ゲームクリア感想317_サイレントヒルf (PS5版)
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(※1・2最期の詩・4・ゼロもクリア済)
最序盤からこの不穏さ |
新作としては2リメイクから1年ぶり、完全新作としてはショートメッセージから1年9ヶ月ぶり、三人称視点の完全新作としてはダウンプアから起算して13年ぶりとなるのでしょうか。こうして振り返ると空白期間が長く、改めて昨年からのシリーズ再興を実感しますね。
まさか去年の2リメイクからたった1年で発売するとは思いませんでした。長い間続報がなく、発売するとしても2027年くらいになるかなと思っていたので。とはいえ続報があってからは展開が早く、Revail、発売日発表、ストーリー、ローンチと短い間隔でトレーラーが発表され、それらを追いつつ(かつ、発売前に情報をこんなに開示していいのか心配しつつ)発売日を心待ちにしていました。2025年9月という新作大激戦区のなかでも絶対に最優先すると決めていたのでダウンロード版も早々に予約。
仕事やプライベートの都合で実際に起動できたのは発売より数日遅れてしまいましが、約半月のあいだ没頭しました。なんなら最高難易度までクリアしました(シリーズではゼロとダウンプアと2リメイクでも達成)。
- 戦闘:物語重視(Normal相当)、謎解き:難関(Hard相当)
- 戦闘:難関、謎解き:五里霧中(最高難易度)
- 戦闘:物語重視、謎解き:物語重視
- 戦闘:物語重視、謎解き:五里霧中(エンディング回収タイミングが早くすぐ終わる)
- 戦闘:五里霧中、謎解き:五里霧中
クリア時間 41:10:00 (計5周、実質4.2周)
トロフィー取得率 90%
【良かった点】
◎周回前提ながら快適なゲームメカニクス
同ジャンルのゲームでここまで周回の心理的負担が軽いのは初めてかも。
ストーリー上、複数回の周回前提という大胆な構成となっているためか、繰り返しプレイの負担を軽減する方策が各所で採られていて周回がさほど苦になりませんでした。ストーリー理解(全エンディング回収)にはざっと4.2周必要ですがすべての周回を楽しめました。
まず、ゲームプレイそのものがかなり快適でした。この手のゲームに必要な要素がほぼ全部揃っていて、三人称視点の近接アクションとしてもホラーゲームとしても過不足なく、システム面へのモヤモヤがほぼ発生しませんでした。
具体的な例では……
【周回系】
- ニューゲーム+で進捗状況の大半が引き継げる
- 二周目以降は複数のパートをスキップ可能(強制スキップ含む)
- ムービーに未見シーンが含まれる場合警告メッセージが出る
- 解放した隠し武器は次回の周回から序盤で入手可能
- 周回などでパターンが違う文書もある程度「文書」に残って閲覧できる
- エンディング条件も明文化されるようになる
【全体】
- 謎解きのヒントは謎解き画面から直に確認できる
- オートセーブも必要なタイミングでかかる(ロード画面に直近3つ残る)
- チュートリアルも説明文と実践のバランスが程よくわかりやすい
あたりが思い浮かびます。ストーリーや集団戦闘(後述)はともかく、システム面ではさほど理不尽を感じることはなかったです。
まずニューゲーム+が充実しており、手帳の内容や育成状況、テキスト系の収集物、お守りの手数など大抵ノーコストで引き継がれます。「集め直し」という作業がほぼないです。なんなら隠し武器でさえ、周回で行程を再現せずとも序盤で入手できます。
また二周目以降は一部のパートがほぼ飛ばせるようになっており、とあるパートに至っては強制的にスキップされイベント自体が発生しなくなります。その大胆な配慮に感動しました。正直、対象のパートは変わり映えしないステージで戦闘を繰り返すのが主内容でダレが生じたため、この時短の存在が全エンディング回収を決意できた理由です。
それに加え、謎解きの回答はどの難易度でも固定となるので、解答さえ知っていれば一部の探索を丸々スキップできる箇所も何ヶ所かありました。
さらにはムービースキップ時、未見の別パターンがある時はスキップ前に警告を出してくれるので見逃しはまず起こらないです。
またエンディング条件もスタート画面から確認できる親切設計です(周回で開示される)。
周回が面倒だったというメディアの発売前レビューに戦々恐々としていましたが、いざ着手したらそんな気にならなかったです。最低3周は3段階の難易度で味変できるし、上述の通り周回は比較的快適、なによりストーリーやエリア変化がそこそこあるので、周回というよりも次章突入という感覚でした。
学校は慣れると時短パート? |
あと、憶測で恐縮ながら、周回前提とすることで配信勢との兼ねあいもある程度考えられているのかもと思いました。配信で一周目を見ただけでは到底ストーリーを理解できない構成だし、実プレイでじっくり探索しないと見逃す要素が多いので、配信で済ませてしまうと確実に損する結果になるのは明らか(それを承知で視聴しているのでしょうが)。
また別媒体としてノベライズ化も発表されたので、どのルートから知っても可能な限り公式の益に結びつくように、ただ無料で消費されるだけに終わらないようにしていると感じます。
現実的には、大抵の視聴者は全周配信している動画を見て終わると想像しますが、それでも可能な限り抵抗(共存という言葉個人的に使いたくない)の意志を示しているのは好感を持っています。
◎周回で読み解くストーリー
一周目の固定エンディングの主人公の絶叫が今でも耳に残っています。今年の新作では一番衝撃でした。
こんなの周回して真相を明らかにするほかない!! と勇んで即周回突入。そして全エンディングを迎えたあと、このゲームタイトルは確かに「SILENT HILL f」でなければならなかったと確信しました。fog,fox,famale,family,friends,fear……シンプルな字面のなかにすべてが揃ってすべてが意味を持つ稀有なタイトルだと思います。どのエンディングも当然ネタバレになるので内容への言及は避けますが、どれも納得のいく内容でした。
文頭で「固定エンディング」と書きましたが、今作は2周目以降からマルチエンディング方式で全5種類あり、特定の条件を満たしたら到達できます。上記の通り周回しやすく、条件に難易度は関わらないので回収はそう難しくなかったです。
そしてマルチエンディングと言っても、ラストの選択だけで展開が左右されるものではなく、他シリーズと同様に道中での行動が条件となっています。2(リメイク)や懐かしのシャッタードメモリーズのように無意識の行動が反映されるというよりかははっきりと明文化されたものではありますが、道中で入手する文書などから察するに納得できる条件でした。
またこの文書類も周回で新しいものが解放される形式です。入手場所こそほぼ同じであるものの、内容が異なります。1周目のテキストの続きだったり、1周目ではわからなかった執筆者の別側面が窺えたりと、ストーリー理解に重要な要素なので探索も大変捗りました。2周目以降限定やエンディングルート別のテキストもあるので、周回のたびに新しいのが出なくなるまで探しまわりました。確認した限りでは4周目まで新しいものが出ていました(もっとあるかも)。考察の楽しさがふんだんに詰まっている一方で、しっかり時代設定まで詰めた細かい設定があったりして読み応えある内容でした。
文章スペーサー用スクショ。この縁側用座椅子が気になっている |
アイテムの説明文もよく読むと主人公の感想が書いてあったり、武器も耐久度に応じてテキストが変わるので、こういう配信を見るだけでは気づきにくい細部にしっかりこだわっているのが良いですね。
あと、最近流行りの因習村ホラーとは距離を置いているように感じます。村固有の因習と言うよりかはシリーズらしくもっと普遍的なものがストーリーの主題にあるので、信仰や神をモチーフに採用しつつも感情に訴えかけるストーリーで締める、という過去シリーズの命脈はちゃんと継承されていました。逆に言うと、そういうジャンルを期待すると物足りないかも。
そもそもモデルになった地方(岐阜県下呂市金山町)が明言されているので、軽率に悪印象を付けられないというのもあるかも知れませんね。
告白すると、発売まではご多分に漏れずライターを警戒していました。竜騎士07作品は「ひぐらしのなく頃に」のアニメ1期と2期を見ただけで(アニメ自体は好きです)、思うところはないがサイレントヒルに変な語尾とか持ちこまれるのは……という不安を抱いていたのは事実です。
完全に杞憂でした。
なんというか、ストーリーの各モチーフ自体は比較的メジャーなものであっても組み立て方が巧くて安っぽさを感じさせない手腕に唸らされました。ちょっと恥ずかしい台詞でも、それに対する違和感や、それに至るまでの積み重ねによる説得力の持たせ方で過度な上滑りはしていないのも凄い。ラストバトルの会話なんて結構な「節」が効いているのに恥ずかしいどころか感動しました。
◎探索の楽しさ
どこを切り取っても絵になるので、単純に探索が楽しいです。SHの空気感がここまで日本の風景に馴染むのは予想外でした。フォトモード未搭載なのが本当に惜しい(あっても使いこなせないけど)。このシリーズは明暗の表現が重要なので、PS5だとレイトレーシングの恩恵でより雰囲気が出ていると思います。個人的には屋内や人里よりも田んぼや山中が怖かったです。
多くはないが何軒か家屋内も探索可 |
今作の裏世界(ネタバレを避けたら暗い画像しかなかった) |
そして拾える文書類がただでさえ多いのに、4周してもなお新しい文書やラジオ音声が出てくるので周回でも探索の手が止まりません(配置場所はほぼ固定とはいえ)。またアイテムも高難度ですら比較的多めに配置されており、アクションの腕に自信がない身としてはとても助かりました。同ジャンル作品の高難易度だとここまでアイテム配置されてないので。
また、探索を楽しく有意義なものにしているのが祠の「お供え物」で育成・おみくじポイントを獲得できる仕様。換金専用アイテムのほかに回復アイテムや補助アイテムもポイントに換えられるので、探索すればするほど有利になります。もっとも敵と戦うリスクも生じるので、リスクとリターンの考慮は必要となりますが、基本は探索推奨です。
個人的には、懐かしのダウンプアや前作の2リメイクを彷彿とさせる自由探索パートが好きです。ストーリー進行とは無関係な方に行っても何らかのサプライズがあったり、隠し武器入手のためのサブクエストがあったりして楽しさ倍増。
またこれから始める人向けに言うと、アイテム容量を増やせるアイテム(6種類くらい)が超重要なので探索は満足行くまでみっちりやったほうが良いです。
狭い空はサイレントヒル感が強い |
◯(タイマンに限り)戦闘が楽しい
サイレントヒルで戦闘偏重はやめてほしい派閥に属しているにもかかわらず、意外なことに戦闘がなかなか楽しかったです。
いわゆるフロム・ソフトウェア作品的なガチガチにシビアなアクションではないし、「見切り反撃」は成功すると爽快だし、中盤から武器の耐久力を気にしないでいいパートも挟まるので、気軽に楽しめました。一部のボス戦に至っては豊富な攻撃パターンの読み合いや熱い会話が展開され、およそサイレントヒルとは思えないくらい盛り上がりました。
加えて「お守り」によるビルドも有用です。アクセサリー的要素かと思いきや戦局を左右する重要システムで、ビルド次第で難敵も幾分か楽になります。
私は持久力回復速度上昇の「イノシシ」、体力・精神力・持久力最大値上昇の「クズノハ」、武器耐久度に比例してダメージ増加の「オオカミ」、見切り回避が発動しやすくなる「スズラン」あたりを常用し、最高難易度の五里霧中では条件揃えば自動見切り反撃発動の「マムシ」、非集中モードでの見切り反撃でダメージ増の「ツバメ」などを活用しました。
とあるボス戦だけどうしても苦戦したので、体力ダメージを精神力ダメージに変換する「タヌキ」を採用してみたら目に見えて楽になり、フレキシブルな付け替えやシナジーの試行錯誤によってアクション下手でもなんとかなるという実感です。
パブリックイメージのサイレントヒル |
急襲された拍子にポーズ画面開いた記念撮影 |
謎解き難易度五里霧中ではバトルフィールドと化した田んぼ |
アクションには明るくないのですが、難易度曲線(?)と言うのでしょうか。それのバランスが良いと感じます。不慣れな序盤はほぼタイマンかスルーで済むし、武器やアイテムもちょうど尽きる頃に湧くし、お守りビルドの見直しやアイテム回収をしっかり行っておけば下手でもボスにギリギリ勝てるし……などなど、意外にも詰むことはなかったです。
近年、3人称近接アクションはメジャーもインディーもいわゆる「ソウルライク」を志向しがちで、本作も発売前に一部のゲームメディアがその文脈で語っており、アクション下手としてはごく一瞬警戒してしまいました。
ですが、すぐに公式から反論がなされて安心しましたし、不安なく始められました。こういう頼もしさも公式の信頼に繋がりますね。
(余談:私はソウルライクやローグライクと言うワードが出ただけでクリア不可と早計に判断し、原則購入リストから外しています。それでも遊ぶゲームには困らないので世の中のゲームの膨大さ・多様さに毎回驚いています)
【気になった点】
△戦闘機会の多さと強制集団戦闘
クリーチャーがステージにほぼ満遍なく配置されており、基本どこにいっても戦闘していました。特に中盤以降は集団や小ボスとの強制戦闘が増えて、そこまで長いゲームでもないのにダレが到来します。正直、雰囲気に浸るような余白が他シリーズよりも少なくて息苦しさがありました。同じホラーゲームで言えば零〜濡鴉ノ巫女〜と似たようなエンカウント率の高さで、かつ、このシリーズは戦闘にさほど益がない(道中の安全確保やアイテム入手はあれど)ので尚更。
中でも辟易したのが終盤。要所で閉じ込められて雑魚クリーチャーとの戦闘を強いられるのですが、ラスボスまでに同じような顔ぶれと計13回近く集団戦闘に投入されるハメになって半泣きでした。1対1なら気にならなかったカメラワークなどが1対多になると急に気になりはじめ……終盤のすごく重要な局面で、個人的にはストーリーに集中したかったのですが、とにかく戦闘に次ぐ戦闘で、周回でここに差しかかるたびに憂鬱でした。
もちろんインターバルはしっかりあるし、ストーリー上と意味ある展開とは思いますが、そんな強迫観念みたく戦闘で埋めなくても、完成度の高いマップを移動するだけでも体験として成立していると感じるので、戦闘は今の半分から3分の2くらいでも良かったと感じます。
このシリーズは、ホラーゲームで定説と化している「敵が出るまでが怖い」というのを熟知している認識だったので、今回そこが希薄なのは寂しさがあります。2リメイクはそのあたりの配分も良かったですね。
このシリーズは、ホラーゲームで定説と化している「敵が出るまでが怖い」というのを熟知している認識だったので、今回そこが希薄なのは寂しさがあります。2リメイクはそのあたりの配分も良かったですね。
△アイテムの重量制限と祠の相性の悪さ
今回はアイテムに個数制限が存在します。基本的に一種類につき3つまでを一枠で持て、救急箱や稲荷寿司など効果の高いアイテムはひとつ一枠です。
これが緊張感を生み出しているというのは承知の上で、アイテムを祠で育成ポイント・おみくじポイントに交換できる仕様との相性が今ひとつに感じました。というのも、結局は余分なアイテムを可能な限り交換するので、交換したら重量制限で回収しきれなかったものを回収して、供えて、また残りを回収して……という作業に陥りがち。4周目序盤で育成とお守り入手がほぼ完了するまではこの作業をしていました。
とは言え探索自体の楽しさでカバーはできているので、そこまで重大要素でないです。
△一部ストーリー展開への違和感
まずシリーズ恒例の某隠しエンディングですが、いくらおふざけの内容とはいえ本編ストーリーが気を遣っていた表現を台無しにしているような表現があり、ちょっとなぁと思いました。隠し武器はありがたかったです。
あと真エンディングルートで、主人公がとあるキャラクターに対する態度を急に軟化させるのも個人的には唐突に感じました。周回で入手できる文書などを確認すると、そのキャラクター側にも背景があることが推し量れるのですが、それにしたって相手の所業が悪質に過ぎて、事ここに至って甘やかす余地はなくないか? というのが個人的な感覚です。こっちはもうボロボロなのに。動機にせよ推し量れるだけであまりピンとこないし(それが時代背景の差と言われたらその通り)。
相手に対してどういう裁定を下すにせよ、まず知ってそれから自己決定する、というのは理解できますし同意なのですが、乗るべきではない話し合いのテーブルもあると思うので……とりわけ人間関係に歪みや勾配があるなら尚更。
△一部の文書が一覧に保存されない
エンディングルートで内容が変わる文書は該当ルートのもので上書きされてしまうので、できれば別パターンも保存して読み返したかったです。細かい願望ではあるものの、好きなテキストもあるので。
【まとめ】
やはり、日本舞台のサイレントヒルは存在するべきでした。世界に。
ここまでドハマリするとは思わなかった。今回の記事はそこそこの文量なのにまだ語り足りなさを感じるほどです。なんなら今年の個人的なGoTY候補に躍り出ています。
昨2024年の2リメイクと同じ感想となりますが、プレイ体験が濃密で大作RPGを一作クリアした気分です。システム面は快適で、ロード時間なんか一度も気になりませんでした。ストーリーや世界観も想像以上に惹き込まれる内容で、発売前に想像していたよりもずっと良かったです。アクション戦闘にしても、不安だったのにやってみればそこそこ楽しくなんとかなってしまいました。
改めて振り返ると、印象的だったのはテキストの豊富さです。同じ場所から拾える文書でも周回ごとに更新されていくので飽きないし、アイテムや武器欄にもあるし。
あとはシリーズファン向けのファンサービスも存在するのは嬉しかったですね。他シリーズとは毛色の違う世界観設定からして導入しづらかっただろうに、違和感なく世界観に溶け込んでいて気付いた/たどり着いた時は感動がありました。
記事ではあまり言及できませんでしたがビジュアルやクリーチャーデザインも素晴らしいです。「霧に包まれた昭和日本の田舎」がサイレントヒルにかかればこんなに雰囲気が出るのかと感動するし、クリーチャーは不気味なだけではなくカッコよさとコンセプトが両立していて凄いセンスを感じます。
とにかく全方位で高クオリティで、2リメイクと甲乙つけがたいです。この2作は両輪というか本流と挑戦といった感じでどちらも欠かせないのですが(シリーズの設定的には2も傍流説があります)、ゲームとして2年連続で面白いものが出るというのは大変幸福なことだといちゲーム好きとして思うところです。
正直、まだストーリーに謎が残るし、舞台や設定も魅力的なのでDLCや続編の「f2」が欲しい気持ちもあるものの、主人公深水雛子の物語としてはこれで完結として納得しています。過去シリーズでもそんなにDLCは出ていないですし。
個人的に、この「納得」というのが本作の肝だと感じています。システム面ではクオリティの高さにひとりのプレイヤーとして納得しているし(強制集団戦闘はまぁ……)、ストーリー面でも自己決定が重視されていたので、プレイヤーと主人公が最もリンクしていたのがこの点だったというのが実感です。この点も含めて良質な体験でした。
もし今後DLCなどのゲーム展開があるなら「サイレントヒルf〜夏祭編〜」的な日常ほのぼのベースに+不穏みたいなのも遊びたいです。もちろん従来通りのホラーだったりコスチューム追加でも大歓迎。個人的には咲子の神社再興経営ゲームとかに興味があります(絶対出ない)。
また、2024年発売の2作品と今作を経て、シリーズが再興したことが何気に嬉しいです。
2リメイクのような本流路線、ショートメッセージのような戦闘なしもしくは小規模一人称路線、そしてfのようなアクション路線とすべて面白かったので今後も夢が膨らみます。
もう二度と復活することはないと諦めていたので、毎年新作が発売されるようなシリーズに戻ったのが夢のようですね。しかもまだ詳細不明のTownfallや1リメイクもあるという豪華さ。あの冬の時代はこのためだったのかも知れませんね。
ちなみに、ここで言う「冬の時代」とは新作が出なかった2014年〜2021年あたりの期間を指しており、巷間で言われているようなゼロ〜ブックオブメモリーズの海外開発時代ではありません。私はむしろ、当時の海外開発が今に至るまでシリーズを支え続けてくれたという認識を持っており、今こそ再評価されるべきと声を大にして申し上げます。リメイクまでいかなくともリマスターは欲しい! (このシリーズのリマスターは以前色々あったので困難なのは承知)。
話を戻して……
また1がリメイクされるということはストーリー上の続編かつ人気も高い3リメイクもほぼ確定と睨んでいます。実は3をクリアしていない(遊園地で詰んだ)のでこの予想が当たることを祈っております。
その前に、2リメイクのマリア編DLCも引き続き待っています。マリア編はマリアとアーネストのセリフがとても印象的で、ぜひリメイク版の解釈を遊びたいところ。
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