月間ゲームクリア記事まとめ(2023年5月分)

● 先月の月間まとめ


■ 月間まとめ年別 ※新設しました


月初にゴールデンウィークを挟んだのもあり、予想よりもゲームに割く時間が増やせる見込みだったのですが、他にやることがあったりして新作を進められなかったのが心残りです。3~4月はPS5漬けだったところ、今月は各機種バランスよく起動しました。

ちなみにゴールデンウィークはゼノブレイド3のDLCにハマっていました。これが想像以上に傑作で、ストーリーもシステムもまさにシリーズの到達点という内容。初代から追っていて途中で合わなくなったこともあったけど、こうして無事一段落(?)を見届けられて嬉しいです。下のようにナンバリングは付けないですが一応これもやっていたということで。


242_戦場のフーガ2(PS5版)【新作】
→単体記事あり(リンク)

243_イービル・インサイド(PS5版)
公式サイト(PS Store)

244_ジャンボ空港物語(iOS版)

245_リマザード:ブロークンポーセリン(XSS版)

246_The Oregon Trail(Switch版)


243_イービル・インサイド(PS5版)

ハード PlayStation 5
バージョン 1.00
難易度 設定なし
クリア時間 約4時間
トロフィー取得率 100%

常に低価格セール対象で警戒心が働き、長い間欲しい物リストの肥やしだったがGWセールで意を決しついに購入しました。

もう著作権が心配になるほどP.T.フォロワー。玄関先とかそのまんま。
流れとしてはフォロー先同様、謎解きしたり特定のフラグを立てればどこかの扉が開くので先に進み、一定の場所まで進めばループして同じ場所から再開、を繰り返していきます。


オマージュ先というかインスパイア先というか

ジャンプスケア9:謎解き1くらいのお化け屋敷スタイルでストーリーの深みなどは希薄。いかにも配信や複数人向けで、金曜夜や土曜夜に家飲みの宴席でワイワイやるのに向いていそう。プレイ時間も3~4時間もあれば全行程終わるくらいの短さです。

ただジャンプスケア偏重のスタイルが功を奏してか、舐めてかかると思ったより怖かったです。情けない話、ゲーム開始時に推奨メッセージで流れる通り照明を消してヘッドフォンで遊ぼうとしたら、照明を落とした段階で妙に嫌な直感が働き、慌てて点け直しました。P.T.ほどランダム性はなく、主人公も普通のテンションで喋るのでそこまで怖くはないはずなのに……複数人でワイワイやっても盛り上がるし、一人でじっくり没入しても怖がれるという懐の深さがある気もします。

ただ、あからさまにP.T.なのはちょっと気にかかります。数あるフォロワーが独自性を追求しているところ、ここまで開き直ったファンゲームなのはちょっとモヤつきが残ります。いずれにせよ特にやりこむ要素もなく、一周すればトロフィーも全回収できて終わりなので割り切った作りです。

後半に赤画面になるところまで一致




244_ジャンボ空港物語(iOS版)

ハード iOS
バージョン 1.21
難易度 設定なし
クリア時間 約25時間?


しばらくカイロソフトから遠ざかっていたことに気がつき、追っていない間に続々と発表されていた新作の中から興味のあるテーマを選び手をつけました。ダラダラ2ヶ月かけて取り敢えずのクリア。

カイロソフト街づくり系の例に漏れず、相変わらず安定して面白いです。離発着する飛行機の描写や効果音なんかも細かくて(識者から見たら違うのかも知れないが)こだわりを感じます。

ただ、タスク山盛りで目まぐるしく楽しい中盤を越えてプレイが安定するとダレがちになり、よほどハイスコアを狙わない限りはゲームクリア(スコア計算)の10年まで消化試合になるのはお馴染みという感じ。

ちなみに飛行機好きの身内に薦めたら、わずか2週間程度で自分の3倍くらいやり込んでいました。その意味ではとても思い出深いゲームになったと思います。



245_リマザード:ブロークンポーセリン(XSS版)

ハード Xbox Series S
バージョン 2.00
難易度 設定なし
クリア時間 約15時間
実績取得数 16/33


今年2月に別ハードで前作をクリアしたので、年内に続編も終わらせておこうと始めました。ハードが違うのはこちらがセールでかなりの安価だったためです。

色々荒削りだった前作に対し、目標管理されているしコレクタブルも見直せるようになっているしチュートリアルも読み直せるしで、かなり遊びやすくなった印象です。フラグもわかりやすくなって行き詰まるポイントが減りました。ゲームテンポが良くなっています。
ジャンプスケアもリアルさと大仰さのバランスが程よく、あざとくならないバランス感覚が発揮されています。

またストーリーも良かったです。時代や操作キャラクターを頻繁に変えてダレずに推進力を保ちつつ、説明口調になるリスクも踏まえてしっかり設定を示してくれるので前作よりもとっつきやすいです。エンディングは感動しました。

新要素として「蛾」の操作があり、これは蛾をドローンのように操作して高所や閉所の探索、追跡者のいるエリアの偵察などに活かせる要素となっています。やや操作感に難があるものの、個人的には時間制限内で別の存在を操るのがSIREN2の感応視の趣があって好きです(スタッフロールのSpecial Thanksにディレクター名がクレジットされているので公式に縁がある様子)。

などなど、全体的には改善されていますが、全体的に見ると相変わらず不安定さはあります。オブジェクトが中空に浮いたり、ただでさえ画面が暗くてアイテムの種類がわかりにくいのに拾うまでアイテム名がわからなかったり。改善されたとはいえ、まだ目標やフラグが分かりにくいところも。

ストーリー面でも、途中のシーンが抜け落ちているようにしか見えないカットシーンが所々あるのが気になりました。制作リソースで限られていて妥協を余儀なくされた感じがあります。カットシーンは前作のほうがまだ描写が細かったかも。

クセの強さは相変わらずとはいえ、ストーリーの続きが気になって不思議とのめり込めました。三部作らしいので続編(完結編?)も楽しみです。


↑スクリーンショットを撮ったつもりが全部動画になっていたので、雰囲気だけ掴める動画を貼ります。重かったり視聴できなかったりしたらすみません。



246_The Oregon Trail(Switch版)

ハード Nintendo Switch
バージョン 1.00
難易度 大自然の街道(easy相当。1周目) オレゴントレイル(normal相当。2周目)
クリア時間 11時間53分(1周目) 28時間26分(2周目ほか各種ジャーニー)

※高難易度の「オレゴンか死か」およびDLC「チザムトレイル」は未クリア。


書き出したら比較的長文になったので単体記事にするか迷いました。
昨年末の日本語版配信時から気になっていたので購入。なんでも歴史のあるゲームらしく、今回やったswitch版はApple Arcade版の移植かつ公式ライセンスの下に制作されたとのこと(詳細は公式サイト等参照)

正直、事前情報を見てもゲーム内容が把握しづらく購入に少々勇気が要りました。2周クリアした今もなおシステムの説明が難しいです。テキストアドベンチャーに横スクロールやサバイバル要素、少々のミニゲームを肉付けしたものという感じです。


主な画面としてはこんな感じ

まずチュートリアルを終えたら、旅する4人を選んでゲーム開始。職業やパーソナリティによってスキルや得意能力が異なります。旅が始まったら右から左に(東から西に)オートで進み、道中で馬車から荷物が落ちたり、食用に適さないものを食べて病気にかかったり、困っている旅人に援助したりと数多くのイベントが発生します。そこでスキルチェックが行われ、成功と失敗が判定されます。かなり種類があり、オートとはいえ画面から目が離れることはほとんどないです。また、狩りと釣りはちょっとしたミニゲームになっています。


翻訳も比較的良いです

一周目は低難易度で挑んだものの、中盤から目に見えてキツくなりました。金も物資も常にギリギリで、4人と馬車とそれを牽く牛たちが全員万全でいることの方が珍しい状態です。
凶悪なのが赤痢で、一定期間を経て治るまで仲間に感染し、一回治っても感染者が残っていれば再度感染します。予防として清潔を保つ、応急処置として薬や薬草を使うなどの選択肢はありますが、常にそういったものが備えてあるとは限らず。赤痢が原因で死者を出すこともあります。
それでも全滅するまで「旅を諦める」という選択はなく、ひたすら最終目的地のオレゴンシティへ進み続けます。牛が逃げたり死んだりして一頭もいなくなったらその場でサバイバルして、仲間が助けを呼ぶのに成功するまで生き延びます。そしてまたボロボロの状態で立ち上がり……と、ビジュアルイメージに反してシビアな世界観です。当時の旅の過酷さを追体験できるので、教材に使われたという実績も頷けます。とはいえ開拓がどんなに過酷でもネイティブアメリカンから見れば侵略者側なので、ゲーム開始時にそうした描写への注意書きがあります。


一区画ごとの小ゴールが砦。この画面になると一安心

また、そうした多種多様なイベントとは別に、サブクエスト的なものが6ラインほどあります。こちらは選択次第で内容が分岐するので、周回でもそこまで作業にはならないです。

そのほか動物の収集要素もあり、背景にハイライトされた動物がいればYボタン一押しでジャーナルに登録され、釣りでは釣った魚が登録されます。かなり数がありやり込み甲斐があります。

このジャーナル埋めに限らず遊べる要素がかなり多く、メインとなる「メインジャーニー」のほか、サブストーリー的なジャーニーが複数(10以上)あり、そこでは本編と一味違う遊びが体験できるようになっています。
一区画内で毛皮の所有量を競い合ったり、一点から動かず仲間に指示出しして救助が来るまで生存したり、中にはスコアや実績に影響しない散策モードやミニゲームオンリーのモードも。またこのジャーニーで新クラスや新アイテムも解禁されます。オンラインの季節イベントはよくわからず手を出しませんでしたが……

ただゲームとして気になる点は多いです。

まずUI。
タッチ操作前提なのか、コントローラーだとどこにカーソル移動したか追いにくく、選択を示すエフェクトも弱いのでちゃんと所定の選択肢を選べているかどうかわかりにくいです。また操作に対しての反応が遅い気がします。タッチ操作なら多少遅くても「タッチした」という感触があるので多少レスポンスが遅くても戸惑わないが、コントローラー操作で反応が遅いと、つい焦ってカーソル無駄に動かしてページを移動してしまったりすることが多々。

次に、数あるイベントの中で「荷馬車の破損」だけ頻度が高すぎる。リアルなのでしょうが、その度にアイテムを手動で積み直す単純作業をする羽目になり煩わしい。これも「グリース」を使えば一定期間破損を防げるとはいえ、これを常に切らさないというのは難しく、旅の間はアイテム整理に悩まされます。


赤いマスには物が置けません。また画像上の囲み枠と表示されている画面が一致しないので混乱します

色々書きましたが思った以上にハマりました。
遊びながら当時を追体験して勉強できるので、なかなか有意義なゲームでした。


5月は以上です。
5月の中から一作選ぶなら「The Oregon Trail」になります。唯一の新作「戦場のフーガ2」も良作でしたが、良くも悪くも安定路線という印象。
ただ一番思い出に残るのは「ジャンボ空港物語」です。あまりコンテンツの布教とかはしないのですが、珍しく布教してあまつさえ成功したので。

6月は各種ゲームイベントが開催されて色々と盛り上がる月なので、適度に有休なども使ってプライベート時間を確保しようと思います。また新作を優先して進めたいところです。






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