ゲームクリア感想36:フロントミッション2089 ボーダーオブマッドネス
・フレデリックにミサイラーの適正を見出す
・20周くらいしてやることが無くなり、補給車を育成する
・1,3,4はどれも10周はしている
などが私の父親による初代フロントミッションのやりこみなのですが、DSの今作もいつの間にかプレイしていたようで、借りて遊びました。
家にいる時は据置機を優先して遊ぶため、携帯機は主に移動中に遊ぶのですが、寝落ちしたり満員電車でゲーム機を開く余裕が無かったりとなかなか進まず、約一ヶ月かけてクリアしました。
これでシリーズ未プレイはオルタナティブ、オンライン、エボルブとなりましたが、オンライン以外は容易に入手できるので、熱のある内にもう一作くらい手を出すのもいいかななどと考えています。
プレイ時間は約21時間。
【良かった点】
- 過去作の良い所取りなシステム
SRPGと携帯機の相性の良さは散々言われていますが、フロントミッションも例に漏れず。とにかくサクサク進みます。
やはり(リンクシステムが前提だとしても)4と5は敵が硬すぎましたね。
今作は今作で、主人公機にショットガン二丁持たせて敵地に放り込めば万事OKなので極端ですが。 SRPGってこういう極端から極端に振れる例が多い気がします。
過去作の良いとこ取りでサクサク進むSRPGというと……?
- 意外に多いボリューム
【気になった点】
- セットアップ画面の使いにくさ
- ステージ構成や音楽にほとんど変化がなく単調
フロントミッションでマップの使い回しは見たくなかった……
また、過去作のBGMが流れるのは良いのですが、戦闘前後の短い会話シーンで少し流れるだけなので物足りないです。普通にステージBGMで流せばいいのに、実際流れるステージBGMはなんと最初から最後まで一曲だけ。音楽に変化がないだけでこんなに単調になるとは。- 補給車の配備が遅い
- 長い割に盛り上がらないシナリオ
終盤の駆け足展開で嫌な予感はしていましたが、1の未だ語られるシナリオや、3で進化したシステムとボリュームの両立を成し遂げたシリーズとしては悲しい。
- 敵味方ともに魅力の乏しいキャラクター
敵幹部も数だけは多いのですが、ただでさえテンプレートみたいな造形なのに登場したそのステージ(か次のステージ)で退場するので記憶に残らず。
キャラクターデザイン自体は好みなので勿体ないですね。
- 闘技場の存在意義
5の闘技場もそんな感じでしたが、あっちは最後まで金欠だった記憶があるので5のほうが辛かったですね。
【まとめ】
聞き覚えのあるBGM、シンプルで忘れようもないシステム、懐かしいグラフィック……
新しいものは無いけど故に楽しいという方向の佳作。予想以上でした。
このまま携帯機に収まっていれば今でも新作が……というのも考えましたが、最終的に「革命」の悪路を選んだのがこのシリーズなので仕方ないですね。SRPGのシステムで6作も出せばマンネリ化して当然だし。
過去作を楽しんで遊んだ記憶と、フロントミッションを遊ぶ父親の後姿の記憶さえあれば、もう十分です。これだけの世界観を築いたシリーズなので、復活のチャンスがあるなら欲しいですが。
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