみれにしながら現実さながらに矛盾点を見出していくのは現実世界の労働の延長という感じもありましたが、コツを掴んでテンポよく入国者を捌けたときの満足感が良かったです。


アパシー 鳴神学園七不思議

 
大ボリュームのお得感は今年新作の中でもトップレベル。
胸糞な気分になる話が大半なのでメンタルが安定しているときにしか進められないですが……逆に言うとそこさえクリアすればかなり長期間楽しめます。



Horizon Forbidden West(PS4版)

 

ゲーム内容に前作から大きな変化はないものの、故に手堅く楽しめました。大風呂敷を広げたストーリーに嫌な予感が漂ったのも束の間、なんかうまくまとまって終わりました。 DLCも無事発表されましたがPS5限定なので、楽しめるとしてもしばらく先になりそうです。FF7RやゴーストオブツシマなどDLCだけ先送りにしているゲームが結構あり、今後も増えていくことでしょう。来年でPS4を稼働させて9年になるので、そろそろ休ませてあげたいです。今年はXSS入手により例年に比べれば稼働時間が減りました。

ちなみに、このゲームのフォトモードで撮影した画像をPCの背景にしています。前作同様、素人がいい加減に撮影した写真でもそれなりの見栄えになるのが凄い。


OMORI(XSS版)

 
今年やっと日本語版が配信されたRPG。ボリューム多めのストーリーや魅力あるキャラクターはもちろんのこと、設定ともリンクした戦闘システムが面白かったです。あとストーリーの構成が巧みで、真相に至るまでやや長くてもバッチリ興味が持続しました。これ以上はなにを語ってもネタバレしそうなのでもう黙ります。




【面白かった】


Visage(PS4版)


約一年前、せっかくの年末年始をこの深刻なゲームに注いでいた記憶があります。もうとにかく怖いし操作性は悪いし、フラグを誤って詰みかけるしで散々でしたが、安全地帯がほぼ存在しない恐怖を久々に体験できました。もうちょっとゲーム面の完成度が高ければ名作になったかなと思います。


アンリアルライフ(Switch版)

 
丁寧なゲームだったという印象です。後半の学校のパズルで結構苦戦しました。



ヒットマン2(PS4版)

 
PS Plusのフリープレイで遊んでいました。所定の手続きを踏めば前作のマップも同じソフト内で遊べるのでボリュームもたっぷり。ただ自分が3年前に遊んだ前作日本語版は発売元が違う関係もあり、データをうまく引き継げませんでした。高スコアを出したわけでもないのでそれ自体は惜しくありませんが、超ハイクオリティの日本語版ローカライズが失われたのは惜しいです。


ライフイズストレンジ トゥルーカラーズ(PS4版)

 
グラフィックや操作性の向上もあって前作の2よりとっつきやすいです。ボリューム的に短いのとストーリーのあっさり加減が気になりましたが、古びたレコード店で店員兼ラジオDJとして過ごす別主人公のDLCが個人的に面白かったので、最終的には満足しました。


囚獄のセブンスヘイム(Switch版)

 
謎解きゲーム。キャラクターが魅力的で会話が楽しく、謎解きもやりごたえがありました。エンディングはどちらのルートもエモくて心に残ります。


夜廻と深夜廻

 
ホラーゲーム好きで今の今まで遊んでいないのはおかしいと自分でも思ったので、今年中に遊びました。操作性が気になったものの、どちらもストーリー演出が凝っていて楽しかったです。予想以上にアクションが要求されて難易度が高く、何回か詰みかけたのもいい思い出。


クアリー〜悪夢のサマーキャンプ〜(XSS版)

 
Game Passを除けば、XSSを入手して初めて購入したゲームでした。グラフィックがめちゃくちゃリアルで、夜の暗さが真に迫っています。
それはいいとして、ゲーム面が旧套墨守に過ぎると思いました。グラフィックがリアルになっても結局選択肢選びとQTEに収まるので、これまでの作品と大幅な変化はないです。ただ配信やオンライン機能などは充実しているので、もうそっちの需要の方が大きいのでしょう。ストーリーも特筆すべきものはないし、次作でよほどの変化でもない限りはもうお腹いっぱいかも。


Tell Me Why(XSS版)

 
Game Pass加入後初めてクリアしたゲーム。ずっと前から気になっていたので無事にクリアできてよかったです。ストーリーは人を選ぶ内容で、主人公たち一家にはあまり好感を抱けないし、オチも結局悪者を糾弾して終わってしまう内容で正直肩透かしでした。舞台のアラスカの雰囲気が一番良かった。「正しい」ゲームなんだけど、同メーカーのライフイズストレンジほど余白がなくて窮屈。


モスメン 1966(Switch版)

 
短いテキストアドベンチャー。雰囲気が良かった。知らない時代を追体験できた感じです。



A Memoir Blue(XSS版) 


リンクは上のタイトルと同じなので割愛します。
これもテキストなしで感情が伝わってくるタイプのストーリー。なんというか良かったとしかいいようがないです。価格もボリュームもお手頃。


Strange Horticulture 幻想植物店(Switch版)


Papers,Pleaseの植物店版……とは括れない独創性があり、おそらくマウス操作に最適化されているもどかしい操作性にフラストレーションを溜めながらも進めました。植物の特定が存外難しく、絶対これで正解! というのに限って外します。マルチエンディングですが周回せずともすべての植物を特定できる親切設計。



Twelve Minutes(XSS版)


リンクは上のタイトルと同じなので割愛します。
名作に遅ればせながら手を出しましたシリーズ。自分の察しが悪くて、打開に必要な周回数が常人の倍近くになりました。ほぼ総当り。失敗しても「次はあそこであの行動をとってパターンを変えてみよう」と試行錯誤するのが楽しかったです。


私の離婚ストーリー(Switch版)


リンクは同上。
弁護士監修の浮気調査&離婚ゲーム。本編2~3周しましたが、ボーナスでエンディングがすべて見られます。そのエンディングの内容含めて全体的にえげつない展開・テキストが多く、結婚とは縁遠いのにダメージを喰らいました。それでもログインボーナスを集めて辛いエンディングをすべて回収してしまう謎の魅力があります。一日の時間の流れを強制横スクロールで表現するのはとても感心しました。
実はオープニングの選択が一番無難に終われる展開なあたり、ファークライ4と同じ設計思想を感じます。


ザ・ギャラリー(PS4版) 


実写ADV。日本語ローカライズは十分なのに、まったく遊んでいるプレイヤーを見かけないので不安になります。主要キャラクターに魅力はあると思うし、ストーリーも個人的にはかなり好きなので、もうちょっとプロモーションがあっても良かったのではと思います。この泡沫ブログがプロモーションになるかは不明ですが……
過去編の方が人気ありそうとは思いますが、自分としては現代編の方が好き。


Chernobylite(PS4版)


今年1月に日本語版配信。中規模オープンワールドサバイバルホラーといった趣で、システム的にも世界観的にも近い例を挙げるならメトロシリーズでしょう。いかにも重厚そうで本格派っぽい雰囲気ですが、戦闘はよくあるFPSスタイルで、サバイバルは序盤さえ乗り越えればまずリソースに困ることはなく、ストーリーは暗くてもキャラクターは明るいので存外サクサクなゲームでした。でもとっつきにくさはよく解ります。
拠点クラフト要素が楽しかったです。もうちょっと拠点自体をきれいに出来てアイテム数も多ければより良かったですが……
ストーリーは終盤一気にスパートがかかり、怒涛の展開となるのが印象的でした。



Lacuna(Switch版)


2Dの近未来推理もの。推理をことごとく外しました。
今ストアを見たらまた120円の大盤振る舞い(1/16まで)をしていましたので、年末セールで合わせて購入しておくと良さそうです。自動販売機の缶コーヒーより安い値段でしっかり遊べます。


Unpacking(XSS版)


リンクは上のタイトルと同じなので割愛します。
これも名作に遅ればせながら手を出しましたシリーズ。本当にこういうゲームを待っていました。自由度よりもストーリーテリング重視で、割とかっちりした正解の配置があってそれに従わないとクリアできないのは正直気になったものの、それを差し引いても名作でした。


As Dusk Falls(XSS版)


リンクは同上。
別にこのゲームのすべてが好きというわけではないのに、今月のGame of The Yearで部門賞を受賞した時は、なぜか自分ごとのように嬉しかったです。この記事内で上げたゲームで言うなればクアリーのような選択肢&QTEゲームで、当然のようにマルチエンディングです。この手のゲームはチャートを眺めて自分の選択が少数派であることを確かめて得意げになる瞬間が楽しいです。


EDENGATE:The Edge of Life(PS4版)


戦闘要素のない無人の市街地探索ゲーム、いいですね。ビジュアルや設定だといかにも感染者的な敵対存在が出てきそうなものですが、一切出てこないのが良いです。敵すら出てこないぶん、制作者が掲げるテーマであるところの「孤独」が際立つつくり。


Lake(XSS版)


便利なGame Passといえど対応期限があるのですね。ということで、期限切れギリギリにクリアしました。単調とも言えるゲーム内容が不思議と苦にならなかったです。車の燃料とか修理のシステムを持ちこまず、ストーリー重視の内容としてゲームを根本からしっかり組んだのを感じました。

(更新量が多くてこのへんで息切れしてきた)


Dorfromantik(Switch版)


パズルゲーム。インターネットで検索してみると、自分の最高スコアの3倍4倍レベルまで広げているプレイヤーが多く、底の深さを感じます。複雑さはあえて廃されている感じなので、本当に気楽に遊べます。ワンプレイ長めなのが個人的には気になってしまいますが。


人形の傷跡(switch版)


短めのホラーADVゲーム。知性と縁遠い自分ですら、反知性主義が蔓延する世の中に成り果ててしまったなぁと感じる昨今ですが、このゲームの登場人物たちの研究への情熱が眩しく、ゲームでこういう前向きなメッセージを伝えられるのはとても良いと思います。そこまでホラーに偏っていない(設定でON/OFFできる)のもあり、自分の中では感動ものとなっています。


スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE(XSS版)


まさかスターオーシャンで「移動が超快適」という感想を抱くことになろうとは(旧作はマラソンさせられることが多く褒められたものではなかった)。探索中でも戦闘中でも縦横無尽にバンバン飛び回れるので、我々オタクが脳内でよく思い描いている謎の空中戦に近いものが再現できます。オートセーブなどあって当たり前のシステムも一通り導入され、前作までのようなストレスは軽減されています。

……ということでシリーズの持ち直しに成功したものの、やはり全盛期を知っているとボリューム面などでどうしても物足りなさがありこの位置となりました。戦闘にしても、サイトアウトのシステムは個人的にはそこまで思い入れがなく、2作引きずるほどの魅力があるかというと……ICや音楽も今回はあんまりでした。
全体的には不具合などもない手堅い出来で「スターオーシャン」ではなく一作のRPGとして楽しめました。この時代まで命脈を繋げられて本当に良かった。




【普通】


パンツァードラグーン:リメイク(Switch版)

 
正直苦手なジャンルです。でも実際触ってみたらそこそこ楽しめました。アーケードライクでコイン制なのが個人的には新鮮だった。


■ゾンビーズマンション(Switch版)

 
このゲームの記事を作りそびれていたようです。低価格帯ゲームで、ゾンビ溢れるマンションのエレベータをひたすら上下に遠隔操作して、より多くの生存者をそこに集めて脱出させる内容です。本来は複数人でワイワイ集まって楽しむような内容ですが、一人でやってもそこそこハマりました。



Home Sweet Home(PS4版)

 
実質ラスボス戦、こちらが近い距離にいるのもかかわらず敵ボスが見失ってくれて安全に打開できたのですが、これは不具合なのかどうか気になるところです。
探索はそこそこ、かくれんぼは普通という感じです。つまらなくはないけど優先度は中くらいみたいなホラーゲームでした。



In Other Waters(Switch版)


センス迸るゲームではありましたが、いかんせんチュートリアルとストーリーの引力が弱い気がしました。操作がわからず起動5分くらいで詰むパターンがそれなりに多そうです。





【今ひとつ】


FORECLOSED(PS4版)

 
オープニングの掴みは良かったです。ただそこがピークで、あとは代わり映えしない戦闘とかくれんぼがずっと続く窮屈なゲームとなった印象です。これも微妙にチュートリアルが不足しているのか不十分なのか、操作で戸惑うことが多かったです。


Somerville(XSS版)

 
期待はずれ度で言ったら今年一番でした。ここの項目にあるゲームはたいてい開始数分で嫌な予感がした点が共通しています。せめてペットの忠犬と触れ合えればな……




【プレイ中止・サービス終了】


■TITAN CHASER(Switch版)

■Ashwalkers(Switch版)


いずれも操作性の悪さで断念。コンセプトや世界観は物凄く好きなのですが……


■Outer Wilds(XSS版)

 
超高評価なのでワクワクして起動したのですが、操作性で断念。宇宙ものはたいてい無重力空間の操作で詰みかけるな……


■Into the Breach(Switch版)

 
フロントミッションのようなSRPGを想像していたら違ったので。戦闘も好みのタイプではなかったです。ちなみに11月に出たフロントミッション初代のリメイクは未購入です。もう昔に十分遊んだので……


■Backbone(XSS版)

 
2Dケモノ探偵もの。思ったよりも面白くないな、と感じていたらちょうどXbox Game Pass対象から外れるタイミングだったのでそのままフェードアウトしてしまいました。


■ローファイ・ピンポン(Switch版)

■Kovox Pitch(XSS版)

 
音ゲー。自分には難しかったです。ちなみに制作者が同じらしいです。Kovox Pitchの方は野球音ゲーという珍しいコンセプト。



【プレイ中(アプリ)】


■ポストアポカリプスベーカリー(iOS版)


昨年に引き続き。6月、職場で色々あって消耗している時にベッドの上で癒しになりました。とにかく前向きなノリがいい。


■ファイアーエムブレムヒーローズ(iOS版)


ほぼ無課金でした。自分のような惰性でプレイしている層向けに色々配ってくれているなぁと思います。


■ジャンボ空港物語(iOS版)


カイロソフトを一作ダウンロードしているだけで謎の安心感があります。実際はアプリのやりこみまで手が回らず放置状態です。エンディングを見ていないので未クリア扱いに。



【まとめ】


 今年は約54作(未クリア除くと46作)に触れました。数だけなら歴代最多と思います(計算ミスや漏れがある気がしてならない)。

新設の自由部門除けば安定のJRPGが占めました。もうここまで来るとホームですよね。発売前の超絶期待作だったダイイングライト2やシリーズファンを公言しているスターオーシャン6が入らなかったのは自分でも以外です。
しかし今年はこれだけのゲームをやっても、本来の予定の半分程度で物足りなさが残ります。本来はもっと新作を遊ぶ予定だったのですが……

また、現行の更新方法だとテキスト量に加えてリンクを貼る作業が結構な負担なので、もう来年からは全廃してしまうか、記事ひとつ更新のたびに追加していくスタイルにするか考えています。10年近くブログを運営している中でプレイ方法や好みも変化したので、そこは臨機応変に対応したいです。

話は変わり来年について……このブログは引き続き今まで通り更新しますが、Twitterはあまり顔を出さなくなるかもという感じです。現運営も、現運営に好き勝手されることを許した旧運営も好きになれないし、思いつきみたいな突飛な変更を繰り返すしでなんか居心地が悪くなりました。

告白すると、しばらく前から別の名義で超スローペースな創作活動をしているのですが、最近はそちらに軸足を置くことが増えています。ゲーム自体や本ブログに飽きたということは全くなく、いわゆるサードプレイスを今以上に多く確保していく必要があると感じたからです。あとは仕事が忙しくなったり、Twitterの先行きが不透明になったりという理由もあります。
別アカウントを取得していることは特に自分から言いませんでしたが、たまに誤爆したり同じトピックを似た文体でツイートしたりしているので、とっくに発覚していたかもしれませんね。

あくまで活動の軸を更にずらすということなので、なにかが急に変わることはありません。今ですらTwitterにログインしない日もあるくらいなので、自分の中では遅かれ早かれ……
という感覚です。

また一年後も同じ場所で、今みたいな面倒くさい文章を書いていると思われますので、来年以降も見つけて頂いたときはよろしくお願いいたします。

そして来年以降の新作購入予定リストです。星は現時点で優先したいもの。
これ以外にも積みゲーやここ数年買いそびれた旧作があります。

THE CHANT~Daymre:1994の延期組は特にそのアナウンスなかったと思う


SILENT HILL3連のインパクト(実際はどれも2024年になりそうな予感)


それではよいお年を……(フライング)。











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