月間ゲームクリア記事まとめ(2023年2月)

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職場で身の丈ギリギリの仕事を任せられるようになり、ここ数ヶ月は多忙です。
この寒さもあり、油断すると体調を崩しそうな日々が続いているので、自己管理の大切さをいよいよもって実感しています。

今月は旧作と新作を3つずつ遊びました。新作残り2つはまだ途中なので来月以降になると思います。The Unfinished Swanは月末ギリギリでクリア。


228_Hi-Fi RUSH(XSS版)【新作】
→単体記事あり(リンク)

229_リマザード:トーメンテッドファーザーズ リマスター(PS4版)
→公式サイトはこちら

230_SOMA(XSS版)
→公式サイトはこちら(やや重いです)

231_The Unfinished Swan(PS4版)
→公式サイトはこちら(やや重いです)


229_リマザード:トーメンテッドファーザーズ リマスター

ハード PlayStation 4
バージョン 1.00
クリア時間 約10時間
トロフィー取得率 100%(プラチナなし)

クロックタワーの影響下にあるステルスホラーゲーム。3gooがローカライズする前のバージョンを数年前にSwitchで遊んだことがあり、その時は操作性や暗すぎること(丁度停電パートで詰んで心が折れた)を理由に挫折しました。

2022年末、続編のブロークンポーセリンをMS Storeのセールで購入したこともあり、これを機に本作もリベンジできないかと思案していたらちょうどPS Storeでセールしていたので購入。リマスターを銘打っただけあって、操作性やグラフィック、翻訳の質などが向上して遊びやすくなっていたのが嬉しかったです。




一方でとにかく困ったのがチュートリアル・目標が再確認できないこと。表示はされるものの、画面のどこを探しても読み返せないので、一度見逃すとかなりの時間ロス、最悪詰みかねないです。初作のインディーゲームに求めすぎてもなぁと思うものの、この点は引き算過剰に思います。

あと中盤以降は即死イベントが増えてなにかとストレスです。とあるイベントで鏡を見るなと言われて、言われたとおりにしても結局は物を投げて鏡自体を破壊しないと状況を打破できず、物を投げるには鏡の方を向く必要があり、仕方なく向いたら即死の繰り返し。
結局イベント発生前に割って回ってイベント自体を回避しましたがあれが正攻法だったのでしょうか?(トロフィーは取れた)。

地下は即死QTEや説明なし時間制限即死イベントやらで結構モチベーションが削られました。最終面は悪質なひっかけが多くてもうやりたくないです。

あとは全体的にハマりが多い。
壁に追い込まれてハマってなす術なく死んだりQTEが重なって片方しか動かせず死んだり……強制終了と無限ロードも一回ずつありました。
これは悪いことばかりでもなく、敵がハマってこっち有利になることもあります。特に地下ワインセラーとかの細い通路では助けられました。

そして個人的に辛かったのが、セーブポイントが不便&オートセーブが遠いこと。数カ所あるセーブポイントは敵の巡回ルート真横・離れた場所・スルーしかねない場所にあったりと条件が悪く、決してセーフルームにはならないです。個人的に地下にあると便利でした。
オートセーブもシチュエーション次第であるにはあるものの、割と前まで戻される印象です(特に最終面)。




……とゲームとしての品質は不安定ですが、対してホラー要素はバッチリです。敵は音を立てるのが怖すぎてほぼ歩きがしゃがみ移動でした。この音が本当に怖く、壁の向こうから敵の声が聞こえてくると近くにいるのかと焦ります。音の出どころが下の階なのか上の階なのか分かりにくいので、常に緊張感が持続しました。

この音が重要なファクターで、こっち側は自分以外のつぶやきやドアの開閉音から敵の位置を察知して行動することになります。あえてだと思うのですがこの音の聞こえ方も大雑把で、方向までは分かっても居る階層までは判断がつきにくく、把握したところで安泰とまではいかず緊張感は持続します。敵も総じて耳が良く索敵範囲も広いので、しょっちゅうなんでもないところで見つかって心臓が跳ねました。

あとは、作中で入手したテキスト類をまとめて読み返せる項目も欲しかったところです。
個人的にはリベンジも果たせて満足なので、近日中に続編も遊ぶ予定です。全3部作らしいですね。


230_SOMA

ハード Xbox Series S(Game Pass)
バージョン 1.00
クリア時間 18時間54分
実績取得数 10/10(クリアで全獲得できるタイプ)

おなじみGame Passで。前から気になるリストに入っていた作品。日本語訳はないですがそこまで気にならなかったです。一番近いのがバイオショック1・2だけど基本戦闘要素はなく、軽い謎解きがある一人称視点アドベンチャーといった趣です。

ダイナミックで緻密な近未来の深海世界が魅力。
主な探索地点は海底基地みたいな場所になり、合間合間で挟まる海底パートが実に不気味な雰囲気。ただの海底ではなく、そこにオリジナルな世界観に基づいた建造物があったりしてこのゲームだけの世界が広がっているのが魅力的です。
画面からUIが排されているので没入感も高く、大手ゲームに負けずスクショ映えします。

壁紙にしたい

壁紙にしたい②

左下の構造物の雰囲気に懐かしさを覚えます


また感心したのがペース配分。基本的にエリア区切りで探索することになるのですが、探索が短すぎず長すぎず、適度なところで一区切りして次のエリアへ向かうのでダレにくいです。

謎解きに関しては日本語訳がないのもあっていくつか手間取りました。3ヶ所攻略を確認して、それ以外は自力でなんとかなりました。必要アイテムを持っていれば、それを使える場所の近くにいると自動で取り出してくれるのでわかりやすいです(窓割りなど例外あり)。このシステム意外とありそうでない気がする。ハイライト表示だけに依存せず謎解きのヒントを出す良い仕様ですね。

ホラーらしく追跡者の目から逃れるステルス要素があります。相手の目がかなり良く物音にも敏感なので、結構離れていても見つかります。一方である程度ゴリ押しも効くので、一気に駆け抜けても意外と突破できたりします。物音立ててのおびき出しや扉遮断なども有効(敵によっては開けてくる)で、そこまで難易度は高くないです。
ちなみに追いつかれると即死。ただ1〜2回程度ならその場で復活できるのでそこまでストレスはないです。ペース配分といい、こういうユーザーフレンドリーな調整が本当に上手。

個人的には追ってくるタイプの存在よりも、深海の孤独感とか、異形と化した人間の衝撃的な姿や在り方のほうが怖かったです。人間だった頃の名残が確かにあるから余計に苦しい。

ストーリーに関してはクリア後、色々と考察などを漁って補完しました。言及は避けますがエンディングは美しかったです。

実際遊んでみて、世界観の独創性やゲームとしての職人的完成度の高さなど、名作と呼ばれる所以を感じました。ここまでの世界を作りきったのが物凄いと思います。


231_The Unfinished Swan

ハード PlayStation 4
バージョン 1.00
クリア時間 約6時間(トロフィー回収を含めると8時間半くらい)
トロフィー取得率 100%(プラチナなし)


昨年11月のまとめ記事のコメント欄でお勧めしていただいたゲームです。かなり前にPS Plusのフリープレイで確保して以来、もう何年も放置していたのを今月のPlus再加入を機に初挑戦。

これまで手を付けなかったのは「なんかアーティスティックすぎてクリアまでモチベーションが持てるか」という不安もあったのですが、杞憂でした。ちゃんとゲームとして面白く、名作の評価は伊達ではないと思いました。「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」と同じメーカーだけあって、事前の印象よりもエンターテイメント寄りというか。

一応3Dパズルのジャンルになると思いますが、難しい謎解きはなく詰まることは一度もなかったです。後半の箱設計の操作がとっつきにくかったくらい。あとは風船全回収を目指すとチャプター3の森がちょっと大変かも。

システム面はユーザーフレンドリーで、高所から落ちたりしてゲームオーバーになっても小刻みなオートセーブにより近場でリスポーンされるし、収集要素の風船なんかも入手即セーブかつチャプターごとの入手数が明示されるので回収がとても楽。クリア後は風船のある場所に接近すると教えてくれる「風船レーダー」というアイテムが解禁されるので、回収も作業感は希薄でした。またダッシュがないので迷いがちな序盤はダレる可能性があるものの、そこまで広いステージではなく、ちょこちょことギミックが挟まるので走れなくてもそんなに気にならないです。

あとBGMが良い意味でキャッチーでいいですね。最終盤のRPGみたいな勇ましい曲好きです。また、起動時のロゴ表示からスタートメニューにかけての曲の自然な繋ぎに感心しました(意図して繋げているように聴こえるけど違ったら恥ずかしい)

もちろんインパクトあるアート面もお洒落。色数を抑えた画面作りがクセになります。これはストーリーともリンクしており、段々画面の色彩が増えていくのがワクワクしました。2Dで鏡に映る操作キャラの表現には感心しました。


画像内の黒色は全部自分の操作で塗りました


と非常によくできたゲームなのですが、色々人を選ぶのは確か。開始時の放置っぷりで何していいかわからず即座に投げ出してしまったプレイヤーはかなりいそうだし、そこを打開できても画面のコントラストがキツい画面は目に悪いし、それでいて3Dなので苦手な人はとことん苦手な作りです。特に序盤の白画面はかなり光刺激が強く、てんかん発作を抱えている人は要注意です。
健康を害してまでやる価値があるかと言うと人によるが、イライラしたり眼痛や酔いを引き起こしたら無理してまで続ける必要はないかもと思います。

それにしても本作の発売時(2014年)はSIEもまだ元気だったのか、こんな小さなゲームでもローカライズばっちりですね。その意味でも遊びやすかったです。ビジュアルイメージよりも全然遊びやすく、かつセンスと両立しているのが流石といった感じ。

お勧めに従って良かったです。コメントいただき有難うございました!


テキストは吹き替えフルボイスです

このトロフィー苦戦したけどやりがいがあった



今月は以上です。新作のHi-Fi RUSHが飛び抜けて面白かったですね! 他の旧作3作も長年ゲームリストに残ったままだったので、一ヶ月で一気にクリアできてすごくホッとしています。実りの多い月になりました。

今はゲームの途中で他のゲームを始めて、その途中にまた別のゲームを挟んで、時間かかりそうだから短めのゲームを気分転換に入れて、みたいな混沌としたスケジュールなので、このへんでモチベーションを整理したいところです。



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