2013年7月1日月曜日

ゲームクリア感想16:ラストオブアス

 約一年半前、サバイバルホラーというゲームジャンルが風前の灯火だった時、電撃発表されたこのソフト。
発表から発売までそれはもう楽しみにしていました。ゲームサイトで新情報が報じられれば速攻で確認し、日本発売日が決定した時は歓喜しました。
 2012年のE3で大好評だったプレイ動画は何度も見返し、グラフィックと(自分好みの)世界観に圧倒されていました。
 考えてみると発表から発売まで結構長かったのですが、いざ手に入るとそれ程でも無かった気がしてくるのは、ゲームソフト発売を待つのに慣れたせいでしょうか。
 このソフトが発表された一年半前に比べれば、同ジャンル或いは類似ジャンルのソフトも少しずつ増えてきて、まだまだゲームは止められそうにないなと思います。

難易度は中級でクリア、今は2周目を難易度サバイバル(最高難易度)で進めています。
マルチプレイは未プレイです。


【好きな点】
  •  ステルス主体でも進められる戦闘
 同スタッフのアンチャーテッドシリーズに比べると、長引く強制銃撃戦が殆どないのが嬉しいです。
半年前のブログ記事にあるような増援地獄も無く、やろうと思えば全員ステルスで攻略も出来る上、そもそも戦闘せずにすり抜けられたりもします。
 発見されても、敵の数がうんざりする多さでは無いのでさほど時間はかからず対処出来ます。

  •  ゲーム中のローディングが短い
 起動時の長めの読み込みさえ終われば、ゲーム中はストレスの少ないトライ&エラーが楽しめます。

  •  グラフィックが超綺麗
 散々絶賛されていますが、実際に実機で動かしても綺麗です。次世代機レベル。 
スルーされそうな小部屋のオブジェクトに至るまで精緻に作りこまれていて、つい足を止めて観察したりしてます。
  • 収集要素が面白い
 ただ収集要素があるだけでなく、「遺物」やエリーのジョークなど内容も面白いです。
記録されるわけでもない状況に即した短い会話も無数にあり、一周しただけだとかなり聞き逃すと思います。
  •  ボリュームが豊富
 アンチャーテッドよりかなり多くなるとは聞いていましたが、この手のゲームにしてはかなり長い方で、私は初回クリアに19時間掛かりました。

  • 比較的オートセーブ間隔が短い
 「うわ、これはかなり巻き戻されたな」と思うことは少なかったです。無かったわけではないですが。

  • 仲間が催促ボイスを発しない
  これはもう絶賛したいです。他のゲームにありがちな、探索中に仲間が興を削ぐ催促ボイス(「そんなことしてる場合?」的な)を発してうんざりすることもなく、無言で待ってくれます。これが探索の楽しさに一役買っていることは間違いないでしょう。

  •  仲間が心強い
  戦闘になればしっかり戦ってくれたり、耐久力も思ったより高かったり、即死攻撃も無効だったり、敵に視認されなかったり、進行の妨げにならず押し出せばちゃんとどいてくれたりします。ステルスキルを決めるとさり気なく褒めてくれたりもします。良いですね。
 リアリティの面においては別かもしれませんが……

  •  聞き耳システムの搭載
 発表時は批判されましたが、相手の居所が解るこの手のシステムを生かしつつ攻略法を考えるのが楽しい身としては助かりました。難易度サバイバルでは使えませんが……
  • 音楽が良い上に初回限定でサウンドトラックダウンロード可という大盤振る舞い。
  • エリー(ヒロイン)が媚びてなくて良いキャラしてる。吹き替えも面白い。
  • シナリオは世界観を存分に活かしておいて熱中できる。


【気になる点】
  • セーブ画面で進行度ネタバレ
 開始早々がっかりしたのがこれです。進行度が%表示されるのですが2周目以降にして欲しかった。

  • 非戦闘時のダッシュが遅い
 ダッシュの速度が一定ではなく、戦闘中や警戒中は速く、非戦闘中はやや遅くなるのですが、各所を巡って探索に集中したい非戦闘中に移動が遅くなるのはちょっと……リアルかもしれませんが。 
他の洋ゲーでも多いですが、場合によっては歩き強制なのも周回の際は辛いです。

  • 結局見つかる羽目になりがちな戦闘
 これはアンチャーテッドの時から薄々感じていたのですが、製作者側に「ステルスで敵を一撃で倒せると難易度下がるから、普通に進めたら銃撃戦になるようにしよう」という考えの人がいるのでは、と勘ぐってしまいます。
 お前の腕が悪いだけ、というのはその通りなのですが、ステルス攻略前提で設計されていない感が。

  • 説明書にマルチプレイのルールが記載されていない
 ちょっと理解し難いのですが、概要と接続方法くらいしか記載されていません。
自分一人が困るシングルプレイならともかく、対人戦なわけでルールの周知はマナーの上でも必須だと思うのですが、いわゆる「ユーザーが攻略を持ち合う楽しみ」を前提としているのでしょうか。
 難解なルールじゃないにしても記載して欲しかった。

  •  アイコンが小さい&美麗な背景で潰れて見えない
 動かせるオブジェクトに気付かなかったり、発生した会話に気付かなかったり……
世界観の没入の妨げにならないようにという配慮なのは理解出来ますが。


  •  ボイスの音量が小さくて字幕必須
 自分の環境が悪いのかもしれませんが、MAXにしても聞き取りづらいので途中から字幕ONにしました。
その字幕も微妙にセリフと違ったりしますがまぁそれはそんなに多くないので……

  • 仲間に指示を出せない
 非戦闘時の例:新天地を探索したいのに、仲間がどんどん先に進んでヒントらしい事を一人で呟き、こちらが追いついた時にはすでに無言待機状態でノーヒント攻略。
 戦闘時の例:ステルスで進みたいのに、仲間が罵声とともに突然投擲攻撃を始め戦闘突入。不要な消耗。
基本的には優秀な仲間ですが、それが仇になって、暴走時には対処法が無いのです。

  • 感染者が思ったほど出てこない
 これに伴ってホラー要素も予想より少なかったです。元気に略奪を働く人間との戦闘の方が多くて少しがっかりしました。折角の設定が勿体ない。人間のAIがよく出来てるのは伝わります。 というか敵集団自体、マップに点々と配置されている場合のほうが少なくて、たいてい徒党を組んで襲ってくるので、戦闘タイムは戦闘タイムではっきり分けられている様に感じます。
 個人的には点在しているパターンの方が好みです。


  • 不自然に映るいくつかの仕様
 まず、クリッカーに背後からの打撃が効かない、というのはよく解らないです。特に鋼体というわけでもないし、怯ませればちゃんと打撃で倒せるのに。
 あと、仲間に索敵判定(?)が無いのは助かりますが、敵の陣中をドタバタ走り回った挙句、敵の目の前を堂々と横切って見つからないのにはびっくりしました。
 しかもその索敵判定(?)すら曖昧で、仲間の音や姿で気付かれる時もあります。
 更に言えば発見判定自体が解りづらく、コツを掴むまでは理不尽に見つかります。理不尽に感じるだけで本当はそうでも無いのだろうとは思うけど。
  • 敵の死体を動かせると良かった
 感染者は動かせない、人間であっても場面によっては動かせないなどの縛りありで構わないので。
  • エンディング
 言及は避けるけどラストは選択肢が欲しかった。もう少し欲張った終わり方でも……

【まとめ】
 期待を裏切らない熱中度で、本当に遊んでよかったと思います。
ただ、なんというか、「ホラー版アンチャーテッド」の謗りを免れない内容になってしまった感は拭えないなという感想も浮かびます。もう少し感染者の出番が多いかと予想していました。
 人間の男ばっかりが敵で、もうそういうのは幾らでも他にやる機会があるだろうと。「結局一番怖いのは人間だね」という食傷気味の言説から距離を置いて、終末世界を突き詰めて欲しかった。
 それでも、あと2周は楽しめそうです。トロフィーも1周しただけでは5%しか集まらなかったので、これからせめて半分は集めようと思います。

 あとバグが多く報告されているみたいですが、運良く一度も遭遇していないです。
すわハマリか!?フラグ立てミスか!?と冷や汗をかく箇所はありましたが、どれもアイコンを見落としていただけでした。

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