ゲームクリア感想不定期まとめ(2026年②332〜336)

大型連休といえば長時間プレイが見込まれる大作ゲームを進めるチャンス! ということで、その前に新作ゲームと旧作ゲームをいくらか楽しみました。近年の自分にしては珍しくSwitchが多いです。


332_ 樹海迷路 (Switch版)【新作】

333_ Incantation(PS5版)【新作】

334_ Is This Seat Taken? (Switch版)

335_ 花火 (Switch版)【新作】

336_ The Rise of the Golden Idol(PS5版)


332_ 樹海迷路

【主なプレイ環境】
ハード Nintendo Switch
バージョン 1.0.9
クリア時間 約 6 時間

(ゲームジャンル的にスクリーンショットひとつが重大なネタバレになりかねないため画像はなし)


ノベルゲーム。ほぼ個人開発されているようです。
富士の樹海にVlog撮影に赴いた一行が不思議な出来事に巻き込まれ……というのがストーリーの始まりです。
最序盤こそホラー風味ですがホラーゲームではなく、哲学的なテーマを主体にした伝奇系SFという趣。またこの手のゲームには珍しくギャグ描写もそこそこあって、屁ネタでほぼ確実に笑ってしまう身としては(ミだけに)暗い気分になりすぎず楽しめました。

終わってみれば良い感じでしたが、ゲームプレイ中は事あるごとに周囲に余計な喧嘩を売りつける主人公の言動・行動にイライラすることの方が多かったです。それがノイズとなってどっぷりとハマる感じではなかったです。


333_ ③Incantation

【主なプレイ環境】
ハード PlayStation 5
バージョン 1.0.0
クリア時間 約 12 時間
トロフィー取得率  73 %


ホラー映画「呪詛」のゲーム版とのことです。ホラー好きなくせに「女鬼橋」シリーズと同じく映画は未見の状態で遊びました。
ゲームタイトルを「Incarnation」と誤認していましたが「Incantation」が正しいです。

ゲーム自体も「女鬼橋」同様オーソドックスな3Dホラー。パズルも攻略も比較的易しい。同じアジアンホラーで言えば「Home Sweet Home」ほどステルス要素も強くなく「女鬼橋」ほど謎解きも難しくなく…といった感じ。他ホラーゲームに比べて画面が明るめなのもあり、怖さすらほどほど(一部のジャンプスケアは飛び上がったけど)。なにかと既視感はあるものの安定して楽しめます。

個人的にはホラー要素はもちろん、探索が楽しかったです。ゲームボリュームに対して入手できるものが多いし、異国情緒あふれる村落が物珍しくて捗りました。
ストーリーも情報の出し方が練られていて面白かったです。トロフィー回収目的で始めた2周目も、気がついたら答え合わせのように話を追っていました。

アーカイブNo.015(SIRENオマージュ?)



村落の探索がメインなのが好き。やはりゲームの探索は人の気配が残る場所に限る


難点としては周回のし辛さ。イベントスキップ機能もないしイベントチャプター選択機能もないので、基本一周で終わるのが前提のような作りです。とはいえイベント含めたゲームテンポが良いので許容範囲。
またプラチナトロフィー取得条件が緩め(各コレクタブルアイテム全入手)なので、章の要所のセーブを分けておくと便利です。自分は怠ったので二周目突入しました。それはそれでストーリー理解が深まったので結果としては正解でしたが、どうしてもアイテム残り2つの場所が解らずプラチナトロフィーは未取得のままです。それはまたいずれ……

戦闘もなく、ホラーゲームのらしい要素だけカジュアルに楽しめるのでおすすめです。


334_ Is This Seat Taken?

【主なプレイ環境】
ハード Nintendo Switch
バージョン 1.2.0
クリア時間 約 12 時間


タイトルから察せられる通り席配置パズルゲーム。体感、カジュアルとハイパーカジュアルの中間くらいのカジュアルなゲームです。
「フォルムン」と呼ばれるかわいいミニキャラクターたちの要望を叶えつつ適切な席に配置して行きます。ステージクリア型で、ステージはタクシーやバスや電車といった交通から、映画館やファストフード店、空港の待機列など色々あります。

この作品、初報からありそうでなかったコンセプトに惹かれました。考えてみれば、席順や待機列順などは割と日常で意識するのにゲームに落とし込まれることはあまりなかった要素なので、そこに着目したセンスに感じるものがありました。


こうした風呂キャンセル界隈に最後まで苦しめられます

不満分子がひとりでも残っているとブーイングアイコンで通知してくれる

個人的にこの空港くらいの難易度が一番しっくりきた

しかしいざ遊んでみると、楽しかったのは中盤くらいまでで、終盤はステージの使い回しやギミックの面倒さも相まって急速に飽きがきた……というのが正直なところです。特に列車ステージは冷房と荷物パズルと人数の多さでそこそこダレました。
一日に数ステージずつ小刻みに進めても飽きはさほど緩和せず、投げだすよりはと一気にクリアしてしまいました。諦めたといっても全25ステージ中3〜4ステージ残っただけなので、暇ができれば再挑戦するかも。ちなみに章ごとの全ステージクリアでおまけステージがひとつずつ解放されます。わかりやすくアナウンスされないので最初見逃しました。


335_ 花火

【主なプレイ環境】
ハード Nintendo Switch
バージョン 1.7.0
クリア時間 約 5 時間

高評価で話題のゲームが日本語化、という初報に触れて購入しました。ゲーム自体はアジアンホラーゲームでお馴染みの2D横スクロール(このスタイル結構好きです)。刑事である主人公が一家死亡事件の真祖に迫ってゆく内容となります。

ゲームとしてはほぼ一本道で難しい要素はありません。謎解きも簡単な部類。移動がのっそりとした歩きのみのため、もどかしさこそあるものの、広範囲な探索をするわけでもないので許容範囲です。ホラー要素に関してはジャンプスケアはさほどなく、陰鬱な雰囲気でじっとり没入感を深める感じです。

一番の見所はやはりストーリーでしょうか。閉塞感に包まれた人生、因果の巡り、空回った善意……身に覚えのある理不尽がゲームに落としこまれており、短いながらも含蓄ある内容となっています。どことは言いませんが、山を見上げながらの詩的なやり取りが好きです。
あと、各章タイトルの出し方など細かい演出が凝っているのも感心しました。





この直前にIncantationを遊んでいたため、通底する雰囲気を感じた

ただ、日本語訳が不安定で、口調の混在や未訳などによって少々体験が損なわれているのが惜しいかもしれません。もっとも、謎解きに影響するようなローカライズ不足はないためゲーム進行に支障はありません。
決して万人受けはしないでしょうが、小説を読み終わったような馴染み深い感傷に浸れる内容でした。


336_The Rise of the Golden Idol

【主なプレイ環境】
ハード PlayStation 5
バージョン 1.0.015
クリア時間 約 34 時間(うち放置8時間くらい)
トロフィー取得率 100%(プラチナ)


推理ポイント&クリックの続編。そもそも前作に手を出したのが本作の高評価を聞きつけてだったので、ようやく辿り着いた感じです。
ゲーム内ヒントこそ活用しましたが、なんとか外部攻略情報に頼ることなく本編クリアしました。ちなみに現時点ではDLC未プレイです。この記事更新後に着手します。

ゲームシステムは大幅な変更こそないものの、フラットなシーン移動が減って階層的になったため、シーンを切り替える煩わしさから少し解放されました。ワンシーンの情報密度が高まって、そのワンシーンからオブジェクトを深掘りしてゆく感じです。これは前作から時代が進んで現代的な世界観になった(色々なオブジェクトが使えるようになった)のも大きいと思います。





前作同様、クリアだけなら特定のものだけ全問正解すればOK(下に例外)

ただし各章終わりに推理まとめパートがあり、ここは全項目クリアが必要

ほかに変化があった点としては、ストーリーのメッセージ性が強くなったと思います。細かく語られる訳でもないのに、エンディングは色々考えてしまいました。どんなに無様でも、人間のどうしようもなさと折り合いをつけていった方が最後に残るというのはリアルすぎて個人的には望んだ展開ではなかったのですが、まぁそうなるだろうなと納得はしました。

また新要素として動画からの推理もありました。ダンスのやつは解読に難儀しました。

ただ、肝心の推理が前作より釈然としないです。翻訳の都合もあると思いますが、ニュアンスとしてさほどおかしくないような文章を完成させても不正解だったりして、結局総当りを繰り返していくうちに正答に至った……というパターンが多く、推理により解決に至ったという感覚を味わうことは少なかったです。正答にしても、個人的には違和感のある言葉選びだったり、この乏しい情報からそれを導出するのは無理筋では? と感じるものが多かった印象です(特に最終ステージはヒントを見てもキツかった)。回答のコツとしては、見た目が同じイコール当人とは限らないことを意識すると人名特定で躓くことが少しだけ減るかと思います(そうなる理由もゲームを進めれば理解できるかと思います)。


比較的序盤の難関ステージ。ヒント全開放してもなお詰むかと思った

また、前作にあった解答の正誤判定システムが撤廃されてしまったので、余計にこの理不尽さが助長されています。総当たりできてしまうからというのは理解できますが、回数制限を一回のみに減らしても良いので続投した方がスムーズな体験になったと感じます。
幸いにも、誤答を2つ又はそれ以下まで減らせればその旨が示されるので、あえて誤答2つを残して総当たりする手段は残されていますが、大抵そこまで持っていくのに難儀するうえ、結局ワード入れ替え総当り作業からは逃れられません。

とはいえ、ダメ元で埋めたら一発クリアできたり、後半のステージなのに思ったより簡単に越せたりなど、ゲームとしても興奮はちゃんとありました。前作よりも難化しているので、煮詰まったらその日はやめて、後日スッキリした頭で再開するなど緩やかに臨むのがおすすめです。


まとめ

ゲームとしてはやはり前作に引き続き「The Rise of the Golden Idol」が白眉でした。ただ個人的には「Incantation」が存外しっくり来ました。この手のホラーゲームとしては安定感ある内容だと感じるのですが、巷間の評価が思わしくなくて少し驚きました。
「樹海迷路」と「花火」はゲーム面がやや不安定で、「Is This Seat Taken? 」はアイデアこそ良好なものの、ワンアイデアでの牽引力がやや不足、といった印象です。
あと、ストーリーものはやっぱりある程度読み応え(追い応え?)のあるものでないともう耐えられないなと改めて思いました。今回取り上げた作品群はその点序盤から保証されていたので安心です。パズルの「Is This Seat Taken? 」は除くとして。

また未クリアなので上記項目にはないですが、積みゲームの中から「Russian Subway Dogs」という2Dアクションゲームも遊びました。音楽やビジュアルに惹かれて長年気になっており、昨年日本語版がPS5で発売されたことをキャッチして購入したのですが、何というか古き良き2Dアクションの文脈を踏まえたお仲間向け、という硬派なゲームで、自分には難しくクリアのビジョンが見えなかったため積みから断念のカテゴリへ移動しました。やっぱりアクションの経験値を蓄積してこなかったのが響いています。
と、自分が諦めただけでインディーゲームとしては完成度高めななので腕に覚えのある方は楽しめそうです。

今回はこのような感じです。なんだか文章のテンションが低くて恐縮ですがゲームに著しい不満がある訳ではなく、老いや疲労で文章ですら空元気を出せなくなった、というのが近いです。元気が必要なゲーム(アクションなど)が年々できなくなりつつあるので、若い時分は永遠かと思われたこの趣味にも他の趣味同様に、ひいては人生同様に限界があることを再認識しつつあります。






コメント

このブログの人気の投稿

ゲームクリア感想296_サイレントヒル2(PS5版)

ゲームクリア感想310_アサシンクリードシャドウズ(PS5版)

ゲームクリア感想69:ドラゴンエイジ:インクイジション(PS4版)