ゲームクリア感想150_Cloudpunk(PS4版)
今年遊んだばかりのNeo Cabと似ていますが、あちらが陸ならこちらは空です。
ありそうでなかった「未来の街を空飛ぶ車で飛び回る」夢に溢れた内容に速攻で惹かれました。
ありそうでなかった「未来の街を空飛ぶ車で飛び回る」夢に溢れた内容に速攻で惹かれました。
クリア時間 約12時間
トロフィー取得率 70%
【良かった点】
◎夢見た「あの」世界観
雲間に林立するビル群・怪しい日本語のネオン看板・けばけばしい店から流れてくるダンスミュージック・小汚い裏路地とハイソサエティな通りのギャップ・サイバーな検問・そして空を走り回る車……
本当に「あの世界」が広がっており、もうときめかざるを得ません。自宅アパートのベランダからボーッと街を眺めているだけでも幸福な気分になります。
サイバーパンクな世界観のゲームは(上で挙げたNeo Cab含め)他にもありますが、ここまで
「いかにも」なものは初めてで、そしてそれが案の定ワクワクします。
○BGM
もうビジュアルイメージそのままのサイバーな曲です。
BGMが良いので、ひたすら車を運転する時間や徒歩での探索もそこまでダレることなく進められました。
○一部の親切設計
エリアを切り替えたり買い物を挟んだりしても会話が途切れることなく、安心して最後まで聴けます。
また、一人称と三人称をボタン一つで切り替えられます。
○ボリュームと中身を備えたストーリー
予想の倍以上のボリュームがあり、雨と雲が煙る二ヴァリスを堪能できました。
ストーリー自体も、この手のゲームお馴染みの「選択」要素があり、適度に悩みつつエンディングまで進められました。
また、地に足のついた労働ものの話にしたのは正解だと思います。ただでさえサイバーパンクな世界観に主人公の設定までブッ飛んでいたら、足し算が過ぎてファンタジーになってしまい、共感しにくい話になっていたと想像します。
ただ「サイバーでパンクな未来の街を空飛ぶ車で走り回る」を実現した稀有なゲームなので、この功績の前には細かいことではあります。実際、なんとなく街を飛ばしているだけでもなんとなく楽しいです。
PC版では既に実装されているアップグレードがPS4版にもきたら、運転中の一人称を体験するためにもう一度起動するつもりです。
【気になった点】
×エリア切り替え直後の渋滞
エリアを切り替えた直後は、他の車がビュンビュン飛んでいる中に放り込まれます。
そのまま放置してたり、何も考えず直進したりするとガンガン衝突してしまいます。
グラフィックには表示されませんが、車両破損と修理の概念もあり、修理は当然有料(そこまで高額ではないが)なので、余計に気になりました。
そして、切り替え直後は画面がカクついてあわやフリーズか!? と焦ります。結局エンディングまで一度もフリーズがなかったのが救いです。
△やや気になる操作性
徒歩だと、細い通路で売人などの話しかけ判定がある人物に引っかかり、先へ進むのに難儀することがありました。
運転は、慣れるまでやや時間がかかりました。ストーリーを進めて車両をアップグレードすれば快適になるのですが、それまでは上昇と下降の遅さがもどかしかったです。
また、駐車の判定はもっとインチキレベルに広かったら快適でした。
△細かい不親切な点
・街の昇降機が地味に遅くてストレス
・オートセーブのタイミングが表示されない。セーブ間隔も長めに感じる
・ゲーム内からメインメニューに戻れない
【まとめ】
ゲームとしては少々難ありな面があります。ボクセルアートも遠景ならともかく、徒歩の時に近くで見ると人を選ぶかなという感想です。
ただ「サイバーでパンクな未来の街を空飛ぶ車で走り回る」を実現した稀有なゲームなので、この功績の前には細かいことではあります。実際、なんとなく街を飛ばしているだけでもなんとなく楽しいです。
初見のビジュアルインパクトでまず驚き、街に降り立った時のピクセルアートキャラクターでまた驚くという、ゲーム序盤の引き込みとしては十分なインパクトでした。
こういう「いかにも」な世界観に心躍る人にはオススメです。
PC版では既に実装されているアップグレードがPS4版にもきたら、運転中の一人称を体験するためにもう一度起動するつもりです。
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