ゲームクリア感想148_バリアントハート ザグレイトウォー(PS4版)
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最近、家のwifiの接続が不安定なことが多いので、接続が安定しているうちにサクッと更新する癖をつけたいです。今日も不安定だったので、諸々検索して環境を整えてようやく接続できました。
6年前の発売時期からチェックしていた本作。次の機会に、その次のセールに、やっぱり次に……を繰り返しているうちに6年も経ってしまいました。薄情なことに、記憶から薄れはじめていた今夏、PS Storeのセールでたまたま見かけて、そういえば気になっていたなということを思い出して、購入に至りました。割とスケジュールに余裕があったのも大きいです(10月以降から大作ラッシュなので戦々恐々としています)。
バージョン 1.0.0
クリア時間 約8時間
トロフィー取得率 80%
【良かった点】
◎犬がかわいい
犬と触れ合えるゲームはいくつか遊びましたが、その中でもかなり上位です。
ドイツ軍の衛生犬であるドーベルマンのウォルトとはゲーム序盤で出会え、そこから終盤まで頼れる仲間として共に行動できます。
基本的にいつでも撫でられるし、非常に賢くて頼りになるのでゲーム中の癒やしでした。
あと、気になる方向けにネタバレすると(文字反転→)ラストまで生き残ります。ご安心ください。
○予想以上の遊びごたえ
全編5時間程度の小作品だと思っていましたが、なかなかどうしてやりごたえに溢れていました。ボリュームも想定の倍はありました。ジャンル名になっているパズルをはじめ、ステルスミッションや音ゲーなどの各種ミニゲームも適度にやりごたえがあって、ゲーム面もしっかり楽しめました。
○学びにつながるストーリー
第一次世界大戦下のフランスを舞台にして、戦争の悲劇を描くストーリーです。
浅学ゆえに第一次世界大戦についてほとんど知識がなかったので、ストーリーや各ステージで入手できるコレクションアイテム説明などで、当時の様子が伺えて勉強になりました。
また「史実」という項目があり、そこでは戦時中の各出来事が、実際の写真を用いて説明されています。かなり激しめの写真も用いられており、メッセージを感じました。
ストーリーの大筋自体は、なにか目新しいものはなく、戦争を描いたコンテンツでよく見る感じのものでした。それがダメという訳ではなく、普遍的だからこそ、戦争が起これば誰しもに降りかかる悲劇なのでしょう……
○ノンバーバルを意識した会話
ボイスはナレーションとパートボイス(掛け声とか)程度で、基本的にアイコン表示で会話が進み、目標が示されます。これがストーリーの想像力を喚起させるのと、ゲームテンポの向上に寄与していると思いました。
○遊びやすさ
謎解きのヒントが、一定の時間経過で段階的に解放されるのが物珍しかったです。
「段階的に」なので、これ以降は自力で解きたい! という風にプレイヤーのプライドを傷つけない配慮がなされています。主にアンチャーテッドシリーズで謎解きに白旗を掲げ、敗北感に打ちひしがれながらヒントを表示させていた身にはこの優しさが身に沁みます。
そのアンチャーテッドと同様に、コレクションアイテムもチャプター選択画面から各パートの収集状況が可視化されているので、こちらも便利です。
【気になった点】
△一部コレクションアイテムがわかりにくい
拾えるアイテムは光って示されるものの、グラフィックの影に隠れて見えないものがそこそこあり、移動中にボタンを押したら偶然拾えた、ということが多かったです。
行き止まりなどのいかにも怪しい場所には大抵なにかあるので、光って見えなくてもそこまで収拾に苦労しない…のかも知れませんが、見つからない時は本当に見つからないので、ちょっとここは解りやすくても良かった気がします。
△プラチナトロフィーがない
強いて言えば、という程度で、トロフィー自体は取得難易度が低いです。低いからこそ、という気もしますが、無ければ無いで気楽な面もあります。
【まとめ】
すべてが高水準でまとまった良作でした。遊びごたえやボリュームを不安視していましたが杞憂でした。中盤以降はそれなりに苦戦する局面もあり、しっかり遊んだ感じが残ります。
戦争の悲惨さを理解できるゲームとして、Spec Ops:The Lineあたりと並べたいですね。
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