2013年12月13日金曜日

ゲームクリア感想25:アサシンクリード4 ブラックフラッグ(Wii U版)

み、皆、大変だ!! 今回ヤバイぞ!! 面白すぎ!!!!!


 寝食を忘れるレベルでハマったのは3年前に遊んだゼノブレイド以来でしょうか。
物凄く濃密な二週間でした。
 発表当時は「海戦メインとか正直勘弁して欲しいし、あれはイベントの大画面で見ると興奮するけど実際やったら時間ばっかりかかって面倒だった」と思っていたのですが、いやシリーズ本編六作目にしてここまで遊びやすくなるとは……私がファンなのを差し引いても、最高に面白い体験でした。

  DLCや実績/トロフィー機能が無いのを承知でWii U版を選んだのも正解でした。広いマップを探索する時、手元のGamePadに表示されているミニマップを見ながら進むことが多いので、本当に探検している気分です。
 リモートプレイがオプションからオンに出来るのに気が付いたのが最終シークエンスだったりもしましたが。

 シナリオに関する重大なネタバレは書いていないはず。マルチプレイは手を付けていません。
因みに前作のクリア感想はこちらです。

【良かった所】
  • 煩わしい武器変更がシンプルに改善された。
これが何より嬉しかったです。前作で、(ショートカット設定していない)武器を選択するたびにわざわざ別画面に遷移してたのは何だったのか。シリーズで一番スムーズに武器変更できると思います。
 船も同様で、今回は「行いたい攻撃手段が設置されている方向にカメラを向かせる(重砲なら左右など)」だけなので、直感的に操作できます。
  •  シナリオがかなり面白い。
ゲームのシナリオでここまで先が気になるのも久しぶりでした。ネタバレになるので言えないけど、ツボを抑えた感じでシリーズファンも必見です。
 序盤、馴染みのメンツが一人も出てこないのでシリーズファンほど寂しさを覚えますが、クリアする頃には次回作が今から楽しみになると思います。
  • 現代編がかなり遊べるものになった。
一作目から不要と言われ続けて六年、試行錯誤を続けてきた結果がようやく実って、本編とは異なる面白さを見出した感じです。今回の一回限りしか使えなさそうな舞台設定に依る所も大きいですが、シリーズ物のテキストはやっぱりこうでないと! と言わんばかりに過去作ネタがあったりします。実際に遊んで見つけた時は色々感動します。
  • 街の広さや宝箱の配置数などが適度な量。
街はファストトラベルを使わなくても走って回れるくらいで、宝箱や収集要素の数もダレない程度の量です。前作で私が嫌いだった鍵付き宝箱も今回はありません。
 接近すると飛んでゆく書類も、リスポーン間隔が短くなったり取りやすかったりで集めやすくなっています。
  • 戦闘が爽快で難易度も下がった。
カットラス二刀流+エクスキューションストリークで敵集団を殲滅した後に残る爽快感は、未発見クリアへのこだわりすら薄れるレベル。前作のように異常な数の増援が飛んでくることも無いです。ステルスで進んでも戦って進んでも楽しい。
 耐久力が若干下がった(3よりも前の時代なので、敵兵士の装備が3ほど充実していないという解釈も)、人間の盾が発動しやすくなったのも改善ですね。
  • 海戦が取っ付きやすいものに改善されている。
前作の海戦が大の苦手だったので、今回一番不安に思っていた要素がコレでした。しかし、実際に船に乗って自由に探索できる段階になり、船も少しずつ強化してゆくと、不思議と戦闘でストレスを感じる事は少なかったです。
 思うように操作できなくて焦る、とにかく時間がかかってもどかしい、などのストレスは相変わらずありましたが、装甲の薄い船なら割と楽に無力化できるので、心配しているほど難しさは無いかな? と感じました。
  強化に必要な素材も、振りかかる火の粉を払ったり、全マップをくまなく探索したりしている内に、最強レベルに必要な分はある程度集まります。
「こんな船絶対勝てねぇ!」と序盤逃げまわっていた戦列艦(二番目に強い船)も、気がついた頃には楽に無力化できます。いや本当に。
  • フルシンクロの難易度が下がったと同時に、シンクロ失敗表示も排除された。
あの嫌味な赤字×が無くなり、クリア時に達成できていれば丸が付きます。複雑な条件のフルシンクロも無くなり、解りやすいものが多いです。
  • ボタンひとつでその街や島の収集要素の入手状況を確認できる。
地味ながら便利な機能です。
  • フリーエイムと謳われていても……
飛び道具は、接近すればちゃんと従来通りにオートで狙ってくれます。遠距離の場合はフリーで狙えるようになった感じです。
  • 吹き矢の登場により攻略の幅が広がった。
PS VITAのレディリバティから登場した(私は未プレイです)吹き矢ですが、敵を一定時間眠らせたり同士討ちさせたりできて、ステルス攻略の友でした。
  • 大体どこからでもファストトラベル出来る。
メインミッションやコントラクトが進行中でない限り、どこからでも好きな所へ飛べます。私も終盤で気付いたのですが、街中でも地図を目一杯縮小すれば全体マップに移ります。
  • いわゆる「素材集めクエスト」がほとんど無い。
  海洋コントラクトに2,3ある程度で、それも簡単に集まります。狩りのシステムというといかにも「〇〇の皮を4枚持ってこい」というものを想像しますが、それが一切なく自分の強化のためだけに使えるのが良かったです。
  • 鮫・鯨狩りのミニゲームが迫力あって面白い。
団体が抗議したとの話もありましたが、これが単純ながらも盛り上がります。
  • 音楽が非常に良い。
海戦BGMから船乗りの歌、酒場で流れる歌まで耳に心地よいです。個人的には街で流れるBGMが一番好きです。
  •  グラフィックが綺麗。
名もない小島の波打ち際でパシャパシャしているとリゾート気分。
  • (Wii U版のみ)GamePadだとマップが常時表示される為、探索に便利。 
宝の地図もワンタッチで開けます。オプション項目の下の方にあって気づきにくいですが、リモートプレイも出来るので携帯ゲームのように遊ぶことも可能。
 また、イベント、ミニゲーム、敵船略奪、タカの目使用時などの一部に限り、リモートプレイをONにしなくてもGamePadで動かせます。


【気になった所】

  • 頼むから海戦と飛んでゆく書類は今回限りにして欲しい。
飛ぶ書類が今回もあったのにはうんざりしました。海戦は3,4ミッション程度なら次回作にあってもいいけど、もう御免被りたいです。つまらないからじゃなくて、他にこのゲームでしかできない事があるのではと。 
  • 相変わらず変わっていない不満点。
ジャンプが思った所に飛ばない。
ターゲッティングに難がある(同じくらいの距離だとわざわざ弱い方を選んで暗殺したり、混戦だとコロコロ変わってトドメが刺しにくい)。
樹などの細いオブジェクトを掴みにくい。
タカの目使用時にフリーランで走れない。
ミッションのリプレイ時に一部イベントを飛ばせない。

 あと、このシリーズはキーレスポンスが今ひとつに感じます。
  • 夜間や暗所は暗くて敵やオブジェクトが視認しづらい。
当然だろ! とは思うのですが、夜の船上戦で敵も味方も黒塗り状態だった時は、リアルの追求も考えものだなと感じました。過去作にあったランプや松明があれば、戦闘はともかく探索には活用できた……のではないかと。
  • メインミッションは尾行と盗聴が多い。
難易度は少し下がっていますが、その分頻度が高くてワンパターンに感じました。でも、船で尾行する時、指示を出す声が抑えたものに変わるのは芸が細かい。
  • キャラクターに今ひとつハマれなかった。
全員、嫌いじゃないけど好きにもなれないという表現が一番近いです。特に主人公はアサシンとしての訓練を受けていない(海賊としては強い)のもかかわらず、旧作の主人公の能力をほぼすべて使えるのは腑に落ちない。まぁ操作して楽しいので構わないけど……
 世界観や海賊行為は楽しいけど、海賊自体の人物像にはピンとくるものが無かったかなというのが正直な印象ですね。比較は無意味だと解っていても、教団の信条や自身の復讐に身を捧げていた旧作のキャラクターの方が好きです。
  •  海底探索の色々。
操作性が悪くて地形に引っかかったり、攻撃してくる鮫の数に対して隠れる場所が少なかったり、そもそも隠れている最中にも酸素が減るのであまり有効な手段で無かったり、地図が役に立たなかったりで、色々と調整不足な感じ。それほど数が多くないのは救いですね。
 かなり期待していた要素だったのですが、地上の探索のほうが楽しかったです。ファークライ3の水中探索の方が楽しめた。
  •  交易艦隊の色々。
旧作のアサシンの弟子に当たるシステムですが、まずネットに繋げないと接続できない。また交易には当然交易物が必要になるのですが、それを入手するための艦隊戦がファイアーエムブレムの闘技場そっくりで、プレイヤーが出来るのは撤退するかお助けアイテムを使うかの二択で基本見てるだけ。早送りやスキップなどは無し。
 これをある程度こなさないと交易物も確保できないし、航路の危険度も下がらない。 入手経路が限られているので仕方ないとはいえ、航路の危険度も(リアルタイムで)一定時間経つと元に戻るので達成感皆無(リベレーションの弟子システムにも同じ不満を抱いていました)。
 前作のアイテム製作のような煩わしいUIが無いのが救いです。
  •  海が広いのは良いけど……
しょぼい内容の宝箱一つ拾うためだけに、船を岸に近づけて下船して泳いで取りに行くのは面倒。近づいて開けるだけの徒歩に比べると時間がかかる。無理して集める必要はどこにも無いとは解っていても。
  • 海洋コントラクトは受託前に内容が解らない。
(手配レベルを上げないと現れない)海賊ハンターの船を沈めろ! といった面倒くさい内容でも、一度受託するとクリアまでファストトラベルが利用不可になってしまう……
  • (シリーズ名物だった)市井の人々の会話が日本語訳されていない。
序盤、何か街が静かだなと思ったら、味のある日本語訳音声が全く聞こえてこない事に気がついてがっかりしました。原語なのでイギリスかスペインか区別しやすいというのはありますが、建物をよじ登っても反応が薄くて一抹の寂しさを覚えました。
 あと、固有名詞のイントネーションが統一されてなくて不自然な箇所もいくつか。
  • 本編ラストが歴代一盛り上がらない。
「まだ黒幕っぽいキャラクターがいるから続くんだろうな」と思って対象を暗殺したら、エンディングを迎えてしまいました。アサシンクリードは洋ゲーにしてはラストバトルが盛り上がるほうだと思っていたのですが……
  • 音量バランスが悪い
設定を弄っていない状態でも、メインミッションの重要な会話は音量が低い割に、鮫・鯨漁の音声や地域の収集要素コンプリート時のSEの音量は大きくて耳に悪い。
 スペイン語?の日本語字幕が用意されているにもかかわらずデフォルトでは表示されないので、今回は初めから字幕ONにするのがオススメです。 
  • (Wii U版のみ)シングルDLCはWii Uにも欲しかった。
無いのを承知の上で買ったので今更ですが、ここまでの良作を本編だけで終わらせてしまうのは勿体無く感じてきました。

【まとめ】

 繰り返しますが本当に面白かったしドはまりしました。シリーズをここまで追いかけた甲斐があったというか、全てでは無いにせよ、一年間に改善する所はしっかり改善して発売したのは凄いなと思います。
 操作感、探索、全てがちょうど良い塩梅に落ち着いて遊びやすくなった一方、「信条と復讐と尖塔と白フード」分が足りないのが物足りなくもあります。

 「今回でシナリオ仕切りなおしだから、新規で始めるなら今!」と勧めたい所ですが、旧作を遊ばないと現代編の感動が薄れてしまうのが勿体無いので、最低でも2からは続けてやったほうがいいかなと思います。

 とにかく次回作も期待できるソフトでした。次の候補地はゲーム内でも示されていたけど(ネタバレ注意)、また来年の3~6月には発表されるんでしょうか。
 あと(ゲーム内でも出てきた)Rising Phoenixは結局新作なのか、レディリバティの据え置き版は日本でも発売するのか、 などなど目が離せそうに無いですね。



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