ゲームクリア感想143_Neo Cab(Switch版)

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(ニンテンドーストア)

Google BloggerのUIが変わり、しばらくは慣れる必要がありそうです。

 本作に関してはどこかのネット記事で存在を知って、面白そうな世界観だなと思って頭の片隅に留めておいた程度なのですが、今回Nintendo Switchで発売されるということで購入しました。ちょうど次に購入予定の新作が出るまで間が空いたのもあり、ちょうどいいタイミングでした。

 思い返すと、5月下旬のこの時期はGW前後に発売する新作が一区切りして、積みゲーに手を出すことが多い気がします。去年もそんな感じでした。
 例年なら6月初旬にE3が開催されて、しばらくはその話題で持ちきりになるのもあって、この時期は大作ほど出したがらないような傾向を感じます。


バージョン 1.04
クリア時間 約5時間

エンディングは2種類ほど見ました。


【良かった点】


◎リソース管理のバランス


 金やタクシーの燃料などがそこそこシビアで、考えなしに進めていると困窮しかねません。初回プレイで警察に罰金を徴収されて金が半分以上減った時は危機感を覚えました。
 また金や燃料ほどシビアでないにせよ、ドライバー評価も一定以上に保つ必要があり、面倒そうな客を連続で乗せると影響が大きいです。

 といっても、管理の必要性を感じさせつつも、しっかり進めていけばちゃんとクリアできるバランスです。どこのスタンド(なのか?)で燃料を補給するか、どこの宿に宿泊するかなどの自由もあり、その管理が肝となります。

 業務に従順だと評価も金も水準を維持できるものの、真相に迫ろうとすると面倒事への関わりが増えてそれらが危うくなるのも、古くはヴァルキリープロファイル、最近ならヘッドライナー:ノヴィニュースを彷彿とさせます。

 住所不定ギグワーカーの厳しい生活をシステムでちゃんと体験できるようになっており、このリソースのやりくりが楽しかったです。


○設定・ストーリー


 舞台はサイバーパンクな都市。住所もないその日暮らしをしながらタクシーを走らせ、疾走した親友の足跡を辿ってゆく……という設定が魅力的です。サイバーパンクもタクシーもミステリも要素としては目新しくないものの、それが組み合わさると新鮮でした。

 ストーリー自体も悪くなかったです。どう転がるか予測のつかない乗客との会話がなかなか面白かったし、別れや失敗は終わりではなく、また別の道があるという平熱のエンディング(大団円ルートがあるのかも知れませんが)も前向きな気分になれました。


【気になった点】


△主要キャラクターの魅力が乏しい


 2回か3回くらいしか合わない乗客はともかく、主人公含む主要キャラクターに今ひとつ惹かれるものがなく、そこまで深く背景を知りたいという気になりませんでした。
 キャラクターは昨今の多様性を十分すぎるほどに反映していて、それは実に素晴らしいのですが、ちょっと肩が凝る感じが強く……ゲーム中の状況が状況なので、真面目なトーンなのが正しいのですが。


△ピンとこない感情の管理


 主人公は感情的になりやすいという設定らしく、特定の感情では選択できない選択肢というものもあります。その感情をうまく管理して乗客との会話を進めてゆく……という要素もあります。
 正直、これがあんまりピンとこなかったです。特定の選択肢を選べなくてもあまり困らなかったので……


【まとめ】


 悪いゲームではないと思います。コンセプトに呑まれた雰囲気ゲーという訳でもなく、しっかりゲームとして落とし込まれているので、一周して終わり、というタイプでもないです。

 ですが私は二周目の途中で断念してしまいました。
全てのエンディングや分岐を回収したい! と思えるほどではなかった、というのが率直なところです。

 プレイヤーに疎外感を抱かせないキャラクター造形は見事なものの、皆民度が高すぎると言うか……管理社会の中で残る人間性! みたいなノリですが、自分からすると大半のキャラクターが理性的すぎて感情が見えてこず、よく解らないままエンディングを迎えて一区切りついてしまった、というのが実情です。
 
 翻訳も私は(言われているほどは)気にならなかったので、単に私の好みの問題なのでしょう。ボイスでの感情表現に慣れているせいでは? とも思いましたが、同じくボイスなしかつ類似ジャンルのVA-11 HALL-Aコーヒートークに対しては感じなかったので……

 こう、世界観やストーリーの大筋はそのままで、タクシー要素が強めのいかにもゲーム! みたいな内容のほうが好みだったかも知れないです。
 その手のゲームが遊びたかったら他をあたってくれという話になるので、本作は本作で良かった、ということで記事を終わりにします。

 




 

コメント

  1. はじめまして。福井市在住の大嶋昌治(おおしままさはる)と言います。聖書預言を伝える活動をしています。

    間もなく、エゼキエル書38章に書かれている通り、ロシア・トルコ・イラン・スーダン・リビアが、イスラエルを攻撃します。そして、マタイの福音書24章に書かれている通り、世界中からクリスチャンが消えます。その前に、キリストに悔い改めて下さい。2020年を悔い改めの年にしてください。携挙に取り残された後のセカンドチャンスは、黙示録14章に書かれています。

    管理人様が、携挙が起きる前に、イエス様を救い主として信じて、私達と一緒に携挙に挙げられる事を願っています。しかし、もしも管理人様が携挙に取り残されたなら、反キリストの嘘に騙されないようにしてください。

    反キリストとは、携挙が起きた後に現れる世界統一政府の指導者です。反キリストは悪魔の代理人であり、世界中の人達を騙して、永遠の地獄に突き落とそうとします。反キリストが新世界秩序を宣言してから3年半後に、人々に獣の刻印(666)を受けさせようとします。絶対に受けないでください。

    反キリストが獣の刻印を受けるように命じてきたら、バイオショックのアトラス(フォンテイン)の言葉を思い出してください。主人公がライアンを倒して、遺伝子キーを自爆装置に差し込んだ直後に、フォンテインは言います。

    「よくやったな!さあ、このお芝居も終わりだ。すまんな、アトラスなんて存在しないんだ。最初からな」

    この言葉は、反キリストが獣の刻印を受けさせるために人々を騙し通して、ついに受けさせる事に成功した人達に向かって言い放つ勝利宣言の言葉そのものです。なぜなら、獣の刻印を受けた瞬間に、永遠の地獄が確定するからです。

    よく覚えておいてください。繰り返しますが、管理人様にとっての最善の道は、携挙が起きる前に、悔い改める事です。そうすれば賜物として聖霊を受け取ります。しかし、もしも携挙に取り残されたなら、獣の刻印を拒否して、イエス様にあって死ぬことです。つまり黙示録14章13節の実行です。私のコメントを、心と記憶に刻み付けてくださいませ。

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