ゲームクリア感想不定期まとめ(2026年①324〜326)
2月ごろからいよいよ2026年の新作が動き出すので、その前に心残りの小作品をやっておきたいと思いました。
ホラーが重なったので、どうせならとすべてアジアンホラーゲームにしました。
324_ ザ・コーマ2B:カタコンベ
【主なプレイ環境】
ハード PlayStation 5
バージョン 1.0.0
クリア時間 約 6 時間(PS本体だと22時間、体感だと14時間くらい)
トロフィー取得率 65 %
2025年1月に国内配信された横スクロールホラーゲーム。シリーズ3作目で、初代と2のバックストーリーが語られる外伝作のような位置づけです。上にある通り前2作もクリア済。
ちょうど昨年末のまとめ記事更新直後にクリアしたので、クリアした新作としてそこに追記しようか迷いましたが、例外的な処理を増やしてしまうのも抵抗があり、何よりもゲームに失礼な扱いかなと思いいつも通りのやり方にしました。余談ですが、韓国製ゲームと言うとホテル・ソウルズ、未解決事件は終わらせないといけないからと並んでこのシリーズが思い浮かびます。
前作から割と間が空いたものの、プレイ感は良くも悪くも変わらず。個人的には接敵頻度が下がって楽になったと感じます。ゲームオーバーになってもすぐ復帰できるので、敵に見つかって追われて満身創痍になるくらいならやり直したほうが楽な時も。
謎解きもそこまで難しくなく比較的サクサク進みました。とはいえ右から左、左から右に走り回るだけでクリアできるわけではなく、しっかりと観察が必要になってきます。探索だけではなく、アイテム欄の説明文などもしっかり読んだほうがスムーズです。
| シリーズの正当進化。かなりプレイ感が良くなった |
| 自販機でアイテム購入可。ただ入手できる金には限りがあるため注意 |
| マップも場所ごとにデザインが違っていて細かい |
また、横スクロールらしく障害物や敵の攻撃を回避アクションでかわしたりなどの臨機応変さも要求されるため、漫然と移動するだけではあっという間にボロボロになるのが良いアクセントでした。ゲーム中盤あたりからはチェイス要素も増えて、隠れ場所や扉の位置など地形の把握が重要になります。一部の会話イベント中にも時間が流れるので、敵に追われているときに話しかけたりすると追いつかれて一気にピンチに陥ってしまいます。とは言えアイテムは豊富に入手できるので、ある程度ゴリ押しも効きます。
ストーリーは多くを忘れていましたが、なかなかストーリー設定が壮大で、なんだかんだオカルト好きには堪らない雰囲気でした。自分が唯一追っているライトノベル『筐底のエルピス』を思い浮かべました。
しかし難点もあります。
ひとつは進行不能系の不具合に何度か見舞われたこと。序盤、これで一度ニューゲームからやり直しました。会話終了後やモード移行時などの読み込みが入っているのであろうタイミングが鬼門です。
あとは追跡者関連。イベント後、動作可能になるタイミングが掴みづらく、敵との遭遇後は高確率で一回捕まりがち。かといってガチャガチャ操作するとフリーズしそうで怖く……遊べないほどではないにせよ、動作が全体的に不安定でその意味でもハラハラしました。
また、これはあえてそうしているのかも知れませんが、一部の会話やイベントでは時間が止まらないので、敵に追われているときにうっかり話しかけてしまうと追いつかれて大ピンチに陥ります。ただ会話やイベントによっては敵が追ってこないこともあるので、この変の区分けの曖昧さが気になりました。
と難点こそあるものの、ストーリーの続きが見られて良かったというのが一番の感想です。ボリュームは控えめでもゲーム内容が洗練されているため、満足度は高いです。
調べたら、完結編となる3が今年2026年に発売予定とのことで、もうちょっと付き合いたいシリーズです。
それにしても、コーラス・ワールドワイドがパブリッシングするインディーは自分の好みに合致する確率が高いですね。ローカライズも丁寧だしもっと評価されて良いと思います。
325_ 今、私たちの学校は…
【主なプレイ環境】
ハード PlayStation 4(5で動作)
バージョン 1.0.2
クリア時間 約 14時間
トロフィー取得率 100%
韓国のゾンビものドラマを原作にしたサウンドノベル。ドラマの方も気にはなっていましたが、映像媒体に割く時間がなくてゲームだけとなりました。そのため原作知識は0です。
また、①に続いて韓国のホラーゲームとなりましたが、こちらの方はそもそも存在じたいを知らない人の方が多そうです。
ゲーム自体はオーソドックスなサウンドノベル。特に謎解きはなく、ひとつの章に数回挟まれる2択で微妙に差異が発生して、選択によってはBADENDに直結します。既読スキップやバックログも完備されておりやり直しも選択肢回収も楽。韓国の人名に馴染みがないため、登場人物一覧がいつでも呼び出せるのが助かりました。
| ノベルゲームは画像少なめにしています |
| 選択肢はどれも二択 |
ストーリーはそれなり。感動ものの側面が強くベタな展開が続くものの、声優さんの演技力もあって引き込まれる内容でした。不快な敵役がそれなりにしぶといのもゾンビものらしい。
不満点は特にないです。選択肢回収の際に任意の分岐点まで戻るの手段がカーソル送りしかないためやや面倒なことと、登場人物欄のシルエットである程度キャラクターの末路を予測できてしまうことくらい。ボリューム控えめなので不満が溜まる前に終わります。
原作ドラマを視聴済みならもっと楽しめたかもしれませんが、単体でも満足度はありました。
326_ ペーパーゴーストストーリーズ:サードアイオープン
【主なプレイ環境】
ハード PlayStation 5
バージョン 1.0.2
クリア時間 約 時間
トロフィー取得率 62%
公称「ペーパーシアタースタイル」のホラーアドベンチャー。その名の通り全編がペーパークラフトの表現で進行する印象的なビジュアルに惹かれました。マレーシアという、ゲームでは珍しい舞台なのも興味を抱いた要素です。そして、上のザ・コーマ2Bの感想にもある通り、コーラス・ワールドワイドがローカライズするゲームは当たりが多い、という理由も加えた3つの理由で購入しました。ちなみに、前作に当たる「ペーパーゴーストストーリーズ:7PM」という短編作品も同梱されておりそれもクリア済です。
ゲームとしてはオーソドックスなアドベンチャーで、探索のほかには簡単なQTEや謎解き、ステルス行動があるくらい。ペーパークラフトの表現が新鮮なのもあってそこまで単調さはありません。またマレーシアの文化や言語を他言語話者のプレイヤーにもちょくちょく解説してくれるので学びになりました。恥ずかしながら、マレーシアの公用語は? と聞かれてもパッと答えられないので勉強になりました。公用語はマレー語ですが、作中の主人公や登場人物たちは英語(Broken English)や中国語(北京語など)混じりの言語で会話しており、言語事情の一端を体験できます。もちろんしっかりと日本語ローカライズされているのでテキストはすべて日本語となります。
また、ジャンルとしてはホラーなのでしょうがジャンプスケアはほぼなく、どちらかというと人間ドラマの風味が強いです。
| 下に解説が挟まる |
| ペーパークラフトでここまでの表現力を発揮している |
| ホラー要素はそこまで本格派ではないので安心? |
気になる点としてはいくつかあります。まずは操作に惑うQTEがあったことでしょうか。✗ボタンなのか十字キー下なのか画面のガイドでは判別がつかなかったりしました。
その他としては、カメラが移動に追いつかずに操作キャラクターを見失うことがあったり、タスク確認画面にもなる日記を開閉する速度がもっさりしていたりなど細かい点もあります。
ただ、これらはすべて許容範囲です。一番キツかったのはストーリー。
結構な胸糞展開が毎章のように続き、それで蓄積したフラストレーションが解消されることなくしょんぼりした終わりを迎えます。主人公は理不尽な悪意に翻弄される一方で、周囲の大半ともうまく人間関係が築けず、最大の理解者は……という救いのない展開。もっとも、それ故に大切にすべきものが最後になって解るのですが、理不尽な悪意を前に何もできないというのはかなり辛いです。ホラー描写よりこのままならなさのほうがずっと怖かったです。事前の想像よりも胸糞悪さが強かったという点ではA Space for the Unbound 心に咲く花を彷彿とさせます。こちらの舞台はインドネシアですが、東南アジア発のゲームは人間関係の対立と修復を描くのが上手い気がします。コーヒートークシリーズなんかもそうですね。
クリアして二周目を始めようかと思いましたが、このストーリーの重圧とゲーム面のレスポンスの悪さで二の足を踏んだ結果、一周目の決断を尊重することにしました。今はもう、主人公一家に無事に生きてほしいとだけ思います。
ちなみに前日譚の「7PM」は短編ながら団地というワンシチュエーションで程よくホラーをしており、個人的にこっちのほうが好みかも。
【まとめ】
この中で唯一PS4の「今、私たちの学校は…」が一番良かったです。奇を衒わないストーリーが刺さりました。また凶悪なネームド敵役とそれに対する抵抗描写など、プレイヤーのフラストレーション管理も一番巧かったと思います。①ザ・コーマ2B:カタコンベはシリーズ外伝としてはそこそこで、この中だと意外にも登場人物の善性が高め。③ペーパーゴーストストーリーズ:サードアイオープンは他者に勧めるのは躊躇するかなと思います。
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