ゲームクリア感想330_バイオハザード レクイエム(PS5版)
シリーズ過去作の記事は↓
前回は5年ぶりのシリーズ記事更新だったのに対し、今回は14日ぶりと温度差のある更新間隔となりました。
今年3/22にシリーズ30周年を迎えたCAPCOMの大人気サバイバルホラーの新作。結論から申し上げますと想像以上にハマり、シリーズで一番周回しました。普段は1〜2周のところ、本記事作成前に4周もしたくらい。
また、元より緩い設定になっているとはいえ、人生で初めて制限時間内クリアや回復不使用などを達成し、果ては最高難易度クリアも(特典使用の上で)達成できました。シリーズ初のプラチナトロフィーも獲得でき、結果と思い出の残るゲームとなりました。
そもそも本作に惹かれたのは、シリーズ最新作だからというのに加えて、本作の「レクイエム」という副題やストーリー設定が気になったからというのが大きいです。
単純に前作「ヴィレッジ」や或いは「 RE4」の続きが語られるかもといえ期待もありましたし、やはりラクーンシティといえば特別な響きを持つ言葉ですから……
【主なプレイ環境】
ハード PlayStation 5
バージョン 1.120.0
難易度
一周目 Standard(Modern)
二周目 Standard(Classic)
三周目 Casual
四周目 Insanity(特典装備は斧無限以外全使用)
クリア時間
一周目 18:47:39
二周目 13:21:56
三周目 3:44:52
四周目 8:56:17
トロフィー取得率 100%(プラチナ)
【良かった点】
◎集大成の安定感
リブート後の近年バイオハザードの集大成のような内容で、円熟の完成度だったRE:4から円熟したまま正当進化まで果たしています。グラフィック・オブジェクト反応・アニメーション・恐怖演出など元より高水準だった要素が更に向上しています。
ホラーとしてしっかり怖い7やRE2、アクション寄りのRE3や RE4、中間のヴィレッジと近年ナンバリングの要素が詰めこまれていてどの路線が好きでも満足。
特に最序盤のゾンビの造形は流石。SIRENの屍人の如く生前の記憶に基づいた発言や行動をするので、グラフィックやアニメーションの進化と相まって「本当についさっきまで人間だった感」が強いです。ゲームにビジュアル不要論も根強いですが、やっぱりビジュアルの進化はゲームに多大に寄与するなと思いました。
また、一人称視点と三人称視点を選択できて、なおかつ主人公ごとに設定できるのも没入感と周回プレイのモチベーション双方に寄与していたと思います。個人的にはやはり三人称視点がしっくりきますが、一周目のグレースパートを公式のおすすめ通りに一人称視点にしたら本当に怖かったので、一周目くらいは公式の言葉に従っておいたほうが良いです。
| フォトモード搭載が本記事更新の直前だったのでらしいショットが撮れず |
| 敵を全滅させたセーブデータしか残っておらず |
◎シリーズでもっとも快適な操作
(良くも悪くも?)クセが抜けて大手シングルプレイTPSやFPSの操作感に近く、サイレントヒル・SIREN・The Last of Us・ダイイングライトなど、これまでの同ジャンルプレイ経験が活きました。アクションの判定も広く反応も良いのでサクサク進みます。
三周目で挑戦した制限時間内クリアでは、SIRENシリーズのタイムアタックで培ったスキルがほぼ活用できて感動がありました。
また、ステルスキルがやり易くなったのは大変好印象です。近年バイオハザードのステルスといえば一部例外抵抗手段を持たない操作キャラが身を潜めて敵をやり過ごすパートか、強制戦闘前の仕込み(頭数減らし)が主という印象でしたが、本作では一般的なステルス攻略(やり過ごしても倒しても可)がこれまで以上にやり易くなっており手に馴染みます。
◎性能別主人公での攻略
RE:4の記事で、サバイバルホラーゲームはセーフルーム内外の温度差が激しいほど好みというような宣言をしましたが、今回はもちろんそれもある上で、主人公ごとの特性別ゲームプレイで温度差を感じられます。発売前は正直ピンときませんでしたが、実際遊んでみたら割と良かったです。
ゲームとしては新主人公のグレースのパートと、歴代主人公の一人、レオンのパートをほぼ交互に進めていきます。グレースパートは7やRE:2のような正統サバイバルホラーで、あらゆるリソースを駆使しながら圧倒的不利な状況を攻略していきます。レオンほど戦闘能力がないため、身を屈めて敵をやり過ごしつつ探索をして、必要な時だけ戦うといった感じ。
対してレオンパートはRE:4のノリで、正面から暴れられます。グレースで逃げ回っていた相手でもレオンならリベンジを果たせるので、やり返す爽快感が同じゲームの中で体験できます。
序盤の療養所ステージが顕著で、別々の主人公が同一ステージを移動する形式のため、連続性を保ったままリベンジしてすっきりステージを抜けられます。主人公もステージも別というよくあるパターンだとこの爽快感は味わえないので、ありそうでなかった感覚でした。
◎探索の楽しさ
これもシリーズを踏襲していて期待通りでした。
特に序盤の療養所は怖すぎる地下含めて名ステージ。探索自体が怖くも楽しく、登場するゾンビたちにすら愛着が湧きます。中盤以降のステージも(療養所ほどのインパクトや恐怖はないにせよ)しっかり面白かったです。
また発売前情報にもある通り過去ステージが出てきます。そこもRE2やRE3を中心とした過去作品を振り返れるような作りで、発売前の短編映像作品みたいなエモい雰囲気に浸れます。
こうなったのも全ては人間の欲望のせいなのですが、元を辿れば黒幕のそもそもの動機も人間への失望から始まっているというあたりの設定は上手いと思います。そこで踏みとどまるためには何が大事か、というのをシリーズ通して語ってきたのではないかと。現実世界がこんな情勢になってみると、昔は荒唐無稽に思えたこのシリーズのストーリー設定も妙にリアリティを伴ったように感じます。
| もう過去でしかない場所 |
◯周回が比較的親切
元より周回前提のシリーズですが、今回はセーブデータ引継ぎではなくNew Gameで2周目を始めると自動的に情報が引き継がれており、入手済みのファイルは再入手不要で読み返せるし、レオンパートでは少し早めにアイテムボックス使用可能(CP交換武器もここから入手可能)で親切。欲を言うと武器の強化状況も引き継がれて欲しかった。
【気になった点】
△惜しさが残るストーリー
若干消化不良気味です。この設定ならもうちょっとエモーショナルな話にできたのではと思わざるを得ないです。
新キャラ・シリーズキャラ問わずキャラクターの魅力を引き出していたし、作品名の「レクイエム」の通り、ラクーンシティにまつわる事態に一区切りついたのは理解できるのですが、思ったより感傷に浸る時間がなかったというか、入店してすぐに退店を急かされているような感覚があります。設定的には一刻を争う状況なので致し方ないとはいえ、中盤以降駆け足気味で、両主人公あと1ステージくらい欲しかったところです。せめてグレースパートだけでも。とはいえ、大ボリュームの RE4の直後に遊んだからそう思うのかも知れませんね。
エモーショナルといえば、発売前の短編映像作品は良かったです。恒例のおふざけプロモーションと対になるようなシリアスさで。
△レオンの体術とトマホークのフィニッシュの違いがわかりにくい
敵がよろめいたら体術、膝をついたらフィニッシュといった感じで認識していますが、よろめきかと思ったら膝をつく前のモーションだったり、膝をついたと思ったらそうでもなかったりで、結局敵に接近して表示されたボタンを秒で確認していました。
とはいえその秒差で受付時間が終わってしまうこともしばしばあり……体術からのフィニッシュの場合はわかりやすいのですが……もっともその見極めもゲームのうちだと思うので、少しずつコツを掴んだらやがて慣れました。
【まとめ】
これはもう大変な良作でした。ややストーリーが物足りないくらいで、全体の完成度で言えばシリーズでもトップクラスではないでしょうか? システム面では理想に近く(ステルスキルがやりやすくなったのが個人的に大きい)、ホラー演出やグラフィックも大変満足です。
そして、クリアランクの概念がなくなったため、それに伴って実績/トロフィーの類も揃えやすくなったのも個人的には嬉しいところ。
内容に売上も伴ったようですし、今後の展開をここまで明るく見通せるシリーズはそうそうないと思います。完全新作でも旧作リメイクでも、この調子なら絶対に面白くなるので。すでに発表済みのDLCはもちろん、今後も新作で買い続けたいと思います。
そしてご多分に漏れず、RE:2を再プレイしています。発売当時はクレア(表)、とレオン(裏)ルートを双方難易度STANDARDで終えて一段落したので、今回はいきなり最高難易度のHARDCOREで再開しています。PS5で遊ぶと臨場感が増していて新鮮ですね。もっとも自分の腕だと詰む可能性もあるので、できるところまで進めてみます。
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