ゲームクリア感想123_Mutant Year Zero:Road to Eden(PS4版)
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シミュレーションRPG(SRPG)+ステルス攻略
という自分の好きな要素二色丼みたいな内容に魅力を感じ、購入しました。どちらか片方だけのゲームだとやや飽きが来ていたところ、二つを組み合わせた内容なら新鮮なプレイ感を味わえるのではないかという期待とともに。
難易度ハード(三段階中二つ目)で始めたところ、序盤で詰みかけたので難易度を下げて進めたら、コツを掴んだ中盤あたりで軌道に乗って、あとはこれといった大苦戦もなくエンディングまで進められました。ストーリー展開やバトルの多様さには物足りなさがあれど、ボリュームとしては程良かったです。
バージョン 1.0.6
難易度 ノーマル
クリア時間 約20時間
トロフィー取得率 46%
序盤はあまりピンときませんでしたが、無音武器が3丁揃い、仲間3人でステルス攻撃できるようになってから世界が変わりました。
基本的な流れとしては
1.敵の近くに来たらライトを消灯してこっそり接近し、
2.安全な場所(高所がベスト)を確保してから、
3.孤立した敵を無音武器やターン無効化系スキルで襲撃して、
4.周囲の敵にバレないように無音武器でひたすら攻撃し、各個撃破
というものになります。ターンベースSRPGの定石にステルス要素を加えたイメージです。
文章だけではピンとこないと思うのですが、このバレないように攻撃する時間がステルス行動特有の緊張感をちゃんと醸し出しており、ターンベースでもステルスできるんだという新鮮さがありました。
行動順や開始位置、セーブのタイミングなどはかなり自由が効くので、戦略も練りやすく、新鮮かつ楽しく遊べました!
中盤以降、体力の高い敵は1ターンキルが難しくなってくるので、無効化スキルなどを併せて使い、敵にターンを回さない立ち回りが重要になってきます。またそれを考えるのが非常に楽しく、優れたシステムだと思いました。
マップを制覇した感があるのでノーリポップ大好きです。Fallout3なんかもその点が嬉しかったです(奇しくも本作と世界観が似ている)。
一戦ごとに入手できる経験値が多めなので、リポップがなくても充分にレベルは上がるためクリアには一切支障を来しません。トロフィー取得の機会が限定されているくらいしか困らず、それすらもセーブ分けや周回プレイで対策できます(因みにセーブスロットは全部で9つ)。
敵がいなくなったらあとは探索し放題。のんびりと散策できます。
正直なところ、コツを掴んでパターンをある程度確立してしまえば最後までほぼ安定なので、これでリポップありだったら単調化が進んでダレていたと思います。なのでこの仕様で助かりました。
文明崩壊後の世界、というゲームではよくある設定ではあります。
しかし原作もの(TRPGとのこと)なのもあってか、世界自体がかなり作り込まれているので、安易な設定ではなくしっかりとした舞台として成立していると感じました。なんとなく既視感のある設定であっても、作り込み次第でそれを払拭できるというか。
なんといいますか、時間の連続性に欠けるいかにもな文明崩壊ではなくて、ちゃんと時の流れと生活感の残滓を感じられる文明崩壊なのがいいですね。
アイテムの説明テキストも、ちゃんと文明崩壊後の人間が観察した文章で統一されていて、そこに時の流れを感じて面白かったです。「調べる」で発生する会話も仲間の組み合わせや操作キャラクターで細かく違っています。
ただ、ストーリー展開自体がやや平坦なので(悪いわけではない)、若干の物足りなさは残りました。
戦闘中以外は基本いつでもセーブと拠点帰還ができるので、試行錯誤が捗りました。
「先に進んだら後戻りできません。進みますか?」みたいなのもなく、本当にいつでも戻れます。
二回ほど強制終了の憂き目に遭いました。
うち一回はラスボス戦の直後だったので、そこそこショックでした(さほど強くないのですぐにやり直す気力が湧いたものの)。
探索中の移動が「ライトを点灯して小走り」「ライトを消灯して忍び足」の二種類しかないので、探索だけしたい時は移動速度がストレスでした。
ステージ自体さほど広くないものの、やっぱりダッシュが欲しかったところです。
ハードだと難しく、ノーマルだと中盤以降単調になりがちなので、この中間の程よい難易度があればなお良かったです。
(EMP)グレネード以外の投擲武器はさほど有用さを感じなかったので、投擲武器自体が余りがちになりました。処分しようにも、武器は解体して素材に変えられるのにアイテムは解体も売却もできないので、なにか処分する手段があると快適だったと思います。
続編が出たら間違いなく化ける可能性を秘めています。 ストーリーもいかにも続編がありそうな終わり方だったので、是非良いところはそのままでシリーズ化して欲しいです。本作は基盤で、ゲームとしての肉付け・拡張はこれからという印象です。
とにかくシステムと世界観が非常に優れており、かつボリュームも程よく(ちょうどダレ始めたあたりで終わる)、個人的にはオススメです。
ただ、SRPGかステルスのどちらかに抵抗がないこと、リアル志向なキャラクターの外見などが障壁となるかも知れません。
いざやり始めればどれも気にならなくなると思いますが……
日本では出るか不明なものの、今年6月25日にDLC配信も予定しているとのことなので、楽しみに待ちます。
シミュレーションRPG(SRPG)+ステルス攻略
という自分の好きな要素二色丼みたいな内容に魅力を感じ、購入しました。どちらか片方だけのゲームだとやや飽きが来ていたところ、二つを組み合わせた内容なら新鮮なプレイ感を味わえるのではないかという期待とともに。
難易度ハード(三段階中二つ目)で始めたところ、序盤で詰みかけたので難易度を下げて進めたら、コツを掴んだ中盤あたりで軌道に乗って、あとはこれといった大苦戦もなくエンディングまで進められました。ストーリー展開やバトルの多様さには物足りなさがあれど、ボリュームとしては程良かったです。
バージョン 1.0.6
難易度 ノーマル
クリア時間 約20時間
トロフィー取得率 46%
【良かった点】
◎SRPG+ステルスの戦闘システム
序盤はあまりピンときませんでしたが、無音武器が3丁揃い、仲間3人でステルス攻撃できるようになってから世界が変わりました。
基本的な流れとしては
1.敵の近くに来たらライトを消灯してこっそり接近し、
2.安全な場所(高所がベスト)を確保してから、
3.孤立した敵を無音武器やターン無効化系スキルで襲撃して、
4.周囲の敵にバレないように無音武器でひたすら攻撃し、各個撃破
というものになります。ターンベースSRPGの定石にステルス要素を加えたイメージです。
文章だけではピンとこないと思うのですが、このバレないように攻撃する時間がステルス行動特有の緊張感をちゃんと醸し出しており、ターンベースでもステルスできるんだという新鮮さがありました。
行動順や開始位置、セーブのタイミングなどはかなり自由が効くので、戦略も練りやすく、新鮮かつ楽しく遊べました!
中盤以降、体力の高い敵は1ターンキルが難しくなってくるので、無効化スキルなどを併せて使い、敵にターンを回さない立ち回りが重要になってきます。またそれを考えるのが非常に楽しく、優れたシステムだと思いました。
◎敵の再出現(リポップ)がない
マップを制覇した感があるのでノーリポップ大好きです。Fallout3なんかもその点が嬉しかったです(奇しくも本作と世界観が似ている)。
一戦ごとに入手できる経験値が多めなので、リポップがなくても充分にレベルは上がるためクリアには一切支障を来しません。トロフィー取得の機会が限定されているくらいしか困らず、それすらもセーブ分けや周回プレイで対策できます(因みにセーブスロットは全部で9つ)。
敵がいなくなったらあとは探索し放題。のんびりと散策できます。
正直なところ、コツを掴んでパターンをある程度確立してしまえば最後までほぼ安定なので、これでリポップありだったら単調化が進んでダレていたと思います。なのでこの仕様で助かりました。
◎世界観およびそれを尊重したテキスト
文明崩壊後の世界、というゲームではよくある設定ではあります。
しかし原作もの(TRPGとのこと)なのもあってか、世界自体がかなり作り込まれているので、安易な設定ではなくしっかりとした舞台として成立していると感じました。なんとなく既視感のある設定であっても、作り込み次第でそれを払拭できるというか。
なんといいますか、時間の連続性に欠けるいかにもな文明崩壊ではなくて、ちゃんと時の流れと生活感の残滓を感じられる文明崩壊なのがいいですね。
アイテムの説明テキストも、ちゃんと文明崩壊後の人間が観察した文章で統一されていて、そこに時の流れを感じて面白かったです。「調べる」で発生する会話も仲間の組み合わせや操作キャラクターで細かく違っています。
ただ、ストーリー展開自体がやや平坦なので(悪いわけではない)、若干の物足りなさは残りました。
○セーブや拠点帰還の自由が効く
戦闘中以外は基本いつでもセーブと拠点帰還ができるので、試行錯誤が捗りました。
「先に進んだら後戻りできません。進みますか?」みたいなのもなく、本当にいつでも戻れます。
【気になった点】
×やや動作が不安定気味
二回ほど強制終了の憂き目に遭いました。
うち一回はラスボス戦の直後だったので、そこそこショックでした(さほど強くないのですぐにやり直す気力が湧いたものの)。
△ダッシュ移動なし
探索中の移動が「ライトを点灯して小走り」「ライトを消灯して忍び足」の二種類しかないので、探索だけしたい時は移動速度がストレスでした。
ステージ自体さほど広くないものの、やっぱりダッシュが欲しかったところです。
△しっくりこない難易度設定
ハードだと難しく、ノーマルだと中盤以降単調になりがちなので、この中間の程よい難易度があればなお良かったです。
△不要なアイテムほど処分できない
(EMP)グレネード以外の投擲武器はさほど有用さを感じなかったので、投擲武器自体が余りがちになりました。処分しようにも、武器は解体して素材に変えられるのにアイテムは解体も売却もできないので、なにか処分する手段があると快適だったと思います。
【まとめ】
続編が出たら間違いなく化ける可能性を秘めています。 ストーリーもいかにも続編がありそうな終わり方だったので、是非良いところはそのままでシリーズ化して欲しいです。本作は基盤で、ゲームとしての肉付け・拡張はこれからという印象です。
とにかくシステムと世界観が非常に優れており、かつボリュームも程よく(ちょうどダレ始めたあたりで終わる)、個人的にはオススメです。
ただ、SRPGかステルスのどちらかに抵抗がないこと、リアル志向なキャラクターの外見などが障壁となるかも知れません。
いざやり始めればどれも気にならなくなると思いますが……
日本では出るか不明なものの、今年6月25日にDLC配信も予定しているとのことなので、楽しみに待ちます。
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