ゲームクリア感想107_ウルフェンシュタイン:ザ ニューオーダー(PS4版)
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※ベセスダの公式サイトは重い上に旧作情報が見辛いのでこちらにしました。
これはいいものを遊んだ!
と、予想以上の掘り出し物を引き当てた喜びで、クリアから24時間も経っていないのに記事を更新してしまいました。
本来ならば二周目をしたり、トロフィーを集められるだけ集めてから更新したかったのですが、早めに遊びたい新作や旧作もあり、早々の更新となりました。
4年前に発売されたシングルFPS。ご多分に漏れず、以前のPS Storeセールで外伝作のオールドブラッドと一緒に購入しました。
空いたスケジュールにぴったりハマるようなボリュームで、無事クリアできました。
バージョン 1.00
クリア時間 約15時間
難易度 NORMAL(5段階中3つめ)
トロフィー取得率 50%
FPSでよくあるボタン配置で、あっという間に慣れました。
また操作感も軽やかで違和感なく、移動のストレスはほぼありません。一部水中操作がちょっともどかしく感じるくらいです。
操作という基本がしっかりしているので、バトルにおいても理不尽に感じる局面がなく、敵に撃ち勝つことだけに集中できます。
下手な人間にとっては考えることが少なくて有難かったです。
◎全く不便を感じないインターフェース
便利すぎて意識に上らないレベルです。画面のそれはシンプルながらも綺麗にまとまっており、スピーディーなバトルな中であちこち目を泳がせる必要もありません。
メニュー画面においても、欲しい情報は大体思ったところにあり、アクセスも楽で各項目の文章も平易です。文字サイズや枠のサイズまで程よい出来(言い過ぎ?)。
基本的に最後に覗いたページを記憶してくれますし、項目が増えたら後にメニューを開けば一発でその新項目を表示してくれます。
また、わざわざゲームを中断してメインメニューまで戻ったりしなくても、各種コレクタブルのチャプターごとの収集度を確認できるのが好感触でした。
「メニュー画面でカーソル送りして目的の項目を探す」という操作をほとんどせずに済みました。それくらい洗練されています。
◎ダレることのない洗練されたムービー・イベント
多くのプレイヤーがオープニングから引き込まれること請け合いです。私の場合も、右も左も分からない状態であれこれしているうちにどんどんのめり込んでいきました。
ムービーも多めに挟まれるのですが、一からダラダラ会話を続けたりせず、カットを駆使してテンポよく進むので、長い非操作時間でテンションが途切れることも全くありませんでした。
ちなみに、肉体精神両面に響くハードな表現が多めに有り、私は2回くらい夢にまで見てしまいました。それだけ本作がナチスの残虐さを表現できているということなのでしょう。
◎予想以上のボリューム
8時間くらいで終わるボリュームをイメージしていたのですが、その倍はありました。
また、序盤のとある分岐でルートが2つに分かれるので、周回も含めるとなかなかのボリュームになり、これは嬉しい誤算でした。
◎攻略しがいのあるステージと、それを助ける優秀な地図
大抵のステージには増援を呼ぶ「指令官」が配置されており、ステルスで指令官の下へたどり着き、静かに始末してから攻略範囲を広げる、というのがセオリーになります。
もちろん、最初から弾薬に物を言わせて正面突破で攻めるのもアリです。
ステージをよく探索すると、指令官の下へ一気に近づける隠し通路があったりして、銃撃戦に自信がない私のようなプレイヤーでもちゃんと攻略できる作りになっています。流石に後半は強制発見戦闘が増えてきますが。
そして、本作は地図が優秀で、単純に見やすい上に、コレクタブルや重要な地点をマークしてくれます。これも良かったです。
○すべての武器に出番がある
ナイフやテスラグレネードなどを除いた武器(銃器)にはサブ機能があり、ステージで拡張アイテムを拾うと、以後十字キーの右で機能を切り替えられるようになります。
これが優秀で、あまり使っていなかったショットガンやスナイパーライフルが後半は大活躍しました。
私の場合、FPSでは使う武器がアサルトライフルなどに偏ってしまい、弾薬消費が非効率的になりがちだったのですが、本作ではバランス良く使えました。
○トロフィーが取得しやすい
まだプラチナトロフィーは取得できていないものの、比較的条件が緩くて、プラチナを目指しやすいと思います。ほとんどは本編を進めながら取得できるのも好感触。最高難易度クリアのトロフィーが個人的には不安なものの……
デフォルトで主人公の音声だけが異様に小さいです。ムービーだと普通の音量ですが、移動中の会話や独り言などはヘッドフォンをしていても聞き取れませんでした。OPTIONSで「字幕」を「すべて」にして、全言語の字幕を表示させれば解決するのですが、それに気がついたのが中盤以降でした。
聞き取れなくて困ることはないですが、独り言で攻略のヒントを呟いたりすることもあるので、ちょっと気になりました。
△微妙に気になる操作
水中操作や金属切断は若干もどかしさを感じましたが、多くの美点に比べれば本当に些細なことなので、若干もどかしさを感じたということだけ書いておきます。
マイナス点がほとんど無く、理想的な完成度のシングルFPSになっています。
こんな完成度の化物を今はセールなどで安価で入手できるので、胸を抉る(二重の意味で)ようなハードな表現及びFPSに耐性のある方々には強くおすすめしたいです。
もっとも、本作に興味を抱くタイプの方なら心配ないと思われます……多分。
難易度設定も5段階あるので、射撃の腕に自信がなくてもなんとかなる筈です。現に私でもNORMALでクリアできました。
遮蔽物の影や、敵の追ってこれない隠し通路の近くからちまちま狙い撃つだけでもそれなりに勝てる上、ボス戦は攻略手順さえ把握すればさほど難しくないです(最初はビビりますが)。
とにかくゲーム面で安定しているので、あとはプレイヤー次第です。
不具合もなく、ゲーム側の都合に振り回されることがほとんどないので、その辺も遊びやすさに繋がっていると思います。
今後は、時間の空いたときに二周目やトロフィーコンプリートを狙います。
また、ライブラリの奥に追いやられてしまっているオールドブラッドや、未購入の2も早いうちに是非遊びたいです。もちろん今後の新作も。
それだけの良作でした。
※ベセスダの公式サイトは重い上に旧作情報が見辛いのでこちらにしました。
これはいいものを遊んだ!
と、予想以上の掘り出し物を引き当てた喜びで、クリアから24時間も経っていないのに記事を更新してしまいました。
本来ならば二周目をしたり、トロフィーを集められるだけ集めてから更新したかったのですが、早めに遊びたい新作や旧作もあり、早々の更新となりました。
4年前に発売されたシングルFPS。ご多分に漏れず、以前のPS Storeセールで外伝作のオールドブラッドと一緒に購入しました。
空いたスケジュールにぴったりハマるようなボリュームで、無事クリアできました。
バージョン 1.00
クリア時間 約15時間
難易度 NORMAL(5段階中3つめ)
トロフィー取得率 50%
【良かった点】
◎軽快かつ、解りやすい操作FPSでよくあるボタン配置で、あっという間に慣れました。
また操作感も軽やかで違和感なく、移動のストレスはほぼありません。一部水中操作がちょっともどかしく感じるくらいです。
操作という基本がしっかりしているので、バトルにおいても理不尽に感じる局面がなく、敵に撃ち勝つことだけに集中できます。
下手な人間にとっては考えることが少なくて有難かったです。
◎全く不便を感じないインターフェース
便利すぎて意識に上らないレベルです。画面のそれはシンプルながらも綺麗にまとまっており、スピーディーなバトルな中であちこち目を泳がせる必要もありません。
メニュー画面においても、欲しい情報は大体思ったところにあり、アクセスも楽で各項目の文章も平易です。文字サイズや枠のサイズまで程よい出来(言い過ぎ?)。
基本的に最後に覗いたページを記憶してくれますし、項目が増えたら後にメニューを開けば一発でその新項目を表示してくれます。
また、わざわざゲームを中断してメインメニューまで戻ったりしなくても、各種コレクタブルのチャプターごとの収集度を確認できるのが好感触でした。
「メニュー画面でカーソル送りして目的の項目を探す」という操作をほとんどせずに済みました。それくらい洗練されています。
◎ダレることのない洗練されたムービー・イベント
多くのプレイヤーがオープニングから引き込まれること請け合いです。私の場合も、右も左も分からない状態であれこれしているうちにどんどんのめり込んでいきました。
ムービーも多めに挟まれるのですが、一からダラダラ会話を続けたりせず、カットを駆使してテンポよく進むので、長い非操作時間でテンションが途切れることも全くありませんでした。
ちなみに、肉体精神両面に響くハードな表現が多めに有り、私は2回くらい夢にまで見てしまいました。それだけ本作がナチスの残虐さを表現できているということなのでしょう。
◎予想以上のボリューム
8時間くらいで終わるボリュームをイメージしていたのですが、その倍はありました。
また、序盤のとある分岐でルートが2つに分かれるので、周回も含めるとなかなかのボリュームになり、これは嬉しい誤算でした。
◎攻略しがいのあるステージと、それを助ける優秀な地図
大抵のステージには増援を呼ぶ「指令官」が配置されており、ステルスで指令官の下へたどり着き、静かに始末してから攻略範囲を広げる、というのがセオリーになります。
もちろん、最初から弾薬に物を言わせて正面突破で攻めるのもアリです。
ステージをよく探索すると、指令官の下へ一気に近づける隠し通路があったりして、銃撃戦に自信がない私のようなプレイヤーでもちゃんと攻略できる作りになっています。流石に後半は強制発見戦闘が増えてきますが。
そして、本作は地図が優秀で、単純に見やすい上に、コレクタブルや重要な地点をマークしてくれます。これも良かったです。
○すべての武器に出番がある
ナイフやテスラグレネードなどを除いた武器(銃器)にはサブ機能があり、ステージで拡張アイテムを拾うと、以後十字キーの右で機能を切り替えられるようになります。
これが優秀で、あまり使っていなかったショットガンやスナイパーライフルが後半は大活躍しました。
私の場合、FPSでは使う武器がアサルトライフルなどに偏ってしまい、弾薬消費が非効率的になりがちだったのですが、本作ではバランス良く使えました。
○トロフィーが取得しやすい
まだプラチナトロフィーは取得できていないものの、比較的条件が緩くて、プラチナを目指しやすいと思います。ほとんどは本編を進めながら取得できるのも好感触。最高難易度クリアのトロフィーが個人的には不安なものの……
【気になった点】
△主人公の吹き替え音声の音量が小さすぎるデフォルトで主人公の音声だけが異様に小さいです。ムービーだと普通の音量ですが、移動中の会話や独り言などはヘッドフォンをしていても聞き取れませんでした。OPTIONSで「字幕」を「すべて」にして、全言語の字幕を表示させれば解決するのですが、それに気がついたのが中盤以降でした。
聞き取れなくて困ることはないですが、独り言で攻略のヒントを呟いたりすることもあるので、ちょっと気になりました。
△微妙に気になる操作
水中操作や金属切断は若干もどかしさを感じましたが、多くの美点に比べれば本当に些細なことなので、若干もどかしさを感じたということだけ書いておきます。
【まとめ】
ハードコアなイメージとは裏腹に、非常に遊びやすいです。マイナス点がほとんど無く、理想的な完成度のシングルFPSになっています。
こんな完成度の化物を今はセールなどで安価で入手できるので、胸を抉る(二重の意味で)ようなハードな表現及びFPSに耐性のある方々には強くおすすめしたいです。
もっとも、本作に興味を抱くタイプの方なら心配ないと思われます……多分。
難易度設定も5段階あるので、射撃の腕に自信がなくてもなんとかなる筈です。現に私でもNORMALでクリアできました。
遮蔽物の影や、敵の追ってこれない隠し通路の近くからちまちま狙い撃つだけでもそれなりに勝てる上、ボス戦は攻略手順さえ把握すればさほど難しくないです(最初はビビりますが)。
とにかくゲーム面で安定しているので、あとはプレイヤー次第です。
不具合もなく、ゲーム側の都合に振り回されることがほとんどないので、その辺も遊びやすさに繋がっていると思います。
今後は、時間の空いたときに二周目やトロフィーコンプリートを狙います。
また、ライブラリの奥に追いやられてしまっているオールドブラッドや、未購入の2も早いうちに是非遊びたいです。もちろん今後の新作も。
それだけの良作でした。
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