ゲームクリア感想127_送り犬(Switch版)

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 今(2019/7/12)は終わってしまったようですが、セールで安くなっていたので思い切って購入しました(元々990円という安価帯のゲームです)。
 ここ最近これといったゲームがなく、体調を崩したのも重なって以前ほどゲームを楽しめない日々が続いていたので、新しいゲームを買っても楽しめるか僅かばかり不安でしたが、実際に遊んでみたら熱中しました。
 買って大正解でした。

 また、飯島多紀哉シナリオのゲームに触れるのは、PSアーカイブスで遊んだ「学校であった怖い話S」以来になります。


バージョン 1.0.0
クリア時間 約8時間(エンディング全35種類中32種類達成済み)


【良かった点】


◎ADVとして不足ないシステム

 バックログ、クイックセーブ、早送りスキップ、選択済みの選択肢に色付けなど、この手のジャンルに必要なシステムは全て揃っていて、非常にゲームプレイが快適でした。
 また、アクション要素やミニゲーム等もないため、Switchの携帯モードと非常に好相性で、プレイ中はずっと携帯モードでした。
 システム面での不満はほぼ0でした。


◎豊富な展開のあるシナリオ

 なんとなく予想できる展開もあれば、思いがけない方向に展開する選択肢もあって、エンディング回収が楽しかったです。
 また、エンディングを回収するために何度も遊んでいるうちに、以前はなかった選択肢に自然と気がつくような構成になっており、ノーヒントでそれを見つけたのが嬉しくてエンディング探しを続けていううちに、気がついたら真相ルートに到達していました。
 
 また、ホラー要素も個人的にはそこまで強くなかったです。もちろん不穏な展開や残酷な描写はあるものの「学校であった怖い話」ほどではなく、比較的穏やかに終わる展開も多いので、ショッキングな展開で体調を崩す、ということはなかったです。
 動物大好きの人はちょっと厳しいかも、というエンディングがある程度ですね。
 因みに「学校であった怖い話S」は怖すぎて何日か引きずった思い出があります。


○あらゆる面で程よいボリューム

 その気になれば一日で一通りのエンディングを回収できる、良くも悪くも価格相応のボリュームではあります。
 ただ不思議と物足りなさはさほど感じませんでした。ちょうどダレ始める前に一通りのエンディング回収が終わる按配のボリュームなので、短すぎず長すぎずで満足でした。


【気になった点】


 振り返ってみても特に思いつきません。
真相編はもうちょっとボリュームが欲しかったとか、エンディングリストからエンディングが再生できたりすると良かったとかはありますが、今の仕様でも特に不都合は感じませんでした。


【まとめ】


 Switchのダウンロード作品の中ではいち推しです。
低価格低容量の割に程よいボリュームと遊びやすさを備えており、難解な操作もないので、日々多忙な人でも一通りのエンディングを回収して楽しめると思います。
公式サイトなどの事前情報から受ける印象よりもずっと出来が良いです。

 ホラー要素があるのでそこだけ人を選びますが、それもそこまでハードではないので、よほど心身が不安定だったりしない限りはそんなに心配しなくてもいいかなと感じます。
 ちゃんと穏当なエンディングもあるので、その辺りでもバランスは取れています。

 それにしても、ノベルゲームとSwitchの相性の良さに気がついたのはちょっとした収穫でした。
 







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