ゲームクリア感想135_夕鬼 零(Switch版)

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折角の休日に風邪っぽくなってしまい、物事に手を付けられる状態ではないものの、
一日のなんらかの活動実績が欲しいので、ブログをサッと更新しようと思います。

未だに小学校の教室にいる夢を見る身としては、本作の世界観には速攻で惹かれました。
Wii以降の私のNintendo据え置き機は、ファイアーエムブレムとゼノブレイド、そしてホラーゲームを動かす機械なのですが、そのラインナップに新たにひとつ加わりました。

そしてクリアしました。
135あるゲームクリア感想記事の中でも、ゲームクリア→記事作成までの時間が最短なのでは? と思います。もっとも悪い意味ではなく、充実した時間でした。


バージョン 1
クリア時間 約3時間


【良かった点】


◎怖い


 割と余裕でかかっていたら肝を冷やしました。脅かし方はシンプルながらタイミングが絶妙で、VR機器で遊んでいたら腰がピャッと浮いていたこと請け合い。ノベルゲームに3D演出を挟むだけで結構な臨場感が生まれることを知りました。
 文章に集中していると、注意しているつもりでも簡単に間隙を突かれて驚かされるので、なかなかの恐怖体験でした。効果音やBGMもぴったり。


◎テキストの良さ


 ストーリーも悪くなかったですが、テキストの完成度が高いなと感じました。
小学生の頃の、幼いながらも人間関係の機微をしっかり意識している描写だったり、男女の性差が曖昧な感じだったり、自分の感情でいっぱいになってしまう幼さだったりが十分に描写されていて、心に残る内容になりました。

◯夕暮れの教室の雰囲気


 作中ほど美麗ではないものの、既視感のある雰囲気でした。やっぱり放課後って特別な時間だよなぁと……


【気になった点】


△VR視点


 元がPCのVRゲームなので仕方がないものの、正直なかなかにストレスのある操作でした。
ジャイロ操作故に少しのことで画面が揺れるので、ノベルゲームなのに文章が読みにくく、オプションを確認してみても特に対策できそうな項目はなく……
 一応、画面にフォーカスしているとある程度吸い付いてくれるのは感じるのですが、もう少し強く画面を固定できれば良かったです。ゲーム自体が短いのでクリアまで耐えられましたが、一人称視点がダメだったり短気だったりするプレイヤーなら開始3分で離脱しかねないと感じました。

△やや機能が貧弱


 バックログがひとつ手前までしか戻れなかったり、操作説明画面がゲーム再開時にしか呼び出せなかったり、あと一歩親切だったらもっと遊びやすかったです。
自分が見落としているだけだったら申し訳ないのですが……


【まとめ】


 ホラーやストーリーなどのメイン要素は予想以上にクオリティが高かったです。エンディングもうまい着地の仕方で満足感がありました。 

 ただ、元がVRゲームだというのを把握しているかしていないかで評価(許容範囲)が変わってくるかなと思いました。もっとも、周回要素もほぼ無く、複雑な操作も一切無いので、そこまで強くマイナス点を意識することはなかったです。
 一方で視点操作だけは本当に人を選ぶので、一人称視点が苦手な人は要注意です。環境が整っているならPC版でVR機器で遊んだほうが最大限に楽しめそうです。

 なんでも本作は今年発売予定のVRアクションタイトルのプロローグ的な作品らしいので(参考記事)、続報があればチェックするつもりです。



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