ゲームクリア感想121_ファークライニュードーン(PS4版)
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5の発売から一年経たずという短期間で発売されて驚きました。
もう安定して面白いことは解っているので、特に葛藤や逡巡もなく購入しました。
バージョン 1.0.5
難易度 エクスプローラー(探索を楽しみたい人向けとのこと。EASY相当?)
クリア時間 約25時間
トロフィー取得率 70%
わざわざ「探索を楽しみたい人向け」との文言があったので、戦闘より探索を楽しみたい私は変なプライドを捨てて低難易度を選びました。後半の強制戦闘を思うと無理しなくて正解でした。
おなじみ円形武器コマンドに武器周りの機能が集約されていて、弾種切り替えや投擲武器の切り替えおよびクラフトもこの一画面で行えます。いちいち別のウィンドウを呼び出す煩雑さが無い上に操作も軽快で、スピーディーな戦闘中でもサクサク切り替えられます。円形武器コマンドを採用しているゲームは全て見習って欲しいレベルです。
UBISOFTのオープンワールドは全体的に報酬がしょぼいのが玉に瑕、というのが、ファークライにおいては過去のものになりました。
今回はボリュームが従来より少ないのとサバイバル要素が強化されたのもあって、クエストやランダムイベントの報酬がそこそこに良く、やりがいが生じました。
個人的に一番良かったのは、基地解放すると主人公コスチュームがひとつドロップする仕様です。欲しいコスチュームのために再挑戦するモチベーションも高まりましたし、何より本作はコスチュームの出来が前作より良いので。
私の場合、過去のシリーズにおいて基地解放は一度終えたらそれっきりで、再挑戦をすることはありませんでした。
しかし本作から基地解放の難易度が三段階制になり、高難易度になるにつれて報酬も良くなるので、ステージの地形を覚えて新たな難易度に挑戦する、という楽しみが生まれました。高難易度では敵の強さのみならず警報機の数も増えるので、難易度エクスプローラーであってもそこそこのやり応えでした。
前作はあまりにもリアル志向で、今ひとつ楽しいコスチュームがなかったのが残念でした。主人公が保安官なため、やたらお洒落をしているのも不自然というのは解るのですが……
本作では主人公も変わり、基地解放後のカットシーンやフォトモードなので主人公の姿が出る機会も増えたので、なかなか格好いいコスチュームが揃っているのは有難かったです。
強制戦闘の場合、負けたら最初からではなく、進行具合に従った箇所から再開されるのに助けられました。
探索中の死亡であっても、近場のロケーションから再開されるので、非常識な場所にリスポーンして戸惑うことも全くありません。
価格相応のボリュームではあるものの、各地にテキストがふんだんに散らばっていて、探索を楽しみながら世界観を補強したり、前作キャラクターの足跡を追ったりして楽しめました。
本筋も、前作からの話を綺麗に完結させていて、シリーズおなじみの含みある終わり方(これが高評価なのですが)は今回影を潜めていて、穏やかな心持ちでスタッフロールを眺められました。後日談としては素晴らしいまとまり方だと感じました。
個人的に、5のエンディングに抱いていたモヤモヤも解消されました。マルチエンディングではなさそうですが、終盤でそれなりの選択(ネタバレ防止)は出来ます。
本作からの新キャラにもう少し掘り下げが欲しかったかも? とは思いますが、全体的に満足しました。
敵の死体を調べる時、死体と持っていた武器が重なって、敵の死体を漁りたかったのに武器を交換してしまう、ということがそこそこの頻度で発生しました。
あと、ステージに斜面が多く、倒した死体がおむすびころりん状態で転がってゆき、こっちも斜面を下って追いかけてゆく、ということもありました。
また武器交換も難ありで、交換した武器がポーン!! と勢いよく弧を描いて飛んでゆくときがあり、誤ってお気に入りの武器と交換してしまった時は焦ります。武器制作机に行けばいつでも交換できるものの……
未改行と脱字が気になりました。といっても全編吹き替えなので、そんなに困るということはないです。
これまでのゲームプレイがあまり活かされないぶっつけ本番が多く、今ひとつ満足感を得られないまま、なんとなくクリアしてしまいました。
装備を取り上げられる局面が多くて、思うように遊べないのも今一つな点。
シングルFPSとしては最良に近い快適なシステムが印象的でした。
ひたすら親切設計でオプションも細かいので、遊ぶ上でのストレスはほとんどなかったです。
クリアだけなら10時間、20時間もあれば一通り遊び尽くせる感じのボリュームなので、シリーズファンは勿論、日々多忙だが据え置きゲームをクリアした満足感が欲しい! といった人にもオススメです。
ただ、5の続きものなので、それなりのボリュームがある5を先にクリアしたほうが体験の質が高まると思います。
それにしても、ファークライという大人気シリーズはこの後どう展開していくのでしょうか。世界観もシステムも円熟して、これ以上の進化というのは素人では思いつきません。アサシンクリードのようにジャンル自体を少しずつ変えてゆくとか……
個人的に、悪のカリスマが支配する地域でトリップしたりド派手バトルしたり以外なエンディングに意表を突かれたり、という3以降の流れにもそろそろ飽き…とは言わないまでも、昔ほど新鮮な気持ちを抱くことはなくなった、というのが率直なところで、次回作も似たようなノリであって構わないが、もう少しなにか違うものがあると嬉しいかな、と感じます。
本作はそうしたマンネリ感から少しずつ脱却しようという意志を感じて好印象でした。
いずれにせよ、ゲーム内容にもシリーズの行く末に関しても、前向きな気分になれる良作でした。
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5の発売から一年経たずという短期間で発売されて驚きました。
もう安定して面白いことは解っているので、特に葛藤や逡巡もなく購入しました。
バージョン 1.0.5
難易度 エクスプローラー(探索を楽しみたい人向けとのこと。EASY相当?)
クリア時間 約25時間
トロフィー取得率 70%
わざわざ「探索を楽しみたい人向け」との文言があったので、戦闘より探索を楽しみたい私は変なプライドを捨てて低難易度を選びました。後半の強制戦闘を思うと無理しなくて正解でした。
【良かった点】
◎便利かつ直感的な武器切り替え
おなじみ円形武器コマンドに武器周りの機能が集約されていて、弾種切り替えや投擲武器の切り替えおよびクラフトもこの一画面で行えます。いちいち別のウィンドウを呼び出す煩雑さが無い上に操作も軽快で、スピーディーな戦闘中でもサクサク切り替えられます。円形武器コマンドを採用しているゲームは全て見習って欲しいレベルです。
◎報酬内容の向上
UBISOFTのオープンワールドは全体的に報酬がしょぼいのが玉に瑕、というのが、ファークライにおいては過去のものになりました。
今回はボリュームが従来より少ないのとサバイバル要素が強化されたのもあって、クエストやランダムイベントの報酬がそこそこに良く、やりがいが生じました。
個人的に一番良かったのは、基地解放すると主人公コスチュームがひとつドロップする仕様です。欲しいコスチュームのために再挑戦するモチベーションも高まりましたし、何より本作はコスチュームの出来が前作より良いので。
◎基地解放の仕様変更
私の場合、過去のシリーズにおいて基地解放は一度終えたらそれっきりで、再挑戦をすることはありませんでした。
しかし本作から基地解放の難易度が三段階制になり、高難易度になるにつれて報酬も良くなるので、ステージの地形を覚えて新たな難易度に挑戦する、という楽しみが生まれました。高難易度では敵の強さのみならず警報機の数も増えるので、難易度エクスプローラーであってもそこそこのやり応えでした。
◎主人公のコスチュームが前作より充実
前作はあまりにもリアル志向で、今ひとつ楽しいコスチュームがなかったのが残念でした。主人公が保安官なため、やたらお洒落をしているのも不自然というのは解るのですが……
本作では主人公も変わり、基地解放後のカットシーンやフォトモードなので主人公の姿が出る機会も増えたので、なかなか格好いいコスチュームが揃っているのは有難かったです。
○オートセーブが細かめ
強制戦闘の場合、負けたら最初からではなく、進行具合に従った箇所から再開されるのに助けられました。
探索中の死亡であっても、近場のロケーションから再開されるので、非常識な場所にリスポーンして戸惑うことも全くありません。
○短いながら満足感あるストーリー
価格相応のボリュームではあるものの、各地にテキストがふんだんに散らばっていて、探索を楽しみながら世界観を補強したり、前作キャラクターの足跡を追ったりして楽しめました。
本筋も、前作からの話を綺麗に完結させていて、シリーズおなじみの含みある終わり方(これが高評価なのですが)は今回影を潜めていて、穏やかな心持ちでスタッフロールを眺められました。後日談としては素晴らしいまとまり方だと感じました。
個人的に、5のエンディングに抱いていたモヤモヤも解消されました。マルチエンディングではなさそうですが、終盤でそれなりの選択(ネタバレ防止)は出来ます。
本作からの新キャラにもう少し掘り下げが欲しかったかも? とは思いますが、全体的に満足しました。
【気になった点】
△アイテムの拾いにくさ
敵の死体を調べる時、死体と持っていた武器が重なって、敵の死体を漁りたかったのに武器を交換してしまう、ということがそこそこの頻度で発生しました。
あと、ステージに斜面が多く、倒した死体がおむすびころりん状態で転がってゆき、こっちも斜面を下って追いかけてゆく、ということもありました。
また武器交換も難ありで、交換した武器がポーン!! と勢いよく弧を描いて飛んでゆくときがあり、誤ってお気に入りの武器と交換してしまった時は焦ります。武器制作机に行けばいつでも交換できるものの……
△(日本語版のみ)字幕の読みにくさ
未改行と脱字が気になりました。といっても全編吹き替えなので、そんなに困るということはないです。
△メインクエスト内容の微妙さ
これまでのゲームプレイがあまり活かされないぶっつけ本番が多く、今ひとつ満足感を得られないまま、なんとなくクリアしてしまいました。
装備を取り上げられる局面が多くて、思うように遊べないのも今一つな点。
【まとめ】
シングルFPSとしては最良に近い快適なシステムが印象的でした。
ひたすら親切設計でオプションも細かいので、遊ぶ上でのストレスはほとんどなかったです。
クリアだけなら10時間、20時間もあれば一通り遊び尽くせる感じのボリュームなので、シリーズファンは勿論、日々多忙だが据え置きゲームをクリアした満足感が欲しい! といった人にもオススメです。
ただ、5の続きものなので、それなりのボリュームがある5を先にクリアしたほうが体験の質が高まると思います。
それにしても、ファークライという大人気シリーズはこの後どう展開していくのでしょうか。世界観もシステムも円熟して、これ以上の進化というのは素人では思いつきません。アサシンクリードのようにジャンル自体を少しずつ変えてゆくとか……
個人的に、悪のカリスマが支配する地域でトリップしたりド派手バトルしたり以外なエンディングに意表を突かれたり、という3以降の流れにもそろそろ飽き…とは言わないまでも、昔ほど新鮮な気持ちを抱くことはなくなった、というのが率直なところで、次回作も似たようなノリであって構わないが、もう少しなにか違うものがあると嬉しいかな、と感じます。
本作はそうしたマンネリ感から少しずつ脱却しようという意志を感じて好印象でした。
いずれにせよ、ゲーム内容にもシリーズの行く末に関しても、前向きな気分になれる良作でした。
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