2013年12月29日日曜日

ゲームクリア感想26:ウォーキング・デッド(PS3版)

「とりあえず一周して満足しちゃったかな……」


 ドラマ版が大好きなので、ローカライズされて年末に発売されると知った時は喜びました。
 そのローカライズした会社は、このソフトを発売してすぐに悲しい結末を迎えましたが……
 どんなゲームなのか公式情報では解りにくいかもしれないので説明すると、画面内の怪しい所をクリックして謎解きや情報収集をするタイプのアドベンチャーです。戦闘はたまにしか無いかQTEで行うので、特にアクションの腕は要求されないです。

 PS3版でクリア時間は10〜15時間くらい。

【良かった所】
  • ドラマ版と同様の濃密なシナリオが健在
ゾンビより人間関係の方が何倍も怖いシナリオが味わえるWDらしさは色濃く引き継がれています。正しい選択をしたつもりが裏目に出て仲間になじられたり、日和見な選択肢を選んだ事自体を批判されたり、先の見えない展開と相まって全5エピソードを退屈せずに楽しめました。
 正直、ある程度予測できる展開もありますが、そこに至るまでの演出が練られていて、さほど気にならなかったです。

 RPGのようにクリアまで40時間かかるようなゲームではないのですが、大作RPGを一作クリアしたくらいの感動がありますね。
 といっても一つのエピソードがそこそこ長いのですが。

  •  プラチナトロフィー獲得が物凄く簡単
一周クリアするだけで取得できます。この手のゲームは

「〇〇のシチュエーションで何回××しろ」
「人物Aを擁護する選択肢を3回選べ」

などの実績/トロフィーがあるのが常ですが、取得のやりがいを犠牲にしてもプレイヤーの遊ぶ幅を狭めないスタイルに一貫した姿勢を感じます。
 シナリオそれ自体に余程の自信がないと出来ない事ではないでしょうか。
(烏滸がましい話ですが、自分だったら絶対に「トロフィー取得の難易度を上げてゲーム性を補填しよう」とか思うので……)

  •  エピソード終了後の選択率グラフが面白い
重要な選択肢に限り「◯◯%のプレイヤーがこの選択肢を選んだ」というグラフがエピソードクリア後に表示されるのですが、自分の選択の大半が少数派だったり、意外にも非道な選択肢を選んだプレイヤーのほうが多かったりして面白いです。


【気になった所】
  • シーンの切り替えのカクつきが酷い
PS3版だけなのかも知れませんが、このせいで折角の演出や台詞が途切れることが多々ありました。すわフリーズか!? というレベルでカクつくこともあり、ゾンビ襲撃よりハラハラします。

  • 移動速度が遅い
走らせろとは言わないので、早歩きが出来るか、歩く速度をもう少し早くして欲しかった。ドタバタ走るのが不自然な状況下がほとんどなので仕方ないけど。

  • 日本版のフルプライスは高い
ゲーム自体がつまらない訳ではないけど、ちょっとこのシンプルな内容で七千円超えは抵抗感がありました(海外というか本国だとDL配信で安めなので尚更)。
 国内版が不満なら海外版を購入して日本語パッチを当てて安く済ませる、というのが昨今のスタンダードなるのも仕方ないなと。そしてこのローカライズ会社が解散したのも……いや私は買ってしまったのですが。

  • バグに遭遇した
エピソード3の中盤で画面上のアイコンが消えて何も選択できなくなり、メインメニューに戻って最新のセーブデータからやり直しました。

  • シナリオが絶賛されているほどではなかった
以下は何の根拠もない偏見な上に微妙なネタバレです(要反転)。



 欧米の人は「子供が武器を持つ」という展開に衝撃を感じやすいという印象を持っていますが、子供がキャピキャピした必殺技セリフを吐きながら人間の敵を殺戮する日本のRPGに慣れていると、大して衝撃を感じないどころかありがちな展開だとすら感じます。比較するべきではないのかも知れないけど、演出の良さが大きいなとは思いました。 
 良く出来た話で感動もするけど、絶賛には違和感を覚えるというか。


 
【まとめ】

 海外レビューなどの絶賛に惹かれてフルプライスで買うと、釈然としない思いを抱きながら終わる可能性が高いと思います。
 原作やドラマ版のファンならアイテムの一つとして遊ぶのも良いと思いますが、一番オススメなのはトロフィー蒐集家ではないでしょうか。
 海外で発売されたシーズン2はローカライズされるのかどうかも不明なので、今はドラマ版のシーズン4後半を大人しく待ちます。

 それと、エピソード5で流れるあのBGMはどこで買えるんだ……

0 件のコメント:

コメントを投稿