ゲームクリア感想182_アンリアルライフ(Switch版)

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 年明けから幸運にも休みが多く取れることとなり、ゲームも順調に進んでいます。
もっとも来週からはやや忙しくなるので、今のうちに休みを謳歌しておきたいところ。もっとも大した忙しさでもないですが……

 本作はずっと気になっていたので、昨年末に購入してからさほど間を置かずに遊びました。
結論から申し上げると、好きなゲームになりました。


【主なプレイ環境】
ハード Nintendo Switch
バージョン 1.2.00
難易度 設定なし
クリア時間 約7時間



【良かった点】


◎程よい謎解き


 適度に難しく、かといって攻略情報を必要とするほど難解でもない、実に適度なバランスで、無事にノーヒントでグッドエンディングまで到達できました。

 各地にしっかりヒントが存在しているので、しっかり探索すれば結論に辿り着けるため、そこまで理不尽に感じるものはなかったです。ラストエリアだけは流石に苦戦しましたが……



◎独創性ある世界観


 青色が基調になっている特徴的な世界観で、こう「それっぽい感」「いかにも感」を越えたしっかりとしたオリジナリティを感じました。

 コンセプトが貫徹されているので、唐突さやあざとさとは無縁。


 個人的にはホテルという拠点が存在するのも良かったです。特色溢れる場所を回ってゆくだけでなく、特色溢れつつも拠点として機能する場所がしっかり存在するので、世界観が浮つかず、しっかり根が生えているのも没入感が高まりました。

 あとは車窓も楽しめる電車でしょうか。この世界観を電車を拠点にして旅したくなりました。後半の電車パートがとても良かったです。



◎ストーリー


 ネタバレなので明言は避けますが、個人的に馴染み深い病気などがストーリーの背景にあり、より身近に感じられました。

 実のところ、序盤の段階ではどこか「あ、そういう系なんですね」とストーリーにそこまで興味をそそられませんでした。しかし少しずつ明らかになってゆく設定に次第に引き込まれていきました。情報の出し方も上手く、かなり終盤の方にならないと真相が確定しないので、飽きることもなかったです。



◎チュートリアルの丁寧さ


 丁寧なチュートリアルで好感が持てました。

またバックログが豊富で、物に触れて読み取った記憶も見返せるようになるので、確認のために物がある現地へいちいち戻る必要がないのも助かりました。

 かなりユーザーフレンドリーな作りです。




【気になった点】


△イベント分岐でかなり前に戻されてしまう


 一部の分岐でバッドエンドを迎えても、ちゃんと前からやり直せる……のですが(恐らく必要アイテムの関係などで)そこそこ前まで戻されてしまいます。

 その際、道中のイベントをスキップ出来ないのがもどかしかったです。そういうイベントには長めの凝った演出もあり、何度も見るのはちょっと心身に堪えました。




【まとめ】


 期待以上と申しますか、自分にとっては大切にしたいゲームになりました。

謎解きで詰まったりすると移動の遅さあたりが気になるものの、全体的に完成度が高く満足。My Nintendoの記録によるとプレイ時間は約7時間ほどらしいですが、体感では20時間くらいあります。それだけ印象深かったということだと思います。

 ゲーム体験としては良質なので、ビジュアルや雰囲気に惹かれたならおすすめです。

昨年、同レーベルで一挙に新作が発表されたので、今後はそちらも楽しみです。



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