投稿

4月, 2019の投稿を表示しています

ゲームクリア感想123_Mutant Year Zero:Road to Eden(PS4版)

公式サイトはこちら(リンク先重め)   シミュレーションRPG(SRPG)+ステルス攻略  という自分の好きな要素二色丼みたいな内容に魅力を感じ、購入しました。どちらか片方だけのゲームだとやや飽きが来ていたところ、二つを組み合わせた内容なら新鮮なプレイ感を味わえるのではないかという期待とともに。  難易度ハード(三段階中二つ目)で始めたところ、序盤で詰みかけたので難易度を下げて進めたら、コツを掴んだ中盤あたりで軌道に乗って、あとはこれといった大苦戦もなくエンディングまで進められました。ストーリー展開やバトルの多様さには物足りなさがあれど、ボリュームとしては程良かったです。 バージョン 1.0.6 難易度 ノーマル クリア時間 約20時間 トロフィー取得率 46% 【良かった点】 ◎SRPG+ステルスの戦闘システム  序盤はあまりピンときませんでしたが、無音武器が3丁揃い、仲間3人でステルス攻撃できるようになってから世界が変わりました。 基本的な流れとしては 1.敵の近くに来たらライトを消灯してこっそり接近し、 2.安全な場所(高所がベスト)を確保してから、 3.孤立した敵を無音武器やターン無効化系スキルで襲撃して、 4.周囲の敵にバレないように無音武器でひたすら攻撃し、各個撃破 というものになります。ターンベースSRPGの定石にステルス要素を加えたイメージです。  文章だけではピンとこないと思うのですが、このバレないように攻撃する時間がステルス行動特有の緊張感をちゃんと醸し出しており、ターンベースでもステルスできるんだという新鮮さがありました。  行動順や開始位置、セーブのタイミングなどはかなり自由が効くので、戦略も練りやすく、新鮮かつ楽しく遊べました!  中盤以降、体力の高い敵は1ターンキルが難しくなってくるので、無効化スキルなどを併せて使い、敵にターンを回さない立ち回りが重要になってきます。またそれを考えるのが非常に楽しく、優れたシステムだと思いました。 ◎敵の再出現(リポップ)がない  マップを制覇した感があるのでノーリポップ大好きです。 Fallout3 なんかもその点が嬉しかったです(奇しくも本作と世界観が似ている)。  一戦ごとに入手できる経験値が多めなので、リポップ

ゲームクリア感想122_ナイト・イン・ザ・ウッズ(PS4版)

公式サイト(PLAYIZM)はこちら ゲーム情報サイトで知ってその設定に惹かれ、そのまま配信日に購入しました。 この序文に書く内容がいつも薄くなりがちで、更新のたびに一番悩んでいます。 というかこの悩みも何度か書いた気がする…… バージョン 1.02 難易度 設定なし クリア時間 約12時間(二周分。一周目約8時間、二周目約4時間) トロフィー取得率 43% 【良かった点】 ◎(日本語版のみ)圧倒的な高クオリティローカライズ  もうこれは作り直しみたいなものでは? というレベルで圧倒されました。 あらゆる媒体でこの点は強く推されていますが、それも当然で、訳の違和感どころか日本産ゲームの日本語テキストよりも面白かったです。  というか比較するまでもなく素晴らしいですね。 ◎BGM  これが結構良かったです。流れるタイミングもバッチリで、心に響くテキストや浮遊感あるアクションパートなどと相まってすごく効果的に使われており、印象深いです。  主人公のベース演奏時に音ゲー形式で演奏できる曲も良いですが、私は夢の中?で流れる曲が好きです。 ◎ストーリー  一見穏やかな田舎町の生活なのに、どこかしら不穏な雰囲気が通底していて、その不気味さが自分好みでした。中盤辺りから主人公一家や友達たちの問題が判明し、話自体も動き出して一気に不穏さが増してきます。ホラーなパートすらあります。  ノリとしてはペルソナシリーズに近いですが、それよりもっとリアリティというか卑近な問題が語られているように感じました。  また、ペルソナシリーズよりもシステムとして明確ではないものの、 カレンダー形式の進行 になるので、一日の内にやれることは全部やったほうが良いタイプのゲームです。    エンディングが良い意味で盛り上がらないのも良いです。私はエンディングくらい派手に解りやすく終わってほしいと感じることのほうが多いのですが、本作に関してはこういう終わり方がベストだと感じました。  ヒロイックな展開は滅多になく、エンディングも平熱で終わり、答えの出ないのが答え、という野暮なまとめ方もまた違う、そんな感じです。  個人的にはサブイベントの「ジェニーの野原」の雰囲気が好きです。主人公の母が主人公に対して抱える想いに心当たりがあって……