ゲームクリア感想162_LIBERATED(リベレイテッド・PS4版) ※簡易トロフィー取得ガイドおまけ

公式サイトはこちら


AUTOMATONの記事で知って興味をそそられました。
配信日に早速購入して2日ほどでクリアしました。

 折角なので、おまけに簡易的なトロフィー取得ガイドを書いてみました。
一番苦戦する「バリー」(取得率2.3%)はないです。すみません。


バージョン 1.0.1
難易度 プレイヤーモード(クリア後トロフィー回収は読者モード)
クリア時間 約8時間
トロフィー取得率 90%


【良かった点】


◎リトライの速さ


 思ったよりも「死にゲー」で、敵の銃弾2~3発であっさりやられます。
また、漫画のコマ内を画面に見立てて動かすので、画面を前後左右なり拡縮なりして状況を探るといった操作ができず、結果初見殺しに引っかかりまくります。

 しかし心配は無用。その分リトライが速めかつ、比較的近場から再開されるので安心です。
 戦闘に関してはそこまで心配要らなかったです。難所がいくつかあるものの、何回かリトライすれば無事に越えられました。


◎BGM


 テンポが良いとは言えないゲームプレイを底から支えるいぶし銀。
optionボタンで一時停止すると別バージョン(?)に変わるのも心地よいですね。


○ストーリーおよび演出


 ディストピアものの表層をなぞるだけに終わらず、しっかりとオリジナリティに根ざしたストーリーだと感じました。
 管理社会ではほぼほぼ悪役な警察サイドの描写多めなのが珍しかったです。逆にレジスタンスサイドはそこまで描かれず。

 あと、4巻ラストの演出は痺れました。昔なら露悪的に思えましたが、今となっては実に正確なSNS民の描写だと思います。支配への消極的な加担。

 ただ、ちょっと消化不良な終わり方なのが惜しい。
2巻で入手できるハードディスクの情報で補完できそうですが、現在不具合により大半が閲覧できないので、アップデート待ちです。
 ボタン被りとかデバッグ途中で気が付きそうなものですが……
 


【気になった点】


△全体的なテンポ・操作性の悪さ


 漫画パートはちょくちょく読み込みを挟んでいるのか、紙や電子書籍のようにサクサクと読み進められず、その感覚のズレが微妙にストレスでした。特にこのパートは読むのに集中しているので余計気になります。

 操作パートの操作性に関しては中の下くらいです。
一番気になるであろう銃の照準合わせ(後述)は勿論、ハシゴを昇りきったあとに2秒くらい硬直したり、ステルスキルの可能範囲が思ったより狭かったりという点が多少気になりました。

 あと、重要なQTEが巻(章)のラストに挟まれて、失敗してやり直したい場合はエピソード選択からニューゲームして20~30分かけて丸々やり直さないといけないのも意地が悪いと言うか。プラチナトロフィー取得にはこの巻末QTEの成功が必須で、残る所それだけなのですが、昨日二度目の失敗をして心が折れかけています。時間を置いて狙ってみようと思います。


△操作ガイドが不親切


 一部の謎解きの時だけ急に×決定になったりして戸惑いました。基本アクション以外の操作説明は除外されている感じです。
 確かにオンラインマニュアルは存在しますが、操作ガイドくらいはゲーム内に入れておいて欲しかったです。単純操作に見えてそれなりのボタンを使った印象です。


△戦闘がつまらない


 2Dは銃撃戦に向いていない説が浮上してきました。
スティック操作で照準を合わせて撃たれる前に撃つだけ。2Dの世界の銃というとこうならざるを得ない気もしますが……引き算の美学というわけでもないシンプルさ。
 ステルスキルも有効範囲が狭めかつ、音を消して近づいたつもりなのにバレたりと理不尽なので、結局銃で不意打ちしたほうが速く、単調になりがちです。

 あと、奥行きを出すために手前に表示される柱や樹木などにキャラクターが隠れてしまい、状況を把握しづらいことがそこそこあり、何回かそれが理由で負けました。


△誤字脱字がそこそこある


 6~7個くらい発見しました。数だけだと許容範囲ではあるものの、折角のシリアスシーンが興醒めになることがあったので一応挙げました。



【まとめ】


 思ったよりも新感覚ではなかった、というのが実感です。
テンポの悪さも相まって、謳われているような新感覚はなく、演出の一環という印象で終わりました。似たような演出なら「フィンチ家の奇妙な屋敷で起きたこと」でもありましたし。ここまで漫画(アメコミ)表現に主眼を置いているのは本作が初めてにせよ、個人的にそこまでではなかった要素です。

 ゲームとしても粗が目立ち、ストーリーも現時点では伏線を匂わせて終わってしまい消化不良です。
 DMMパワーなのか、各メディア発信の多数のプロモーション記事やアイドルとのコラボ企画など賑々しい一方で、肝心のゲーム内容自体がそこまでなのが残念といえば残念です。残念とは行かないまでも、ややがっかりというか……期待外れと言うと言葉が強すぎ、かといって満足という訳でもなく、新品価格を思うともう少しクオリティが欲しかったかも。

 もっとも、ゲーム自体のボリュームが控えめなので、不満点もそこまで致命的なものはなく、難易度を下げるペナルティもないので、世界観に興味が湧き、かつストーリーが未完で終わってもさして気にならないという方ならそれなりに楽しめます。

 とりあえず、アップデート・DLC、もしくは続編を待機することにします。



【簡易トロフィー取得ガイド】

※ネタバレ注意!
※すべて「読者モード」かつエピソード選択からでOKです。


・横柄


 そこまで冷淡な反応は帰ってこないので堂々と選択して大丈夫です。


・忍び寄る影


 ステルスキルは接近前からボタン連打が効きます。むしろボタン表示されてからだとやりにくいです。


・「騙されやすい人」「反政府派」


 エピソード選択からの「コンティニュー」でOKだと思います。ニューゲーム不要です。
「コンティニュー」したら選択の途中から再開されるので、一周目に選ばなかった傾向の選択をすれば取得できると思います。


・歴史家(曖昧な点はご容赦ください)


ディスク1→序盤の道中の死体(まず見逃さないと思います)

ディスク2→金網を空けて下に飛び降りた先を「左」に行く。

ディスク3→地下(?)に飛び降りて部隊全滅ミニイベントが起きた先の道中にある死体。

ディスク4→閉回路の謎解きを終えてハシゴを昇った先を「左」(穴を飛び越える)に行った先の机上。ディスク3と入手間隔がやや離れているため見逃し注意。

ディスク5→巨大円形排水溝(?)に入った直後の、木組みの足場にある死体。ディスク4と入手間隔が近く、かつ道中にあるためまず見逃さないと思います。


・バリー(筆者未習得)


 QTEのボタン表示は恐らくランダムなので、一周目でメモしても無駄でした。
一応私の一周目では○→○→×→△でした。続きがあるかは不明です。



コメント

  1. 攻略の参考にさせていただいたので、お礼という程ではないですが「バリー」のトロフィーの取り方です。既に取得済みでしたらすみません。PS4版になります。2つ目以降のQTEの際にoptionでポーズがかけられることを利用してボタンが表示されたタイミングでポーズをかけて、ポーズ解除後に該当のボタンを連打すれば時間内に間に合います。これを最初のQTEを除き計3回繰り返せばOKです。私はこの方法でトロフィーを取りました。失敗した場合はページをめくらずにポーズ画面からやり直しを選べば、直近のページから再開可能です。

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    1.  コメントありがとうございます! 未だ取れていなかったので、ご親切な助言をいただき助かりました。近いうちにさっそく再挑戦してみます!!

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