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【まとめ】2017年個人的ゲーム大賞&遊んだゲーム振り返り

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2013年まとめはこちら 2014年まとめはこちら 2015年まとめはこちら 2016年まとめはこちら  今年もまとめました。ブログ記事に大抵言いたいことは書いてしまっているので、振り返りみたいな感じです。 タイトルの色違いは下記のように分けましたが、うまく表示されなかったらすみません。 赤字 =今年発売  黒字=それ以外 ()内は複数ハードで発売されている中で自分が遊んだハード、 ブログに記事があるタイトルはリンクあり。 また、2016年12月発売の新作でクリアが今年になったものは新作扱いにしています。 【2017年ゲーム大賞〜新作部門〜】 ■ホライゾンゼロドーン(PS4版)  あまりの面白さと衝撃に、プレイ中からこうなる予感をひしひしと感じていました。既存のオープンワールドゲームを更に進化させたエポックメイキングな作品だと思います。完全新規作でここまでのものを世に出せたというのも凄い。文字通り夢中になって楽しんでいました。  また、リアルなグラフィックに劣らず世界観設定やストーリーが練られており、新しいエリアに行くたびにワクワクさせられました。機械獣とのバトルもアクションとロマンを兼ね備えていて、強敵とのバトルは毎回手に汗を握っていました。  DLCも当然クリアして、今はとにかく新作が楽しみです。 【2017年ゲーム大賞〜旧作部門〜】 ■サイコブレイク(PS4版)  今年は去年以上に旧作を遊べませんでした。可処分時間を仕事やアプリやそれ以外に費やすことが多く、新作を遊ぶので手一杯でしたが、また追いかけたいゲームシリーズが出来たことへの感謝として本作を挙げます。続編も面白かったです。     【2017年ゲーム大賞〜ゲーム音楽部門〜】 ■Undertale(出典:Undertale)  他にも名曲はたくさんありますが、ゲーム中一番印象に残った曲にしました。 【超面白かった】 ■ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて(PS4版)  大賞有力作でした。「正攻法」「王道」という言葉でも違和感が残るくらいの王道な内容で、テイストはそのままながら遊びやすくなっていました。面倒な要素にほとんど煩わされることなく楽しめる内容になっており、その徹底したユーザー

ゲームクリア感想95:アサシンクリードオリジンズ(PS4版)

公式サイト 本編の前作記事(シンジケート) 直近の前作記事(クロニクルロシア) シリーズ10周年本当におめでとうございます。 約5年前、秋葉原のソフ○ップのワゴンで中古980円の初代を手に取ったという出会いの仕方をした私に祝う権利があるのかと恐縮ですが、その年(2012年)から新作は全て発売日に購っているのでお許し下さい。 約4週間費やしてようやくクリアしました。この時期にアサシンクリードの記事を更新していると、今年も年末がやってきたなという感じです。 今回はダウンロード版を購入しました。UBISOFTのゲームはメンバーズポイント目当てで大抵パッケージ版にするのですが、今回は何と発売日休暇を取得して、当日の0時から遊べるというダウンロード版限定のアドバンテージを楽しみました。蓋を開けてみれば予想以上の超大ボリュームだったので、動作面からしてもダウンロード版にして正解でした。 バージョン 1.05 難易度 Normal プレイ時間 67:31:44(体感ではこの倍はあります) トロフィー取得率 72% 操作パターン オルタネート(Twitterでフォロワーの方からアドバイスを頂きデフォルトから変更しました) 今回の記事からクリア時のバージョンを記入することにしました。 【良かった点】 ◎マップの広大化に伴ったゲームプレイ面の改善 ・アイテム拾いがほぼモーション無しで超高速化(重要アイテムは長押しでそれ以外はボタン一押し) ・敵に弓の照準を合わせるとダメージ予測が出る ・大抵の地形を登れるようになり、登れる場所探しというのがほぼ無くなった ・海戦の難易度が下がった(海戦自体が少なく、本編に数回ある程度) ・狩りがしやすくなった(まとまった数で群れてる上に向こうから攻めてきてくれる) ・動物に騎乗しながらでも普段とほぼ同じアクションが可能(騎乗しながらアイテムを拾えるなど) ・フルシンクロ 完 全 撤 廃 など、快適に遊ぶための改善が加えられていて、ほとんどストレスなしで遊べました。 流石に 傑作たる4 のスタッフだけあるなという感じです。ダレがちなオープンワールドをより快適にモチベーションを保って遊べるようになっています。 基本どこでも登れるようになったのは味気なさもありますが、実際に遊

ゲームクリア感想94:サイコブレイク2(PS4版)

公式サイト はこちら(公式のご多分に漏れず重いです) 前作の記事 はこちら 結論としては 予想以上の良作 でした。致命的な欠点がないです。 前作が思いがけず気に入ってしまったので、続編も購入しました。 本来ならば二周はしてから記事を作成したい所ですが、ちょっとスケジュールの問題で一周目のみのクリア記事となります。 難易度・SURVIVAL(ノーマルに相当) クリア時間・24:43:23 トロフィー取得率・60% 操作パターン・パターンA(オーソドックスなTPS操作) 【良かった点】 ◎操作性の改善 本当にストレス皆無でした。やりすぎなくらいにキビキビと思い通りに動くので、操作ミスをしても理不尽さを感じず、ごく自然に自分のせいにできます。今作はマップが広くなったのもあり、操作面が快適なのは相当なプラス要素です。 特にアイテム取得は(かがむモーションこそあるものの)前作より素早く採取できるので、採取中に攻撃を食らうことも少なくなりました。近接攻撃でとどめを刺してそのままボタン押しっぱなしにすると、流れるような動きで採取完了するのに感動しました。 また操作パターンが二種類から選べるので、より遊びやすくなっていると思います。 私はTPSによくあるボタン配置のパターンAにしましたが、敵に急襲されたパニックで操作を誤ることも少なくなり、非常に安心感がありました。 ◎ほぼ全てのイベントがスキップ可能 おお……ついに……おお……(感動) 他のゲームではスキップ対象外になりがちな非ムービーの会話イベントも飛ばせます。 周回プレイを見越した配慮で、他のゲームにも見習って頂きたいです。 あと ローディング時間も短縮化 されています。特に鏡の出入りは相当早くなっていて、スムーズに進められます。 ◎ステルス攻略がしやすくなった エイム力が低くステルス攻略大好きな身としては、非常に嬉しい調整です。 前作だと完全ステルスは難しく(DLCはそうでもなかった)、頭数減らしくらいにしか使えなかったのですが、今作ではかなりステルス攻略がしやすくなっていて助かりました。 アサシンのごとく草むらに身を潜めたり、スキルを覚えればカバー暗殺も可能です。銃弾や回復薬に限りがあるので、その意味でもステルス攻略が有効です。 ◎オープンワー

ゲームクリア感想93:ゲットイーブン(PS4版)

公式サイト はこちら  結論から申し上げますと、今年遊んだ新作の中では最も期待外れでした。 配信日(8月18日)あたりに早々に購入したのですが、クリアは約2ヶ月後となってしまいました。 難易度:ほぼイージー プレイ時間:約10時間 トロフィー取得率:33% 【良かった点】 ◎音楽 こればかりは良かったです。スタッフを確認したら何とDLCにもかかわらずシリーズトップクラスの名曲が揃っている「アサシンクリード4自由の叫び」の Olivier Deriviere 氏(リンク先は重いですが本作の曲が試聴できます)じゃないですか!!!! この人の曲はエモーショナルで好きなのですが、本作でも聴き応えのある曲を提供しています。ゲームの演出でも楽曲が効果的に使われており、特に墓場ステージで流れる曲のギャップには驚きました。 ○声優の演技 ローカライズは字幕のみ ですが、原語声優の演技が素晴らしかったので特に気になりませんでした。 ○ダッシュ無限 この類のストーリー主体ゲームにしては珍しく主人公の足が速く(バトルがあるせい?)、移動のストレスが少ないのに安堵しました。 ○コーナーガンが新鮮 コーナーガンを操作するのは本作が初めてだったので新鮮でした。R1で銃口を右、L1で左に曲げて遮蔽物の陰から攻撃できます。スマートフォンを接続してモニター(?)のように使うので、曲がった先の様子もばっちり窺えます。 私の腕が悪く、あまり機能を活かせませんでしたが…… 【気になった点】 ×引くくらいストーリーがつまらない これが本当に致命的でした。 驚くほど魅力のないキャラクターに、既視感ばかりを覚えるつぎはぎの世界観。 「別にこの人たちの先行きを追う気になれないな」と思いながら進めてゆくと、やはりこれといった盛り上がりどころもなく進み、後半に多少持ち直してエンディングを迎えました。 スリラーなのかホラーなのか推理ものなのか世界観が判然とせず、一向に軸が定まらないイメージでした。個人的にはエンディングも釈然としません。 キャラクターも記号的で、しかもほぼ全員が身勝手で不快なタイプ。モブ兵士の何気ない会話のほうがよっぽど個性が現れていました。 公式サイトや公式動画は本当に上手く作ってあると思います。あれから本編の単調さを察せよ

ゲームクリア感想92:BEYOND:Two Souls(PS4版)

今回から公式サイトのリンクを最初に貼ることにしました (私の悪文だと要領を得ないことが多々あると思うので)。 ゲーム公式サイトはこちら PS4版公式サイトはこちら 買うだけ買った旧作ゲームが夏休み帰省ラッシュの東名高速道路ばりの渋滞を起こしていましたが、ようやく手を付けられました。 約4年前のPS3版の発売当時に購入を検討していたのですが、賛否両論な評価に気後れしてしまい、いつか買おうと思っている内にPS4版が発売され、それでも迷っている内にセール対象となったので、これはチャンスと思い購入しました。 二周ほどプレイした結果、かなりお気に入りのゲームになりました。 同開発スタジオの前作「HEAVY RAIN〜心の軋むとき〜」よりも好みです。 難易度:一周目は「カジュアルゲーマー」かつ、オリジナルのエピソード順で開始。 二周目は「カジュアルゲーマー」と「コアゲーマー」を使い分け、時系列順で開始。 プレイ時間:約20時間(二周) トロフィー取得率:69% エンディングは全種類見たつもりですが、対象トロフィーが取得できていないので何か逃しているようです。 【良かった点】 ◎QTEに自然と感情がこもるストーリーテリング 悪しきシステムとして名を高めすぎ、最近では減少傾向になるQTE。 私も特に好きではなく、システムらしいシステムがQTEくらいしか無いのも、購入を躊躇していた一要因でした。 しかし結局は演出や使い方次第だと考えを改めさせられました。 人間の死生観をテーマにしたストーリーは予想以上に重く、これは心身ともに健康な時じゃないと辛いものがあるなぁと思いながら進めていました。 海外開発のゲームなのに、まるで日本の90年代の露悪的トレンディドラマの如く主人公に不幸が降りかかり、プレイ中は「空と君のあいだに/中島みゆき」がイメージソングとして鳴り響く始末(思えばHEAVY RAINもキツいストーリーでした。あれで元から苦手だった冤罪モノが更に無理になりました)。 そんなストーリーに練り込まれたQTEは、ただボタンを押すだけ、スティックを倒すだけなのに、 気がついたら指先に力を込めている没入感 がありました。 誕生パーティーのエピソードでは主人公のジョディに感情移入しすぎて、操作できるポイントが見当たらなくなる

ゲームクリア感想91:アンチャーテッド 古代神の秘宝

前作の記事はこちら 前作のデラックスエディション(初回生産限定)を購入していたので、無事に無料でダウンロードできました(本作の元は、デラックスエディションのシーズンパスに含まれていたDLCの予定だったが、スタンドアローン作品としての発売に変更されたという背景があり、デラックスエディション購入者は引き継ぎコードの使用で無料ダウンロードできます)。 今は難易度プロで、2周目をチャプター4まで進めています。 クリア時間:約11時間(放置もあったので実質9時間) 難易度:中級(エイムアシストあり) トロフィー取得率:37% 【良かった点】 ◎前作の良かった点は全部そのまま  何か改悪された点は一切なく、期待通りかあるいは期待以上に遊べること請け合いです。私もボリュームには期待していませんでしたが、前作ほどではないにせよそれなりの長さがあって楽しめました。  中でも、周回プレイの親切さがそのままなのは良かったです。 ◎宝物の回収が楽になった  このシリーズの収集要素である「宝物」は、コンプリートを目指すとほぼ攻略情報必須なのですが、今作では「女王のルビー」というアイテムのお陰で取りこぼしが少なくなりました。近くに宝物があると音が鳴って知らせてくれるアイテムで、設定でオンオフの切替可能、周回でも使用可能という親切設計です。  このシリーズの宝物はなんてことのない道端に落ちていたりするので、もしシリーズが続くなら今後も続投して欲しい所です。 ◯人間関係描写の巧みさ  ライターの力量の高さを感じました。主人公と相棒は始めこそビジネスライクな関係なのですが、冒険の中で信頼関係を築き上げていきます。この、人間が段階的に距離を縮めて親密になってゆく描き方が自然かつ巧みでした。 ◯オンライントロフィー無し  その代わりに少々面倒な条件のものが多いですが、オンライン対戦をしなくてもプラチナトロフィーを取得できる可能性が提示されているだけで満足です。 【気になった点】 △デフォルト設定のカメラが目に悪すぎる  カメラが近いのと感度が高すぎるのが合わさって、少し回転させただけでグルンと激しく回ってしまうので、ゲームを始めた時は目の痛みに耐えながら設定を変えました。製作者は目が強すぎる。 △現行システムへの飽き  贅沢

ゲームクリア感想90:Undertale(PS4版)

いずれ遊ぶ日に備えてネタバレを封印していました。 機種:Playstation4 クリア時間:約5時間30分(一周目) トロフィー取得率:100%(プラチナ) 【良かった点】 ◎音楽  これは本当に素晴らしかったです。今年に入ってから遊んだゲームは音楽面がやや物足りなかったのもあり、久々にゲーム音楽らしい曲を聴いた気がします。  購入したサウンドトラックを聴きながら本記事の更新作業をしています。 ◎ストーリー・演出  ローカライズが秀逸なのもあり、短いプレイ時間ながらとても楽しめました。 特に戦闘中の演出はアイデアに満ち溢れていて、これを思いつくだけでも凄いのに、それをゲームに実装してしまう開発力に驚きました。  ストーリーは内心「しゃらくせぇ! 」という気持ちも湧きましたが、終盤の展開は音楽・演出と相まって感動しました。   (2017/9/16追記) また、二周目は不殺ルートで進めたのですが、この先もずっと記憶に残るような展開で、やって良かったと思いました。 ( 追記終了) ◎ローディング  ローディングという概念を忘れてしまうレベルで無いです。 実質発生していないようなもの。 ◎プラチナトロフィーの取りやすさ  早い人なら初周でも3時間くらいで取得できます。 コレクターにはオススメ。PS系ゲームの中でも屈指の取得しやすさです。 ◯キャラクター  美麗イラストで描かれる美形キャラクターがいなくてもゲームは作れるんだよなという、至極当然のことを再認識させられました。そういったキャラクター造形に慣れきってしまったので、それぞれが個性的な本作のキャラクターはとても新鮮に映りました。 (2017/9/16追記) ◯スキップ機能の多さ  短いゲームにも関わらず、長いイベントやボス戦の前には会話スキップが実装されていて、かなり親切です。このお陰で気楽にリトライできます。 (追記終了) 【気になった点】 △戦闘  コマンド戦闘とシューティングの要素を合わせた画期的なシステムで、かといって複雑なものは何もなく、直感的に遊べます。  自分のターンはバーの目押しで攻撃を当て、敵のターンはシューティングの要領

ゲームクリア感想89:ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて(PS4版)

「圧倒的完成度」 でした。  完全にドラゴンクエストを侮っていました。 発売前は世界観もキャラクターもシステムもピンと来ず「2017年にもなって“まもののむれを やっつけた!"ですか……何だか主人公のビジュアルも好みじゃないし、仲間もかつてないほどモブ感が凄いし、さほどそそられないな」と冷めた気持ちもあったのですが、それは間違いでした。  9と10以外のナンバリングを遊んできましたが、その中でもトップクラスの内容でした。「定価の元は取れた」という域を越えて、そもそも買ったことすら忘れるレベルで没頭してしまいました。とにかく遊びやすく、ストーリーの先も気になるのでモリモリと遊び、モリモリと時間を費やしました。  とにかく 「総合力」 が高い。力の入れ所を誤らず、しっかり全体の流れを見ながら製作されたんだなと思います。面倒くさい要素が皆無とは言いませんが、ストーリーを追うだけならびっくりするほどサクサク進めます。  DQの代名詞である「レベル上げ」も、数えるほどしかしませんでした。回復アイテムも余るほど手に入る上、本編だけなら難易度も低めだと感じました。  普段なら【まとめ】に書く所ですが、先に書きます。 近年のPS4ソフトでは、 ペルソナ5 、 ホライゾンゼロドーン あたりと並んで超おすすめです。「コマンド戦闘がどうしても耐えられない!」「キャラデザインが苦手!」などでない限り、買えばほぼ確実に楽しく長く遊べます。 機種:Playstation 4 クリア時間:本編は約106時間。寝落ちや放置を差し引くと90時間ほど。 トロフィー取得率:60% スタメンは、主人公・カミュ・ベロニカの3人で、あと1枠は適宜入れ替えています。 【良かった点】 ◎ストーリー 5回くらい泣きかけました。 この回数は全RPGでも最高記録でした。ネタバレが手痛い内容なので詳細は語りませんが「ドラクエのストーリーは歳を取ってからの方が感動する」という先人の言葉がようやく理解できました。 「勇者と魔王」という古典的な題材を、賢しらぶったメタ視点や臆病なおふざけではなく、ちゃんと完結する一本のストーリーとして書き上げたのは流石です。他作品の多くの「勇者と魔王」は大抵一捻り二捻りアレンジされ、そのアレンジ自体がありふれているから逆に見飽

ゲームクリア感想88:サイコブレイク(PS4版)

 発売当時は買う気でいましたが、購入直後の評価に気後れしてスルーしてしまい、その内にすっかり関心が薄れていました。  しかし、今年のPS StoreのDAYS OF PLAYセールで90%OFF(787円)という破格の安値で販売されていたので飛びつきました。  最近PS Storeの値引きが激しくて積みが増える一方です。  実際に遊んだら予想以上に長く楽しめ、ストーリーも気になるので全3種類のストーリーDLCまでクリアしてしまいました。 機種:Playstation4 クリア時間:26時間59分21秒 (本編のみ。DLCは合計して+10時間くらい) 難易度:Normalで開始して、中盤から最低難易度のCasualに変更。 トロフィー取得率:40% (DLC1とDLC2は84%、DLC3は30%) ゴアモードは導入していません。 また、画面のレターボックス(上下黒帯のアレ)も、ゲーム開始時にOPTIONで消しました。 【良かった点】 ◎最初から最後まで緩急を保った、濃厚なホラー要素  このゲームを完全に侮っていました。 ホラーゲームにもすっかり慣れたと思い込んでいた自分のおごりに気が付かせてくれました。ホラーゲーム初見プレイによくある「怖すぎて安全地帯から出られない」という状況が頻発しました。 「何か起こりそう(起こらないで欲しい)」と「起こってしまった(パニック状態)」 「少しは明るい(つかの間の安らぎ)」と「暗い(怖すぎる)」  などの緩急の付け方が巧みで、それも序盤だけではなく終盤まで息切れせずに恐怖のクオリティを保っています。また、こうなったら嫌だなという展開はほとんど詰め込まれていて、予想は出来ても演出が上手いので緊張感があります。  敵も一体一体が個性的で、絶対近寄って欲しくないタイプが揃っています。しかも強いし、死亡時演出も残酷なので雑魚一体と対峙するだけでも緊張感がありました。  ホラーゲームは後半になると、こちら側の慣れやホラー演出の頻度低下などで、中盤頃までにはあった緩急の波が穏やかになってしまい、それが後半の単調さ・ちょっと期待してたのと違う感に繋がったりもするのですが、本作はかなり工夫が行き届いており、飽きをを感じさせない丁寧

ゲームクリア感想87:アンティルドーン〜惨劇の山荘〜

今年の3月頃のPS Storeのセールで買いました。100円で。 発売当時は評判の悪さでスルーしていたのですが、この値段ならということで。 機種:Playstation 4 クリア時間:約10時間 トロフィー取得率:70% 【良かった点】 ◯ローディング待ち時間がない  イベントやムービーが多く、移動速度も遅いのでローディング時間を十分に確保できたのだと思いますが、ただでさえ操作時間が少ないゲームなので、可能な限り非操作時間を減らそうとした工夫が窺えました。 ◯臨場感ある雪山の描写  ゲームにおいて雪山というと処理オチ常連のイメージがありました。 しかし本作では処理オチもなく、なかなか高精細なグラフィックで再現された雪山を歩けるので臨場感がありました。  個人的には、明け方のほのかに不穏さを残した雰囲気が好きです。夜中のロッジの窓から差し込む月光も捨てがたい。 ◯出演俳優と日本語吹替の良さ  正直なところ、話自体は序盤で読めてしまいました。 かといって先が気にならなくなった訳でもなくエンディングまで楽しめましたが、この悪くもなければ特別良いという気もしないストーリーを盛り上げたのは、俳優と日本語吹替声優陣の名演、それに翻訳スタッフの腕によるところがかなり大きいと思います。  日本語吹替は本当にピッタリで、ローカライズの質は高いです。主要登場人物の8人がまた自分勝手な若者集団で、自分たちが招いた事態に何の反省もなく、ただ悪態をついて廻るだけというホラーにありがちな輩(マシなのが数人いるだけ)なんですが、演技の巧みさもあって、本当に隣で喚かれているようなイライラすら感じました。 【気になった点】 ×嫌がらせに近い周回プレイのしずらさ   ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(溜息)  本作のレビューで散々指摘される不満

ゲームクリア感想86:PREY(PS4版)

 暗い書き出しで申し訳ありません。 開発はArkene Studiosということで、少々の不安を抱きながら購入しました。  と言うのも、私は同開発元の代表作、 ディスオナード が見事に合わなくて、今作の世界観やゲーム性に魅力を感じながらも、店頭でもちょっと悩んでからレジに持っていきました。  そして、最終的にはお気に入りの一作となりました。 私がディスオナードに感じていた「自由度が高すぎる故の単調さ」みたいなものは無く、一周目はダレること無くエンディングまで到達できました。そして、トロフィーと別エンディングのため、すぐに二周目を開始し、思った以上に楽しめたゲームとなりました。 勿論不満な点もありますが……(後述) 機種:Playstation 4 クリア時間:(一周目)40時間21分 (2周目)21時間29分 ※ゲーム内「キャンペーン合計時間」では(一周目)14時間8分 (二周目)4時間22分。 因みに一周目は人間の能力中心に習得、二周目はティフォンの能力のみ習得しました。 難易度:(一周目)ノーマル (二周目)イージー トロフィー取得率:68% 【良かった点】 ◎収集すればするほど有利になるゲーム性  探索厨としては非常に嬉しい仕様でした。 紙くずからハンドガンまで、ゲーム内で拾える(イベントアイテム除く)ほぼ全てのアイテムが漏れなく素材にリサイクル可能なので、無駄なアイテムというのが存在しません。 Fallout4 に一番近いですが、あれをもっと簡潔に解りやすくした感じです。  リサイクルは特定の場所にある「リサイクラー」でリサイクル可能。 そうして得た素材は「分子成形機」という機械で、設計図を入手済みの各種アイテムに換えられます。 この2つは大抵近い場所に位置しているので「リサイクラー」で不用品を素材にして「分子成形機」でアイテムに換える、というのがアイテム入手の基本となります。  これをこまめに行うだけで、ゲームがグッと有利になります。 と言うのも、なんとゲーム内で「ニューロモッドの設計図」が手に入るからです。 この「ニューロモッド」はスキルを習得するために必要なアイテムで、素材さえ足りていれば、なんとこれを中盤あたりから 大量生産 できてしまいます!!!!!  

ゲームクリア感想85:ファイアーエムブレムエコーズ もうひとりの英雄王

シリーズ他作品の記事は↓から 新・紋章の謎の記事 if暗夜王国の記事 VC版トラキア776の記事 幻影異聞録#FEの記事 「ゲーム業界の火薬庫」「任天堂の実験場」 の異名を取るまでになったファイアーエムブレムシリーズの最新作です。ファミコンで発売された「外伝」のリメイク作となります。  (ちなみに、今年2月に配信されたヒーローズも続けています) サントラ付きのLIMITED EDITIONを予約購入して、発売日に入手しました。 前作ほどではないにせよ、レジに持っていく人が多くて、人気も盤石のものになったものだという感慨深さを2年ぶりに味わいました。 リメイク元の外伝は未プレイです。 機種:3DS クリア時間:47時間 難易度:ハード/カジュアル DLC (リンク先音声注意)は無料配信全て、第1弾と第2弾を全て、第三弾を1つの計12利用しました。 【良かった点】 ◎ようやくのストーリー面改善  作品を重ねる度に悪化していた(幻影異聞録#FEは除く)ストーリーが、ここにきてやっと改善されました。  外伝という下敷きがあるにしても上手くまとまっていて、 しっかりと「お話」になっています。 違和感や不快感はほとんど感じませんでした。  新規キャラクターも話に溶け込んでおり、浮いている感じもありません。  もうファイアーエムブレムのストーリーは完全に諦めていましたが、本当にようやく是正されたという感動があります。  このクオリティを今後も保って欲しいところです。 ◎各種演出面が強化  フルボイスになったことの効果は意外と大きかったです。 声優の演技力が全体的に高いのでストーリー自体に集中できますし、より印象深くなりました。イベントや戦闘も盛り上がります。  特に新規キャラのベルクトの演技は素晴らしかったです。  他、リザルト画面や食事、更には近くのキャラクターが必殺で敵を倒した時など、隙あらば喋りだすので、これまでのシリーズに比べると新鮮味があります。  もう一つ、戦闘カメラワークも多様になりました。 主観カメラこそ廃止されてしまいましたが、その分細かく切り替わるようになって迫力が出ました。  あと戦闘演出も増えました。 キャラクターごとに戦闘後の固有モーションがあったり、

ゲームクリア感想84:フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと(PS4版)

 原題:What Remains of Edith Finch  正直、強い関心を抱いていたタイトルではありませんでした。 しかし、これといった予定のないゴールデンウィークなのだから、多少財布の紐を緩めて新作ゲームを遊ぼうという機運が高まり、配信されたばかりの本作をダウンロード購入しました。  ゲームとしては、 Gone Home や 幸福な消失 あたりに近いストーリー主導の探索ゲームで、例に漏れず価格設定とボリュームは控えめです。  余談ですが、こうしたジャンルは「忙しいけど腰を据えてゲームをしたい」「10連ガチャや基本無料にも飽きたけど、オープンワールドは疲れる」みたいな日本人に向いていると思っています。なのでPS Storeあたりで「平日夜でもお手軽に遊べる! 忙しい人向けDLゲームキャンペーン! 」を展開するといいのでは? と妄想しています。  もっとも、仕事に忙殺される社会状況を是正するのが先ですが…… 機種:      PS4(ダウンロード版) クリア時間:   4時間くらい トロフィー取得率:95% 【良かった点】 ◎ゲーム内の演出  「すごいアイデアを実現できる人たちがいるんだなぁ」と脱帽しました。 序盤はそうでもないのですが、中盤から、他の製作者が思いつかない、または、思いついても実装を諦めたような演出が増えて、そのセンスに驚きました。 「え、ここで動かせるの!? 」の連続です。 それも奇を衒うだけの演出ではなく、ストーリーにおいて必然性を感じられるので、違和感なく受け入れられました。 ◎字幕表現(日本語ローカライズ)  このゲームについて調べると、ほぼ必ず字幕表現について言及されています。 実際に体験すると、ちょっとした新感覚でした。たまに表示場所を見失いますが……    また、このローカライズが非常に凝っており、ゲームの雰囲気を壊さず、かつ読みやすく収めているのに感動しました。凄く手間がかかっただろうなと思います。  なので、やや固い口調だったり、句読点が不足していたりしても、さほどマイナスには感じませんでした。 ◯余韻を残すストーリー 開始直後「おっ、いかにも"意識高い系ゲーム"って感じの始まり方ですな。この手のゲームはストーリー

ゲームクリア感想83:デウスエクス マンカインドディバイテッド(PS4版)

前作の記事はこちら 予約開始とほぼ同時にダウンロード版を予約するくらいの期待作でした。 前作はなかなかにハマったので、正統続編である今作が発表された時は本当に嬉しかったです。トレーラーに至っては何回も観ました。 機種:      PS4(ダウンロード版) クリア時間:   40時間くらい 難易度:     ストーリー重視(easy相当) トロフィー取得率:17% 【良かった点】 ◎(日本語版のみ)ローカライズの充実 スクウェア・エニックスはどういう訳か、このシリーズのローカライズにかなり注力していて、前作はその充実ぶりに感心しました。今作でも、モブまでしっかり日本語吹替されているので安心です。ゲームデザイン上、チェコ語で話すモブはそのままですが、それにも字幕対応があります。  主人公の声は相変わらず格好いいです。 ◎ニューゲーム引き継ぎが可能になった 前作にこそ欲しかったですが、無事新作で実装されて良かったです。 ◯探索・攻略の自由さ 売りにしているだけあって、ステージ攻略は常に色々な選択肢が取れます。 ハッキングとステルスを駆使してノーキルで進むか、テイクダウンを駆使して障害を除きながら進むか、遠距離狙撃で頭数を減らして進むか、正面突破で進むか、これらを組み合わせて進むか、好きな方向性で攻略できます。ステージが広くないぶん、取れるアプローチで広がりを出しているイメージです。  私はトロフィー取得のために全編ノーキルを目指していたので、ハッキングとステルス、たまにテイクダウンで敵を倒しながら進めました。  また、前作ではメールやebookなどのテキスト類を探索して集めるのが好きだったのですが、その楽しさもしっかり受け継がれていました。 ◯ストーリー面 まず、ゲーム内でいつでも前作のダイジェスト動画が観られるので、前作未プレイでもさほど問題なく世界観を掴めると思います。私もほとんど忘れていたので、この配慮は助かりました。  そしてメインストーリーは、ゲーム序盤で発生した事件の真犯人を追うという流れになりますが、差別や偏向報道、警察の支配やテロリズム、人間の進化の是非などの現代的なメッセージ性が込められていて、それなりに思う所のある内容でした。  また、ゲーム進行に伴って街の状況が変化していくのが面白か

ゲームクリア感想82:ホライゾン ゼロドーン

再び一大事です。 この「作品」は 「事件」 です。 ペルソナ5 の記事と似た書き出しとなりましたが、それだけ絶賛せねばならない使命感を抱えながらこの文章を書いています。  これもペルソナ5と同じで、発表時こそ即購入決定レベルの強い期待を寄せていたものの、情報が公開されるにつれ「自分向きではないかもしれない」という不安ばかりが高まってしまい、発売日を迎えてもまだ購入を迷っていました。  翌日、購入を決意して店に寄ったら売り切れており(洋ゲーが売り切れていたのを初めて見た)、それによりますます購入意欲が煽られ、その日のうちにダウンロード版を購入しました。結果的には 大正解でした。 そしてクリアした今、こんな良作を世に出した制作陣への感謝が溢れて止まりません。 Guerrilla Gamesのソフトはキルゾーン2の体験版を開始3分で詰んだだけの経験しかなかったのですが、今作でファンになりました。 機種:       PS4(ダウンロード版) クリア時間:    約70時間?(サブクエストや収集要素一通りクリア) トロフィー収集率: 84%(プラチナトロフィー獲得目指し中) 難易度:      ノーマル 【良かった点】 ◎◎一段階進化したオープンワールド これは私の中で画期的なのですが、オープンワールドに感じる 「面倒臭さ」がほとんど無いです。 これまでの同系統のゲームでは、面白くても移動やロードが長いなどを受け容れた上で楽しんでいたのですが、今作ではほぼ全ての要素が快適かつ面白かったです。 移動…超快適です。走るのも速い上にスタミナ切れなしで、乗り物に乗らなくても全く困りません。崖登りもスイスイ登れて、この手のゲームの中では最速レベルです。その割にモーションが自然なのであんまり違和感がないです。  ファストトラベルも特定のアイテム購入まではアイテム制ですが、豊富に手に入るのでこちらも困りませんでした。安価で買えるので実質無制限みたいなものです。 ロード…ダウンロード版なのもあるかも知れませんが、そんなに長く感じたことはないです。フィールドも街もダンジョンも全てシームレスなので、イベントとコンティニュー以外でロードに煩わされることはありませんでした。 その他快適な面… ☆スキル取得や売買などは、誤操作防止の為「選