ゲームクリア感想228_Hi-Fi RUSH(XSS版)

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Hi-Fi RUSH、革命すぎる。

加点主義でミス即ペナルティみたいなのがなくて気軽だし(基本どこでどう攻撃してもリズムに合い、そこからスコア加点になる)、アクションゲームとリズム要素がうまく融合していた手触りが良い。今年早くもGOTYのポテンシャルある。

これまでの音ゲー要素採用ゲームの不満点を一気に解消した感じ。アクションだけじゃなくてキャラクターのアニメーションも滑らかでテンポ良い。

以上は約一ヶ月前のプレイ当時、自分のTwitterからの引用です。興奮を伝えるためにそのまま引用しましたが、今振り返っても本当にこの通りです。この感覚を知る前と後ではゲーム観が大きく変わりました。

発表即配信が話題になったリズムアクションゲーム。メーカーはなんとサイコブレイクシリーズのTango Gamewarks。
自分もご多分に漏れず画面の暗いゲームの印象を持っており、リズムゲームというのは意外でした。ただ私はこのメーカーのゲームが好きなのもあり、かつGame Pass対応ということで他のゲームよりも優先的に手を出しました。結果としてそれが大正解でした。


【主なプレイ環境】
ハード XBOX Series S(Xbox Game Pass)
バージョン ver.
難易度 設定なし
クリア時間 約 00:00:00
実績取得数 00/00


【良かった点】


◎革命的な戦闘


何から言えばいいのか……アクションゲームと音楽ゲームの各要素が違和感なく世界に馴染んでいるとか、全体的に受付時間が緩く多少入力ズレても受け付けてくれるので初心者向けとか、そういう賢しらぶった言葉よりも、

とにかく万事ノリが良くて楽しくなる。

というのがすべてです。もう何よりも、上で言ったとおりミスのペナルティがほぼ皆無なのが本当に良い。せいぜいパリィ失敗のダメージくらい。
白眉なのが「ビートヒット」の爽快感で、タイミングよく円の重なる瞬間にボタンを押すというよくあるQTEなのに、このゲームのシステムに組み込まれるとなくてはならないアクションと化すのです!

画像中央下のリズムキープ(?)はワンボタンでON/OFF可能


あと、防御行動ですら気持ちいいのもこのゲームの特徴。いわゆるパリィの比重が高めで、これをある程度覚えるだけでただでさえ楽しい戦闘が更に楽しくなります! また中盤頃から解禁される「リズムパリィアタック」は、敵から事前に表示されたリズム通りにタイミングよくボタンを押すとパリィになり、敵の猛攻を防げるというもの。これが成功すると非常に爽快です。

緩いだけでなく、ハイスコアを目指そうと思えばやり込めるし、その場のノリで進めてしまってもなんとかなる懐の深さがあります。他の音ゲーでノーミスを目指してキリキリするのが馬鹿らしくなりました。






◎私的ゲーム史上最高レベルのアニメーション


ゲーム内アニメでここまで動きが良いものをほかに知らないかも。ムービーも操作パートもとにかくアニメがヌルヌル動いて退屈しません。アニメムービーは驚くほど完成度が高く、ギャグも面白いしロボット猫はとてもかわいい(コンティニュー画面の動きが好き)。操作パートだけでなくアニメムービーもちゃんとリズムに乗っている徹底ぶり。


◎音楽


こればっかりはゲーム内で体験するのが一番です。いわゆる版権曲からゲームオリジナル曲までどれもシチュエーションにあっていて戦闘が盛り上がります。また、当たり前のようにインタラクティブミュージックを採用していて、探索から戦闘アレンジ版にシームレスに切り替わるのもスマート。

ただ版権曲は基本ボス戦でしか流れず、当のボス戦は操作で忙しくあまり堪能できないのが玉に瑕かも。大人の事情も大きいだろうけど、変に濫用しないのは好感持てます。  


◎適度にやりがいのある探索


戦闘メインだと思っていたら、各ステージがなかなか作り込まれていて探索やアクションが楽しかったです。クリア後にしか通れない場所も多く、探索しがいがあります。実を言うとまだクリア後の探索を始めてばかりで……



○クリア後含めたやりこみ要素の充実


クリア後も同じ時系列で追加要素を楽しめます。かなりガッツリやり込めそうです。
ステータス上昇アイテム・グラフィティ・ジャーナル類のゲームおなじみ収集要素に加えて、条件を満たすとアイテムと交換できる壁画など。
壁画はエンドコンテンツみたいなもので、最高難易度をクリアできるような極一部のプレイヤーでないと完成は困難そうです。

あとはスキンや拠点BGM購入できるようになったり、各マップで初回は入れなかった不思議な扉に入れるようになったり、リズムタワーと呼ばれる高難易度やり込み要素(これもエンドコンテンツ)が解放されたりとやることはいっぱいです。値段からするとコストパフォーマンスの面でも優秀。


○アクセシビリティの充実


自分の遊びやすい方法を比較的広い範囲でカスタマイズできるので、ストレスはほとんどのなくゲームに集中できました。戦闘で負けがこんでくると公式から「アクセシビリティ変えるとやりやすくなるよ」という主旨の紹介をされるので、ラスボス戦だけ堂々と頼りました。

それだけでなく難易度設定も分かれており、チュートリアルも充実しているので(ちゃんとトレーニングモードもある)、向上心があればリズム感に欠けていてもちゃんとクリアできます。

あと少し話はズレますが、ストーリーやキャラクターが変に拗れておらず、割と万人向けなのでその意味でも不快にはならなかったです。


【気になった点】


△リトライ時に飛ばせない会話がある


ボス戦前のムービーこそスキップできるものの、雑魚戦前の一部の会話イベントはその限りではなく、ツボにハマると同じ会話を繰り返し見聞きさせられてやや辛い。詰まるくらいならアクセシビリティや難易度を変更して打破すればよいとして、ステージひとつが長めなのもあってリプレイ性がやや低めなのは気になりました。


それ以外はほとんどないです。



【まとめ】


上で色々書いたものの、自分が不甲斐なくてこのゲームの面白さを説明しきれませんでした。

とにかく遊べば確実に楽しいので、感想を漁るよりも自分で飛び込んだほうが最終的に満足感を得られるタイプの作品だと思います。ちなみに音ゲーの経験は不要で、どちらかと言うと3Dアクションに適正があるかどうかのほうが大事かも(酔わないなど)。

難易度調整できる戦闘よりも、人によっては探索アクションのほうが苦戦するかも知れません。特に中盤以降出てくる時間制限水場渡りは詰みポイントかも。とはいえ何度かやれば打破できるレベルなので、続ける意志さえあればクリアは誰でも問題ないでしょう。

今は一時中断してしまっていますが、続編の前にこの良作をしっかりやりこまなければ、という思いです。
サイコブレイクに並ぶ会社の柱にして欲しいという何目線かわからない感想を抱いておりますが、未だにGhostwire:Tokyoを遊べていない身で言うことではなかったですね……今年中にはやりたい所です。

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