ゲームクリア感想197_Home Sweet Home(PS4版)
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いつか買って遊ぼう、のいつかが遅れに遅れ、日本版配信から約3年後の今になってクリアしました……ホラーゲームは大作が少なくなった一方で、インディーではハイペースで配信される感覚があります。
【主なプレイ環境】
ハード PlayStation 4
バージョン 1.0難易度 設定なし
クリア時間 約8時間?
実績/トロフィー取得率 73%
【良かった点】
◎凝縮されたホラー体験
難しい謎解きもほとんどなく(一箇所だけパズルの視認性が悪くて理不尽なものがあるくらい)、そこそこの探索と緊張感あるステルスが詰まっていて想像よりハマりました。
短いながらもホラー一辺倒の息が詰まる感じではなく、適度に緩急があって、ずっと小汚い場所で追われているという訳ではないのも良かったです。
右往左往しているうちに打開できたりするパートもあり、カッチリしすぎず適度に自由なのも好み。変にステルスするよりも一回突撃した方がパターンを組みやすくてスムーズだったりして、SIRENに近いものを感じます。
やはりホラーゲームなので心臓に悪い演出がそこそこあるものの、そこまでハードなものはなかったです(自分の感覚では)。中盤以降はステルス攻略パートが増えてホラー演出は控えめになるものの、驚かせる時はちゃんと驚かせてきます。
あと「カッターの刃を出し入れする音」という日常的なモチーフを採用することで、プレイヤーの日常にも爪痕を残そうとするのがニクいですね。攻略的にも重要で、この音がする方向には要注意という指針になります。
主人公家の食卓? 扇風機のコードがリアル |
付箋のめくり跡のたわみがリアル |
エアコンが一部屋一台、リアルにそうならないと生き残れない暑さですね |
【気になった点】
△続きものである旨が明記されていない
他のレビューでも指摘されているので今更ですが、ストーリーは本作単体では完結せず、次回へ続くエンドで突然終わります。
それは構わないとしても、ゲーム名にナンバリングを振ってとは言わないので、ストアの説明文なんかに明記しておいたほうが良いと思いました。
また続編はすでに配信済みなようです。ただ日本語対応はしていません。そして昨年3月にはまさかの非対称マルチプレイの新作の早期アクセスが始まっていました。なんだかアクティブな雰囲気になりましたね……
それは構わないとしても、ゲーム名にナンバリングを振ってとは言わないので、ストアの説明文なんかに明記しておいたほうが良いと思いました。
また続編はすでに配信済みなようです。ただ日本語対応はしていません。そして昨年3月にはまさかの非対称マルチプレイの新作の早期アクセスが始まっていました。なんだかアクティブな雰囲気になりましたね……
△理不尽に広い敵の視界と長めのロード
中盤以降はこの凶悪な相乗効果が遺憾なく発揮され、なかなかストレスでした。敵の視界が見た目以上に広く、正面どころか180度は捉えているのではというくらい。扉の影から一瞬様子を窺っただけで即発見となり、行動観察すらままならない時も。
それでいて行動パターンが頻繁に変わるので、もう安全かと思って走ったら目の前で鉢合わせてゲームオーバーなんかも日常茶飯事でした。
一応、隠れ場所以外で見つかったら、ボタン連打で緊急脱出して一発ゲームオーバーを避けることも可能だったり、SIRENと同じで、こちらを発見したあと絶叫するのでその間に距離を離して逃げることも可能ではあります。
【まとめ】
短いながらも中々……といった感じ。ホラー視点でのタイ文化が新鮮でした。変に一作に詰め込まず、エピソード分割型にしたのは結果的に作品の密度やリプレイ性が高まって正解だったのかも知れません(2を遊んでいないのでなんとも判断つきませんが)。
上には挙げなかったのですが、若干動作面で不安定かも。
ゲームで一番面倒と思われるラスボス戦で、敵が不具合で硬直してくれたので簡単に打破できるという、自分にしては運に恵まれた体験をしました。それだけでも印象深く、かつ有難いという気持ちです。
ちなみに状況は、
1.ノコギリを使う扉の正面にある聖水ギミックで2回目を発動(敵はノコギリ扉側から接近)
2.敵がモーションを取った後環境変化。ここまでは仕様。
3.環境変化後、敵がその場に硬直。
という感じ。再現できるかは不明です。まともにやると難易度が高めで2回ゲームオーバーの憂き目にあっていたので、助かりました。この偶然がなかったら、まだ今日も同じパートで格闘していた気がします。
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