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【まとめ】2021年個人的ゲーム大賞&遊んだゲーム振り返り

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 今年もまたこの時期ですね。一年365日の体験経過時間が年々早まるばかりで、以前は一大作業だったこのまとめ記事作成も、開始当初に比べれば練度が高まってきました。といっても大掛かりな変化はありませんが……  例年に比べて文章量が少なめな傾向にあります。気になった作品はリンクから作品記事に飛んで頂ければと思います。今回リンクが多めになったので、もしかしたら読み込みが重いかも知れません。すみません。 過去分は下記のページにまとめています。 年間まとめ 導入が寂しいので、歴代受賞リストだけ掲載しておきます。 【歴代受賞作〜新作部門〜】 2010年 ゼノブレイド(Wii版) 2011年 ファイナルファンタジー13-2(PS3版) 2012年 ペルソナ4 ザ・ゴールデン(PS VITA版) 2013年 ファークライ3(XBOX 360版) 2014年 シアトリズムファイナルファンタジー カーテンコール 2015年 ファイアーエムブレムif 暗夜王国 2016年 ペルソナ5(PS4版) 2017年 ホライゾンゼロドーン(PS4版) 2018年 Detroit:Become Human(PS4版) 2019年 ファイアーエムブレム 風花雪月 2020年 ラストオブアス パート2 【歴代受賞作〜旧作部門〜】 2010年 なし 2011年 アランウェイク(XBOX 360版) 2012年 アサシンクリード ブラザーフッド(PS3版) 2013年 インファマス2 2014年 The Elder Scrolls V:Skyrim(XBOX 360版) 2015年 マスエフェクト3(XBOX 360版) 2016年 ドラゴンエイジ インクイジション(PS4版) 2017年 サイコブレイク(PS4版) 2018年 ウルフェンシュタイン2:ザニューコロッサス(PS4版) 2019年 ワンダと巨像(PS4版) 2020年 十三機兵防衛圏 (PS4版) 【歴代受賞作〜音楽部門〜】 2012年 ファイアーエムブレム 覚醒 2013年 ライトニングリターンズ ファイナルファンタジー13(PS3版) 2014年 ペルソナQ シャドウオブザラビリンス 2015年 ゼノブレイドクロス 2016年 幻影異聞録#FE     スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness(PS4版)

ゲームクリア感想180_戦場のフーガ(PS4版)

  公式サイトは こちら  告白します。サイバーコネクトツーのゲームを人生で初めてクリアしました。最後に遊んだのがアスラズラースの体験版なので、実にそれ以来となります。  なにか思うところがあった訳ではなく、タイミングや同社の人気作品のゲームジャンル(版権格闘ゲームなど)などが個人的に縁遠かったというだけでしたが、結果としてはクリアして大満足でした!   あと一作くらいは今年発売の新作をクリアしておきたいという目標も叶ったので、良い年末となりそうです。 【主なプレイ環境】 ハード PlayStation 4 バージョン 1.10 難易度 設定なし クリア時間 65:48:04(約2周と少し。放置を抜くと実質50時間くらい) トロフィー取得率 100%(プラチナ取得) 【良かった点】 ◎難易度高めだが適度なバランスの戦闘  愛嬌のあるケモノキャラクターとは裏腹に、戦闘は序盤からなかなか硬派。 コマンド選択式のRPGバトルですが、シンプルながらも退屈しません。  とにかく敵からの一撃が重く、一挙手一投足に頭を使わないと、判断ミスの積み重ねで雑魚戦ですら壊滅的な状況に陥りがち。  HP大幅減→バッドステータス誘発→立て直しに忙しくジリ貧というパターンが一番多く、なんとかその戦闘を乗り越えても、落ち込んだ仲間の激励や怪我をした仲間の回復でAP(行動ポイント)を消費してしまい、親密度上げなどの育成が遅れ……という悪循環です。特に序盤から中盤にかけてはソウルキャノン(キャラクターの永久ロストと引き換えにボス即死)使用の誘惑に駆られがちでした。  とはいえあまり警戒しすぎる必要はなく、親密度が足りなくても必殺技の効力が落ちるくらいで大幅な影響はありませんし、攻略ルートを難易度別に選択できるので、その時その時の状況を見て進めばクリアには支障ありません。  ゲーム終盤まで来ると、こちらのプレイ練度と敵の強さが程よいバランスとなるので戦闘でダレることもなく、そのあたりも巧いと思いました。 ◎充実した二周目引き継ぎ  二周目は仲間の加入タイミング以外ほぼ全てを引き継げます。 クリア直後の状態からそのまま再開されると捉えてOKです。そしてオープニングのチュートリアルを飛ばした地点から再開されるのですぐに操作に戻れます。  加えて、二周目以降限定のドキュメントや、ターボ移動(高速移動)などの

ゲームクリア感想179_2064:Read Only Memories(PS4版)

公式サイトは こちら  ※ポータルサイト いきなりですが、本記事で語るPS4版はおすすめしません。 今なら 追加要素のあるSwitch版 が良いと思います。  購入から実に2年ぶりのクリアとなりました。 当時は、不具合なのかチャプター5でどうやっても次へ進むフラグが立たずにクリアを断念したものの、セーブデータだけは残っていたので積みゲー崩しの一環で再挑戦。といっても該当セーブデータを誤ってチャプター2の別データで上書きしてしまったので、そこからやり直しました。復習にはちょうどよかったです。 しかし割と否定的な感想になってしまいました。自分に合う気がしたのですが…… 【主なプレイ環境】 ハード PlayStation 4 バージョン 1.01 難易度 設定なし クリア時間 約10時間 トロフィー取得率 44% 【良かった点】 ◎豊富かつ軽妙洒脱なテキスト  とにかくテキストのパターンが膨大で、なんでもない観葉植物オブジェクトにすらよく語彙が尽きないな…と感心するレベルの分量が割かれています。それだけ世界観が緻密に作られていることに感心しました。 ◎日本語ローカライズ  キャラクターのイメージそのままの訳で、読み進めるのにまったく違和感がなかったです。 膨大なテキスト量にかかわらずいずれも丁寧で、僅かな誤字があるくらい。 【気になった点】 ×キーレスポンスが鈍い  ポイント&クリック要素があるゲームでは許容し難いレスポンスの悪さ。しかも文章パターンが最低でも2種類、多いものでは6とか10パターンあるので、どんなに面白いテキストでもやがてストレスが勝りました。  オブジェクトを調べて文章をスキップできるまで2秒程度、と書くとそこまで深刻ではないように思えるでしょうが、文章量の多いゲームなので、このレスポンスの悪さが蓄積して探索意欲を削いできます。  しかもアイテム使用を除けば「見る」「触る」「話しかける」の3アクションあり、それぞれ2パターンかそれ以上あるので、なんでもないオブジェクトひとつ調べるだけで予想以上に時間がかかります。  仮に全ドリンク完飲のトロフィーを狙うなら、バーテンダーに話しかけてからアイテム欄で使用して飲むまで一杯約1分。全ドリンクだと約一時間の作業になります。  あと、ゲームスタート時の名前入力がうまく反応しない不具合があり、その段階でプレイを断念す

ゲームクリア感想178_Last Stop(PS4版)

公式サイトは こちら  ※PS Store あと3時間で30%オフのセール終了!!! (2021/11/29時点) ※因みにSwitch版とSteam版のセールも同様で、XBOX Series版はもとからゲーパス入りらしいです。  セール終了間際なので端的に言うと、動かせる海外ドラマです。Netflixの「ブラックミラー」がノリとしては近い気もしますがあそこまでブラックではないです。  会話選択と簡単なQTEで進み、ゲームオーバーは存在しません。 このゲームも今年 8 月の日本語版配信タイミングで目をつけ、最近購入しました。それにしても凄いペースで積みゲーが崩れていきますね…一作ごとにちゃんと味わっているつもりですが、この動きも折り返し地点なので、そろそろじっくりモードに入りそうです。  余談ですが、年末年始はゲーム以外にも慌ただしいので、休みがあっても意外とゲームが進まなかったりしますよね。 【主なプレイ環境】 ハード PlayStation 4 バージョン 1.01 難易度 設定なし クリア時間 約7~8時間 トロフィー取得率 93% 【良かった点】 ◎予想よりも痛々しいストーリー 「すこしふしぎなイギリス怪異譚」みたいなゆるふわな展開を想像していたのですが、話は予想以上に深刻でした……中盤くらいまではまだまだ日常というノリですが、途中からどんどん不穏さが増し、急展開からのエンディングはどれも無傷では終わらない理不尽さ、不条理さがあり。  それでも主要な伏線回収はエンディングまでにほぼ全て終わるので、物足りなさはなかったです。海外ドラマ風なのに、続編匂わせなしの完結型なのも好感を抱きました。  意識が高そうなイメージに対し、ブラックジョークや下ネタがそこそこあるのでちょっと人を選ぶかも知れません。全体的にはエンターテイメント寄りで、少なくとも一周目は退屈しないと思います。  周回で言うと、二周目を遊ぶと最終チャプターを示唆する伏線がさりげない箇所にあったりするのも面白いです。 ◎洗練された演出  まず最初に感動したのはPS4コントローラーの振動加減でした。4DXクラス…とまでは言いすぎだとしても、ここまで直感的なものはあまりないと思います。状況に合致した絶妙な振動加減なので掌が心地よい。  頻繁に切り替わるカメラワークもドラマチック。 そして秀逸なのが、移動中の

ゲームクリア感想177_Road 96(Switch版)

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公式サイトは こちら ※My Nintendo Store 2021年のINDIE Live Expo Awards 大賞受賞 作品。  今年8月頃、Switch版配信前の紹介記事で内容に惹かれて体験版プレイからの購入。 と言っても実際に製品版に手を付けられたのは約3ヶ月後の今になってしまいました。  積みゲー崩しは来年初頭までまだまだ続く予定ですが、 正直なところ、自分の筆力不足でブログ記事自体がマンネリに堕していると感じており、何とかしたいなと思っています。 もうちょっと物語的な文体にしても良いのでは? と何年も前から考えています。しかしながら、やたら衒学的だったり詩的だったりする文章は「自分で読み返したときに恥ずかしい」という理由でなかなか手を出せず、結局報告書じみた文字通りのログを蓄積させてゆく一方。  しかし、元はと言えば自分の記録を取るために始めたので、深く考えずこのままで良い気もします。  感想記事だけではなく、なにかコンセプトに沿った記事を作成するのもアリとは思いますが、その作成時間をゲームプレイに充てたいのが率直なところで、ひとまず基本方針はログ取り、というスタイルで続けていこうかと考えています。 【主なプレイ環境】 ハード Nintendo Switch バージョン 1.03 難易度 設定なし クリア時間 約12時間(2周) 【良かった点】 ◎旅情と一期一会のストーリー  名なし顔なしの若者となり、未来のない国を出るため国境を超える、というのが最終目標で、それまでの道のりは自由です。 ヒッチハイクでもバスでも徒歩でも、残金や体力と相談して好きな方法を選べます。自動生成の技術を用いているらしく、どの移動手段を選んでも同じイベントが被ることは滅多にないので(イベント全消化したあとの汎用イベントっぽいのは除く)、ゲーム内のヘルプメッセージで表示される通り一期一会の新鮮な道中になります。この技術、素人がどう想像しても複雑の極みで、製作は相当大変だっただろうなということだけが理解できます。  そして素晴らしいのが良く再現された「一人旅感」です。 車内での会話が途絶え、車の走行音とカセットテープの音楽だけが響く中でぼんやり夕暮れの車窓を眺めたり、それに飽きたら休んで、目が覚めたら少し景色が変わっていたり……グラフィックは最先端といかずとも、旅の雰囲気は十分す

ゲームクリア感想176_To the Moon(Switch版)

公式サイトは こちら ※My Nintendo Store  2021年の残りは積みゲーを崩すのに専念しようかと考えています。 例年ならホリデーシーズンで、大作ゲームラッシュの時期なのですが今年はそこまで惹かれるものがなく、過去と向き合うことにしました。  そして、これもずっと気になっていたゲームで、ゲームボリュームも控えめそうなのでこの機会に遊ぼうと思い購入しました。 【主なプレイ環境】 ハード Nintendo Switch バージョン 1.8 難易度 設定なし クリア時間 約4時間 【良かった点】 ◎良質なBGM  ゲームを初めてすぐに引き込まれました。作中のシーンを思い出そうとすると必ずピアノの旋律がセットで付いてきます。  一番好きなのはスタッフロールの入り方で、ああやって「繋げて」くるのは雰囲気から予想できるものの、いざ聴くとやっぱり心揺さぶられました…… ○ストーリー  冷静に振り返ると思うところも残りますが、なんだかんだ感動しました。 もちろん現実の問題と向き合う生き方のほうが圧倒的に正しいものの、最近はその正しさにも疲れ出してしまったのが正直なところで、個人的にはタイムリーに突き刺さる内容でした。  作中で依頼者が口にする「報われたらいけないのか?(超アバウト)」という本音は誰にも否定できないと言うか、現実から去る時くらい現実逃避したっていいだろと思いました。今際の際になってようやくそれが叶うと考えたら、やっぱり感動のエンディングだったと思います。確かな報いもなく、人間の身で他の人間を支え続けるのは相当な負担ですから…… 【気になった点】 △判定がやや雑  オブジェクトがを調べる際、位置取りにまごつくことが多かったです。 特にオブジェクトが隣接しているとなかなか目的のものに触れられず。 △メメント(パズル要素)の頻度が細かい  細切れに単調なパズルをこなしていくので、途中から若干ダレてしまいました。 ゲーム終盤まで続くわけでなく、ストーリーの途中で完了するのが救い。 【まとめ】  約3~4時間でとても豊かな体験を得られました。 最先端の3Dゲームなどを続けていると、こうしたツクール系の操作に癒やしすら感じます(もどかしさも)。  おすすめかどうかと問われたらおすすめです。プレイ時間も半日程度かつ、頻繁にセールしているので、お手頃価格で遊べます。