ゲームクリア感想166_Nine Witches:家族騒動(PS4版)

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 つい最近ブログを更新した気でいたのですが、ほぼ一ヶ月の間が空いていました。
ちなみに空いた期間は、ワーウルフ:ジ・アポカリプスを進めてラストステージで詰んだり、一年近く放置してしまっていた九龍妖魔學園紀OoAを進めてこちらも後半で詰んだり、ウォッチドッグスレギオンのシングルDLCをクリアしたりしていました。

 とにかく毎日暑くてあらゆる欲が減退しており、これから年末にかけてゲームラッシュだというのに、もう日々を生きるだけで疲れてコントローラーを握らずに翌日を迎えることが多々あります。こんな状況下でも通勤は続いているので、日課の家事や簡単な運動などを終えただけで活動限界を迎えてしまうのを勿体なく感じつつも、長い目で見ると睡眠時間の確保のほうが後々自分のためになるのは明白なので、そうなったら普通に寝るようにしています。とにかくこの夏を乗り越えるのが最優先ですね。

 近況報告は以上として、このゲームは今年4月15日の国内版販売にあわせて認知して、その内容に興味を惹かれて購入リストに入れておりました。
 自分でも意外なのですが、私はポイント&クリックというジャンルがあまり得意ではなく(探索は好きだが正解を探し当てるまでの根気が持たない)、やや不安はあったものの、なんとかクリアできました。2回ほど攻略情報に頼ってしまったものの、私からすれば随分少なく済んで驚いています。
 

バージョン 7.2.3
難易度 基本「チャレンジ」、いくつかの戦闘は「イージー」
クリア時間 06:36:00
トロフィー取得率 100%(プラチナ)


 また、本記事から【良かった点】【気になった点】の色分けを一旦止めてみました。
何年も当たり前に使ってきましたが、赤色ってどちらかと言うとマイナス点のイメージではないか? とふと気が付き、かといって他の色もしっくりこないため中止してみた運びです。しばらく続けてやはり読みにくかったら、他の案を考えます。だからどうしたという話ですね……

【良かった点】


◎軽妙かつアイロニカルなテキスト


 公式サイトやメディア情報からうかがえる通り、下ネタやブラックジョーク、皮肉などが混ざった独特なノリのテキストでストーリーが進みます。
 ノリをシリアスに振るだけでホラーゲームとしてもやっていけるような状況なのに、変にブレることなく、最後まで同じ調子なので興ざめすることなくエンディングまで楽しめました。

 ただ、人を選ぶのは確かです。下ネタは屁とかゲロとかの直球だし、犬や猫や小動物がギャグの文脈含めてかなり死ぬので、無理な人は無理なタイプです。人も当然のように死にます。


◎2分で覚える解りやすい操作


 奇を衒った操作が一切なく、すぐ指に馴染みました。
キャラクターの切替システムなどもありますが、切り替えても会話内容はほぼ同一なので、頻繁な切り替えによる煩わしさとは無縁です。


◎プラチナトロフィーの取得が容易


 普通にクリアするだけで大体100%となります。気をつけるのは収容所のトイレくらい?
私は初回クリアで即取得でした。


○戦闘難易度変更可能


 戦闘は全く面白くないので、難易度を「イージー」にすればほぼ負けないのには助かりました。しかも処理落ちや不具合が発生しやすいので、イージーで手早く流してしまって正解でした。



【気になった点】


△文字が小さい


 「8」と「0」の区別が付きづらかったりします(フォントの影響もありますが)。
極端に小さい訳でなく、一見読めそうに思えて微妙に判別できないもどかしさが残るサイズ。


△処理落ち


 オブジェクトが一度に大量発生する局面で頻発します。かなり重くなるので、すわフリーズかと焦りました。


△やや理不尽な点が残る謎解き


 謎解き自体はいざ解いてしまえば「なるほど」と思えるのですが、何点か理不尽な点があるように思えます。
 森の正解ルートとか人によっては攻略を見るまで気が付かないだろうし、風船を割る箇所は近くの人物と重なって、風船のコマンド表示自体に気付きずらいです。

 終盤になって序盤のオブジェクトが必要になる展開なんかはよく練られているので、この判りにくさは惜しいです。



【まとめ】


 ストーリー自体よりもテキストのノリを楽しむ感じでした。
謎解きもイライラすることはあれど、振り返ってみればゲームとしては適度な範囲に思えます。突拍子もないギミックは少なく、これだな! と思うアイテムが大体正解でした。

 ただリアルな排泄音などの直球な下ネタや、多発する動物の死あたりが人を選ぶので、誰がやっても楽しいゲームではないでしょう。そこまでオカルト要素も強いとは感じず、直接的なホラー描写のほうが目立ちました。戦闘も凝っている割にはそこまで……

 楽しめたかと言えば楽しめましたが、一旦クリアしてしまうと特に残るものはない、というのが正直な実感です。
 私の中では、シリアスな大作を続けて遊ぶのが辛い時に挟むと程よく中和してくれる小作品、という位置づけに収まりました。


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