月間ゲームクリア記事まとめ(2023年6月分)


● 先月の月間まとめ


■ 月間まとめ年別 ※新設しました


今月は予想以上に忙しく、ようやく一段落ついた月末には体調を崩してしまったので、慌ただしい月になりました。
一ヶ月のスケジュールは大作か中規模作品を一本進め、クリアして次のゲームに移行する合間や気分転換に小規模作品を二作ほどクリアするという感じをイメージしていて、今月はその典型例のようなスケジュールになりました。月末はFF16に専念していました。


247_Weird West:Definitive Edition(XSS版)
→単体記事あり(リンク)

248_Submerged:Hidden Depths(XSS版)
公式サイト(重め注意)

249_Killer Frequency(PS5版)【新作】
公式サイト(重め注意)


248_Submerged:Hidden Depths(XSS版)


前作の記事はこちら

ハード Xbox series S(Xbox Game Pass)
バージョン 1.0
難易度  設定なし
クリア時間 11時間17分
実績取得率 11/14


姉弟が船を駆って廃墟を探索していくアドベンチャー。
去年の配信時にはハードがなくて遊べず、その数ヶ月後にようやくハードを入手したと思ったら当時の自分はそこで一安心してしまったらしく、今になってようやく手を付けられました。
今作からの主な変化はテキスト表現を採用したところと、主人公の弟がプレイアブルキャラクターとして操作できるようになったこと。弟は常に同行し、メインストーリーとは無関係な場所の探索時に操作できます。性能差などはほぼないです。

基本的には素直な正統進化。
前作のノンバーバルな感じに魅力を感じていたので、主人公や弟にセリフがついたことにははじめこそ懐疑的でした。しかしゲームを続けていく内にやがて気にならなくなり、このシリーズの魅力を高める上では必要な進化だったと思うようになりました。前作は主人公の単独行動だったので静寂も映えましたが、姉弟ふたり行動になった今作からはその関係性を不足なく表現するためにもテキストがあって正解だと思います。
テキストや音声も充実していて、世界観を理解しながらストーリーを進められます。



前作よりもスケール感が増している


システムも全体的に遊びやすくなっており、一度解放したメインストーリーのランドマークはファストトラベル可能。

収集要素も増えて、前作よりも単調さは薄れたと思います。
前作よりも廃墟が文明化されていて人の痕跡が残っており、簡素なエレベーターや跳ね橋などが利用できるようになって上下の探索範囲がダイナミックに広がりました。
オブジェクトが増えてパズル要素が増えたものの、パズル自体の難易度は低くそこまで負担でもないです。また移動手段となるボート自体もパズルに使うことがあります(足場の移動など)。

気になる点は前作と同じくキャラクターのぎこちない操作感や稀に起こる地形ハマりなど。
また地図も頻繁に開くわりに拡大縮小が使いづらい。

続編としては充分な内容ですが、ストーリーも探索もかなり淡々としているので人を選ぶ木がします。UBI製オープンワールドのUBIタワー要素だけやりたい稀有な人や、景色が綺麗でフォトモードのあるゲームを遊びたいけど戦闘とか複雑な要素に手をつけたい気分じゃない人はおすすめです。大手と比較すればグラフィックは粗いものの、フォトモードでも素のスクリーンショットでもそこそこ映えます。

ただ、世界観としては孤独と夕焼けが似合う前作の方が印象深かったかも。あの寂寞感が良かったです。もっとも主人公姉弟のことを思うと綺麗な結末を見る(恐らく)今作が必要だったので、世界もストーリーも明るめになって大正解です。

お気に入りその1。中央左の赤い柱は未開放ロケーション


お気に入りその2




249_Killer Frequency(PS5版)

ハード PlayStation 5
バージョン 2.0
難易度  設定なし
クリア時間 07:10:37(一周目)  約14:30(プラチナトロフィーまで計3周)
トロフィー取得率 100%(プラチナ)

CMはカセット、音楽はレコードプレイヤー



ラジオDJになって電話越しにリスナーを誘導し、街をうろつく殺人鬼から守るゲーム。
ワンシチュエーションなサスペンスまたはスリラー。

ライフイズストレンジ トゥルーカラーズのDLCでラジオDJ疑似体験の楽しさに目覚めたのもあり、これはぜひ遊びたいと思い購入。勇躍起動して二周した結果……
2023年上半期で遊んだ新作インディーゲームの中では一番という結果になりました。

主な進め方としては、ラジオリスナーから助けを求める電話がかかってきたらラジオ局内で資料探索して、それを参考に選択肢でリスナーを誘導していくのが基本の流れ。中には引っ掛けもあり、参考資料があれば即正解とはいかないです。たまに時限の選択も挟まるので気が抜けない。

自分の選択の結果が生放送中に反映されていく緊張感は夢中になるし、ブースから出て局内を探索している時のリアルな静寂も良い感じ。部屋から離れると中で流していた音楽が遠ざかってより静けさが際立つあの感じが再現されています。

ホラー要素はそこまで強くなく、最序盤と探索中に軽めのジャンプスケアがちょこちょこあるくらい。
また、仮に生存者を死なせてしまってもそこまで深刻な雰囲気にならずサクサク次に行くので、一周目くらいはセーブ&ロードせず、気に病まないで進めた方がいいと感じました。
ホラー一辺倒という訳ではなくうっすらギャグノリなので、恐怖や深刻さが苦手な人でもエンディングまで進められると思います。悲劇が起こるのは電話越しなので、直接的なグロ表現もなし。もっとも声優の迫真の演技だけで怖いです。

インタラクト系の操作がもどかしいとか、バックログがない(ので要メモ)のが気になったくらいで、ゲームテンポが快適で集中して楽しめました。 簡単な情報整理は選択肢ウィンドウの枠上でしてくれるので、バックログがないといってもさほど気にならず、それより参考資料になりえそうなものを事前にブース内に持ち込んでおく方が有効な気がします。

あと気になった点を付言するなら、とあるリスナーの死亡で犬が死んでしまうとか、周回で手持ち無沙汰になりがちな点でしょうか。
周回に関しては、選択肢やパスワードの回答はランダムで変わったりしないので、一度生存への手順をメモしておけば次からは資料不要で進められます。自分もトロフィーのために周回した時はそうしました。
またプラチナトロフィーには最低3周する必要があるものの、取得難易度は低いです。特定のエンディングを見るためにわざとリスナーを犠牲にするのが心理的負担なのと、変わらない会話が退屈なのを耐えれば……

RTAなどやり込もうと思えば面白そうです。

無人のロビーが良い雰囲気


6月は以上です。
3作品とも安定して面白かったです。一作選ぶなら「Killer Frequancy」で、これはもうずっとこういうのが遊びたかった! という内容になっており、2023年のインディーゲームという括りで言えば一番好きです。
例年そうですが、年度末やホリデーシーズンから遠い夏はゲームの新作発売が落ち着くので、今月からは旧作の積みゲーを積極的に進めていきます。ちょっと貯めすぎました。


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