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7月, 2022の投稿を表示しています

ゲームクリア感想202_Stray(PS4版)

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公式サイトはこちら ストアはこちら( PS Store )  リーズナブルな可処分時間と値段で満足感を味わえるゲームのパブリッシングでおなじみのメーカーといえば Annapurna Interactive 社。これまでも 「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」   「Gone Home」   「Kentucky Route Zero」 「Last Stop」 「 A Memoir Blue 」と遊んできましたが、いずれも高品質な体験でした (Kentucky Route Zeroだけは困惑した) 。    そして最新作となる本作は、同社作品のなかでもトップクラスの満足度でした。 ストーリー主導の雰囲気ゲームのように思えてなかなかガッツリとした作りで、猫になってのんびり街を散策するパートと、不穏なシチュエーションを猫の特性を活かして攻略していく緊張感の緩急が程よかったです。  主人公の猫も相棒のドローン(?)も可愛いし、登場人物に嫌な奴はほとんどいないしストーリーも綺麗にまとまっているので、気持ちよく遊べるのも大きい。  余談ですが、ちなみにXbox Series Sを入手してXbox Game Passにも加入したので、今後は「Telling Lies」「Twelve Minutes」などの同社作品も機を見て遊びたいと思っています。  タイミングよく「The Pathless」のXbox版や「Solar Ash」のGame Pass対応などが 発表 されたので、それらも楽しみです。ちなみに同発表の中で公開された新作の中では「The Lost World」が気になります(日本発売するかどうか不明ですが)。 【主なプレイ環境】 ハード PlayStation 4 バージョン ver.1.02 難易度 設定なし クリア時間 15:26:49(プラチナトロフィー取得)+01:51:28(トロフィー取得用) =約17時間。クリアだけなら約10時間程度。 トロフィー取得率 100%(プラチナトロフィー取得) 【良かった点】 ◎予想以上に緻密な世界観・ボリューム  事前情報にあるようなネオン煌めくサイバーパンク都市だけではなく、街が複数あります。いずれも作り込まれており、ちょっとした依頼ごとも発生したりして、探索が楽しいものとなっています。中に立ち入れる店や住宅もあり、その一

ゲームクリア感想199~201_小規模ゲームクリア記事まとめ(2022年1月~7月)

盛夏ですね。  夏真っ盛りだというのに、外が暑すぎて出かける気になれない今夏。必然的に屋内で過ごすことになりゲームが捗りますね。縁側も風鈴も冷えたスイカもなく、夏の思い出の大半は相変わらずクーラーとゲームで終わりそうです。  縁側以外は用意しようと思えばできるのでしょうが、クーラーの風で鳴る風鈴は風情に欠けるし(かつ集合住宅なので近所迷惑になりかねない)、スイカも自分で買ってまでは食べようと思えないし(メロンやパイナップルのほうが好き)、うちわを握るくらいならコントローラーを握るし、室温や衣服、寝具以外はほぼほぼオールシーズン変わらずといった感じです。当然、 海! 花火! キャンプ! BBQ! みたいなアクティブ系な夏の体験とも今のところ無縁です。  「日本の夏の表象」の保持は不自由なくできるひとに一任するとして…… 今回から更新の方針を変えて、新たな試みとして、 ゲームボリュームが短め(クリアまで5時間程度)かつ、全体の文章量が少なくなった ゲームクリアの記事は定期的にまとめて更新したいと思います。自分がブログを読む際、ある程度まとまっていた方が読みやすいな〜〜と感じるので、それに倣うことにしました。  今回取り上げるソフトは以下のとおりです。いずれも多岐にわたるハードで出ていますが今回はSwitch版中心になりました。  画像もなにか貼ろうと思ったものの、手元にこれといったものがなかったので公式サイト等でご確認ください。 199_パンツァードラグーン:リメイク(Switch版)  →公式サイトは こちら (マイニンテンドーストア) ※2022/7/26まで75%offの 649円 です。 200_モスメン 1966(Switch版)  →公式サイトは こちら (マイニンテンドーストア) 201_A Memoir Blue(XSS版)  →公式サイトは こちら ( Xbox ) ※上記2作と合わせて購入したい場合は Switch版 もあります。 そちらは2022/7/27まで25%offの 690円 です。 199_パンツァードラグーン:リメイク 【主なプレイ環境】 ハード Nintendo Switch バージョン 1.3 難易度 容易 クリア時間 約 01:12:00(実質2時間)  父親が昔セガサターンでこれを遊ぶのにハマっており、その記憶を追体験したくて購

ゲームクリア感想198_Tell Me Why(XSS版)

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公式サイトは こちら ( Xbox )  XBOX GAME PASSに加入してから最初にクリアしたゲームとなりました。まだまだ遊びたいGAME PASS対象ゲームは沢山あるので、ようやく第一歩というところです。  本作はライフイズストレンジと同じDon't Nod社( 今年6月に社名変更 )開発で、クオリティは確保されたようなもの。安心して始められました。 【主なプレイ環境】 ハード XBOX Series S(Xbox Game Pass) バージョン  難易度 設定なし クリア時間 11時間40分(実質10時間で残りは実績収集) 実績取得数 24/30 【良かった点】 ◎この手のゲームにしては移動速度が速め  全編がサクサク歩ける訳ではないものの、屋外だとたいてい小走りやダッシュが効くので移動のじれったさはそこまで感じなかったです。この手のゲームにありがちな歩きオンリー移動を覚悟していたので嬉しい驚きでした。  正直、歩きのほうがリアルと言えばそんなことはなく、屋外なら逆に小走りくらいのほうがリアルでは? という気づきを得ました。 ◎実家整理というシチュエーションの良さ  以前から思っていました。実家整理や遺品整理にはゲーミング要素が多分に含まれていると。本作を遊んで確信しました。  遺品整理による記憶の追体験、本人以外解除方法を知らないギミックを手探りで攻略、故人の知人との気まずい会話、整理方針を巡っての口論、買い出しパートや屋外息抜きパート、墓参りパートなど、遺品整理あるある(?)が盛りだくさんで、国が変わってもおなじみの現象なのだと思いました。 もっともストーリーはかなりハードな内容ですが……  ただ、あくまでストーリーメインのゲームでアイテム整理パズルではないため、片付けのいい加減さが気になってしまうのは我慢するほかありません。 「実家の洗面所」感 ◎アラスカの雰囲気  業界最先端 高グラフィックというわけではないですが、少々粗めでもプレイ中は殆ど気になりません。そのぶん細かい動作や効果、空間の雰囲気作りが丁寧で、アラスカに行ったこともないのにリアリティを感じます。  個人的に好きなのは、調べて引っ張り出した道具や引き出しをちゃんと元に戻すことです。現代社会では開けたものをそのままにしておく方が不自然なので、このこだわりは好感が持てます。  ま

ゲームクリア感想197_Home Sweet Home(PS4版)

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公式サイトは こちら いつか買って遊ぼう、のいつかが遅れに遅れ、日本版配信から約 3 年後の今になってクリアしました……ホラーゲームは大作が少なくなった一方で、インディーではハイペースで配信される感覚があります。 【主なプレイ環境】 ハード PlayStation 4 バージョン 1.0 難易度 設定なし クリア時間 約8時間? 実績/トロフィー取得率 73% 【良かった点】 ◎ 凝縮されたホラー体験   難しい謎解きもほとんどなく(一箇所だけパズルの視認性が悪くて理不尽なものがあるくらい)、そこそこの探索と緊張感あるステルスが詰まっていて想像よりハマりました。  短いながらもホラー一辺倒の息が詰まる感じではなく、適度に緩急があって、ずっと小汚い場所で追われているという訳ではないのも良かったです。  右往左往しているうちに打開できたりするパートもあり、カッチリしすぎず適度に自由なのも好み。変にステルスするよりも一回突撃した方がパターンを組みやすくてスムーズだったりして、SIRENに近いものを感じます。  やはりホラーゲームなので心臓に悪い演出がそこそこあるものの、そこまでハードなものはなかったです(自分の感覚では)。中盤以降はステルス攻略パートが増えてホラー演出は控えめになるものの、驚かせる時はちゃんと驚かせてきます。  あと「カッターの刃を出し入れする音」という日常的なモチーフを採用することで、プレイヤーの日常にも爪痕を残そうとするのがニクいですね。攻略的にも重要で、この音がする方向には要注意という指針になります。 主人公家の食卓? 扇風機のコードがリアル 付箋のめくり跡のたわみがリアル エアコンが一部屋一台、リアルにそうならないと生き残れない暑さですね 【気になった点】 △続きものである旨が明記されていない   他のレビューでも指摘されているので今更ですが、ストーリーは本作単体では完結せず、次回へ続くエンドで突然終わります。  それは構わないとしても、ゲーム名にナンバリングを振ってとは言わないので、ストアの説明文なんかに明記しておいたほうが良いと思いました。  また 続編はすでに配信済み なようです。ただ日本語対応はしていません。そして昨年3月にはまさかの 非対称マルチプレイの新作 の早期アクセスが始まっていました。なんだかアクティブな雰囲気になりましたね……

ゲームクリア感想196_Horizon Forbidden West(PS4版)

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公式サイトは こちら ( PS Store ) 前作の記事は こちら 前作に砂浜はなかった気がする  衝撃的な完成度だった前作から5年、待望の続編です。 2022年ゲームラッシュはまずこれで本格的スタートを切るはずだったのですが、PS5を入手できる目処が立たなかったり、単純に忙しくてガッツリとオープンワールドを楽しむ余裕がなかったりして、結局発売から約4ヶ月後になってクリアしました。 良かったと感じる点はほぼすべて前作の美点と同様で、それだけ変に寄り道せず正当進化を遂げていると感じました。 【主なプレイ環境】 ハード PlayStation 4 バージョン 1.17 難易度 ノーマル(一部のクエストのみ最低難易度の「ストーリー」) クリア時間  113:45:39 実績/トロフィー取得率 100%(プラチナトロフィー) 【良かった点】 ◎育成と探索が噛み合った快適さ   メインやサイドをはじめとした各種クエストをこなしていけば自然と育成および探索が進むので、稼ぎ行為がほとんど必要なく、ひたすら先のことを追えるのが快適でした。クエストを全部こなす勢いでやれば、道中で新たな場所・新たなクエストを見つけたりできるので、探索のための探索すらそこまで必要ないかも。 このあたりは前作の良さを引き継いでいて良いですね。  あと、心なしか野生動物も倒しやすく、 敵基地攻略も楽になっていると感じました。 ◎プレイヤーのペースをより尊重した正当進化  上と似た話で、 とにかく「待たされる」「急かされる」「いちいち画面を開く」ということが少なくなってテンポよく快適なペースで進められました。  たとえば同行者ありのクエストは話を聞いたその場で同行するか、現地待ち合わせするか選択できます。クエストはいずれ片付けたいけど今じゃない、みたいなテンションの時が結構あるので、ありそうでなかったこのシステムが助かりました。  この手のクエストは後回しにするとたいてい「早くしてよ」とか嫌味を言われがちですが、この場合は現地集合を約束しただけなのでそこまで強い言葉を使われることもなく、 自分のペースで進められます。  また、戦闘中の画面遷移の回数も前作から減った気がします。主人公のアーロイが TPO によって有効な独り言を発してくれる ( この属性の矢弾が有効、あの機械はオーバーライドできる、など沢山 )