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ゲームクリア感想94:サイコブレイク2(PS4版)

公式サイト はこちら(公式のご多分に漏れず重いです) 前作の記事 はこちら 結論としては 予想以上の良作 でした。致命的な欠点がないです。 前作が思いがけず気に入ってしまったので、続編も購入しました。 本来ならば二周はしてから記事を作成したい所ですが、ちょっとスケジュールの問題で一周目のみのクリア記事となります。 難易度・SURVIVAL(ノーマルに相当) クリア時間・24:43:23 トロフィー取得率・60% 操作パターン・パターンA(オーソドックスなTPS操作) 【良かった点】 ◎操作性の改善 本当にストレス皆無でした。やりすぎなくらいにキビキビと思い通りに動くので、操作ミスをしても理不尽さを感じず、ごく自然に自分のせいにできます。今作はマップが広くなったのもあり、操作面が快適なのは相当なプラス要素です。 特にアイテム取得は(かがむモーションこそあるものの)前作より素早く採取できるので、採取中に攻撃を食らうことも少なくなりました。近接攻撃でとどめを刺してそのままボタン押しっぱなしにすると、流れるような動きで採取完了するのに感動しました。 また操作パターンが二種類から選べるので、より遊びやすくなっていると思います。 私はTPSによくあるボタン配置のパターンAにしましたが、敵に急襲されたパニックで操作を誤ることも少なくなり、非常に安心感がありました。 ◎ほぼ全てのイベントがスキップ可能 おお……ついに……おお……(感動) 他のゲームではスキップ対象外になりがちな非ムービーの会話イベントも飛ばせます。 周回プレイを見越した配慮で、他のゲームにも見習って頂きたいです。 あと ローディング時間も短縮化 されています。特に鏡の出入りは相当早くなっていて、スムーズに進められます。 ◎ステルス攻略がしやすくなった エイム力が低くステルス攻略大好きな身としては、非常に嬉しい調整です。 前作だと完全ステルスは難しく(DLCはそうでもなかった)、頭数減らしくらいにしか使えなかったのですが、今作ではかなりステルス攻略がしやすくなっていて助かりました。 アサシンのごとく草むらに身を潜めたり、スキルを覚えればカバー暗殺も可能です。銃弾や回復薬に限りがあるので、その意味でもステルス攻略が有効です。 ◎オープンワー

ゲームクリア感想93:ゲットイーブン(PS4版)

公式サイト はこちら  結論から申し上げますと、今年遊んだ新作の中では最も期待外れでした。 配信日(8月18日)あたりに早々に購入したのですが、クリアは約2ヶ月後となってしまいました。 難易度:ほぼイージー プレイ時間:約10時間 トロフィー取得率:33% 【良かった点】 ◎音楽 こればかりは良かったです。スタッフを確認したら何とDLCにもかかわらずシリーズトップクラスの名曲が揃っている「アサシンクリード4自由の叫び」の Olivier Deriviere 氏(リンク先は重いですが本作の曲が試聴できます)じゃないですか!!!! この人の曲はエモーショナルで好きなのですが、本作でも聴き応えのある曲を提供しています。ゲームの演出でも楽曲が効果的に使われており、特に墓場ステージで流れる曲のギャップには驚きました。 ○声優の演技 ローカライズは字幕のみ ですが、原語声優の演技が素晴らしかったので特に気になりませんでした。 ○ダッシュ無限 この類のストーリー主体ゲームにしては珍しく主人公の足が速く(バトルがあるせい?)、移動のストレスが少ないのに安堵しました。 ○コーナーガンが新鮮 コーナーガンを操作するのは本作が初めてだったので新鮮でした。R1で銃口を右、L1で左に曲げて遮蔽物の陰から攻撃できます。スマートフォンを接続してモニター(?)のように使うので、曲がった先の様子もばっちり窺えます。 私の腕が悪く、あまり機能を活かせませんでしたが…… 【気になった点】 ×引くくらいストーリーがつまらない これが本当に致命的でした。 驚くほど魅力のないキャラクターに、既視感ばかりを覚えるつぎはぎの世界観。 「別にこの人たちの先行きを追う気になれないな」と思いながら進めてゆくと、やはりこれといった盛り上がりどころもなく進み、後半に多少持ち直してエンディングを迎えました。 スリラーなのかホラーなのか推理ものなのか世界観が判然とせず、一向に軸が定まらないイメージでした。個人的にはエンディングも釈然としません。 キャラクターも記号的で、しかもほぼ全員が身勝手で不快なタイプ。モブ兵士の何気ない会話のほうがよっぽど個性が現れていました。 公式サイトや公式動画は本当に上手く作ってあると思います。あれから本編の単調さを察せよ

ゲームクリア感想92:BEYOND:Two Souls(PS4版)

今回から公式サイトのリンクを最初に貼ることにしました (私の悪文だと要領を得ないことが多々あると思うので)。 ゲーム公式サイトはこちら PS4版公式サイトはこちら 買うだけ買った旧作ゲームが夏休み帰省ラッシュの東名高速道路ばりの渋滞を起こしていましたが、ようやく手を付けられました。 約4年前のPS3版の発売当時に購入を検討していたのですが、賛否両論な評価に気後れしてしまい、いつか買おうと思っている内にPS4版が発売され、それでも迷っている内にセール対象となったので、これはチャンスと思い購入しました。 二周ほどプレイした結果、かなりお気に入りのゲームになりました。 同開発スタジオの前作「HEAVY RAIN〜心の軋むとき〜」よりも好みです。 難易度:一周目は「カジュアルゲーマー」かつ、オリジナルのエピソード順で開始。 二周目は「カジュアルゲーマー」と「コアゲーマー」を使い分け、時系列順で開始。 プレイ時間:約20時間(二周) トロフィー取得率:69% エンディングは全種類見たつもりですが、対象トロフィーが取得できていないので何か逃しているようです。 【良かった点】 ◎QTEに自然と感情がこもるストーリーテリング 悪しきシステムとして名を高めすぎ、最近では減少傾向になるQTE。 私も特に好きではなく、システムらしいシステムがQTEくらいしか無いのも、購入を躊躇していた一要因でした。 しかし結局は演出や使い方次第だと考えを改めさせられました。 人間の死生観をテーマにしたストーリーは予想以上に重く、これは心身ともに健康な時じゃないと辛いものがあるなぁと思いながら進めていました。 海外開発のゲームなのに、まるで日本の90年代の露悪的トレンディドラマの如く主人公に不幸が降りかかり、プレイ中は「空と君のあいだに/中島みゆき」がイメージソングとして鳴り響く始末(思えばHEAVY RAINもキツいストーリーでした。あれで元から苦手だった冤罪モノが更に無理になりました)。 そんなストーリーに練り込まれたQTEは、ただボタンを押すだけ、スティックを倒すだけなのに、 気がついたら指先に力を込めている没入感 がありました。 誕生パーティーのエピソードでは主人公のジョディに感情移入しすぎて、操作できるポイントが見当たらなくなる