ゲームクリア感想20:ゾンビU
「また死にやがった!」
このプレッパーの言葉を何度聞いたことか。
昨年のE3でトレーラーが公開された時から注目し、Wii Uと同時に買おうと決意してから一年三ヶ月、ようやく遊ぶことが出来ました。
零〜月蝕の仮面〜と〜眞紅の蝶〜、Calling〜黒き着信〜、イケニエノヨルなど、Wiiはその家族向けイメージに反して、wiiリモコン操作を活かしたホラーゲームが幾つか出ており(零以外は残念ながら佳作という感じですが)、殆ど発売日に購入して遊んでいました。
今回はロンチ作品なので、本体を発売日に手に入れる自信がなく後回しにしている内に発売から半年以上が経過してしまったのですが、にも関わらずMiiverseは新規プレイヤーも含めてなかなか賑わっていました。
このMiiverse、攻略サイトを観てしまうのは避けたい時に、ログを漁って謎解きの解答を見つけたりして、Wii U内で完結出来るのが非常の良いですね。
という訳で二周目終盤です。一周目は16時間ほどでクリア。
【良かった点】
一周目は22人、二周目は18人の屍の上にクリアしたのですが、彼らは名前も性別も年齢も職業もランダムで生成される、走ればすぐに疲れるしゾンビのうめき声に怯えた声を漏らす単なる一般英国市民。軍人でも警官でも人事部長でも無職でも能力差はありません。
それでも愛着は湧くもので、長時間生存させたキャラクターがゾンビ化または(爆発や落下で)死亡した時のショックは、他のゲームの倍です。
なぜなら彼らはランダムなので、一度死なせたら基本二度と会えないのです。
まともなセリフは無いかわりに、生存者から生存者へ引き継がれるなけなしの物資が彼らの生きた証なのです。
(画面にPadを向ける必要は無いです)。GamePadを持つ腕の震えがそのまま照準の震えになるのは面白い使い方でした。
ゾンビの噛み付きには共通のモーションがあるのですが、個人的には、霊の即死攻撃モーションを見極めて立ち回る零を彷彿とさせます。(中盤から緊急脱出手段が入手出来ますが、使い捨てなので再入手が必要)。
また爆破も曲者で、ボンベを背負ったゾンビを至近距離で攻撃して相打ちになったり、自分で仕掛けた地雷を忘れて引っ掛かったり、全ゲームオーバー原因の二割はこれでした。
ですが、それよりも脅威なのは数の暴力です。二対一に持ち込まれた時点でゾンビ化の可能性は急上昇します。
発煙筒や火炎瓶などを使えば窮地を脱せますが、ゾンビは意外と足が早く、パニックに陥っているために折角の火炎瓶も狙いが定まらず、更にパニックになって追い込まれてゾンビ化、が最大のゲームオーバー原因でした……
【気になった点】
故に、ゾンビの集団に囲まれてゾンビ化すると、物資が減った状態でゾンビの集団+1と戦わなければならず、火炎瓶や爆弾などの対集団物資が無いと大苦戦し、頭数減らせないまま3,4人連続でゾンビ化もザラ。
あまりに続くと敵数が減ってたり、物資が再配置されるなどの救済措置が取られるのですが、その屈辱感たるやデータ消してやり直しを考えるレベル。
食べ物系はゾンビに漁られて消失したとかで良いので、武器類はそのまま残しておいて欲しかったです。
特に武器は隅々まで探しても見つからず、再入手出来たのは一回だけでした。
大して広い世界じゃないのでかなり細かく探したのですが……
壁や椅子に埋まったゾンビの物資が回収できないことも何回か。
↑(コピペ用)
特に、かなり奥地でゾンビ化すると細かいローディングを何度も挟んで物資回収に行かないといけないので、狭い割に時間がかかる。
装備中の武器の弾薬が切れたから交換しよう、という局面は非常に多いので、不満を感じる頻度も多いです。
武器交換やリロード不可で構わないから攻撃させて……
【まとめ】
とにかく、色々改善された次回作が欲しいなと思いました。
アイデアはとても楽しかったので、これ一作で終わるのは勿体無いですが、今の所続編の可能性は公式で完全否定されているので……
和製ホラーゲーム自体が衰退する一方で、海外製サバイバルホラーやゾンビゲームは(インディーズを中心に)この所数多く発表されているのですが、Wii Uでもそういった作品が出れば良いなと思っています。
せめて本作と零くらいは出て欲しいですね。
このプレッパーの言葉を何度聞いたことか。
昨年のE3でトレーラーが公開された時から注目し、Wii Uと同時に買おうと決意してから一年三ヶ月、ようやく遊ぶことが出来ました。
零〜月蝕の仮面〜と〜眞紅の蝶〜、Calling〜黒き着信〜、イケニエノヨルなど、Wiiはその家族向けイメージに反して、wiiリモコン操作を活かしたホラーゲームが幾つか出ており(零以外は残念ながら佳作という感じですが)、殆ど発売日に購入して遊んでいました。
今回はロンチ作品なので、本体を発売日に手に入れる自信がなく後回しにしている内に発売から半年以上が経過してしまったのですが、にも関わらずMiiverseは新規プレイヤーも含めてなかなか賑わっていました。
このMiiverse、攻略サイトを観てしまうのは避けたい時に、ログを漁って謎解きの解答を見つけたりして、Wii U内で完結出来るのが非常の良いですね。
という訳で二周目終盤です。一周目は16時間ほどでクリア。
【良かった点】
- 操作キャラクターが使い捨てという点
一周目は22人、二周目は18人の屍の上にクリアしたのですが、彼らは名前も性別も年齢も職業もランダムで生成される、走ればすぐに疲れるしゾンビのうめき声に怯えた声を漏らす単なる一般英国市民。軍人でも警官でも人事部長でも無職でも能力差はありません。
それでも愛着は湧くもので、長時間生存させたキャラクターがゾンビ化または(爆発や落下で)死亡した時のショックは、他のゲームの倍です。
なぜなら彼らはランダムなので、一度死なせたら基本二度と会えないのです。
まともなセリフは無いかわりに、生存者から生存者へ引き継がれるなけなしの物資が彼らの生きた証なのです。
- GamePadがスコープ代わりになる
(画面にPadを向ける必要は無いです)。GamePadを持つ腕の震えがそのまま照準の震えになるのは面白い使い方でした。
- 周回するたびに効率よいプレイが出来るようになる作り
- リアルにパニックを煽られる
- シビアな難易度
ゾンビの噛み付きには共通のモーションがあるのですが、個人的には、霊の即死攻撃モーションを見極めて立ち回る零を彷彿とさせます。(中盤から緊急脱出手段が入手出来ますが、使い捨てなので再入手が必要)。
また爆破も曲者で、ボンベを背負ったゾンビを至近距離で攻撃して相打ちになったり、自分で仕掛けた地雷を忘れて引っ掛かったり、全ゲームオーバー原因の二割はこれでした。
ですが、それよりも脅威なのは数の暴力です。二対一に持ち込まれた時点でゾンビ化の可能性は急上昇します。
発煙筒や火炎瓶などを使えば窮地を脱せますが、ゾンビは意外と足が早く、パニックに陥っているために折角の火炎瓶も狙いが定まらず、更にパニックになって追い込まれてゾンビ化、が最大のゲームオーバー原因でした……
- 物資の重要性が高く、探索が楽しい
- プレッパーの会話や武器入手時の一言が面白い
【気になった点】
- 進行不能バグがある
- 一つ前の生存者の物資しか回収できない
故に、ゾンビの集団に囲まれてゾンビ化すると、物資が減った状態でゾンビの集団+1と戦わなければならず、火炎瓶や爆弾などの対集団物資が無いと大苦戦し、頭数減らせないまま3,4人連続でゾンビ化もザラ。
あまりに続くと敵数が減ってたり、物資が再配置されるなどの救済措置が取られるのですが、その屈辱感たるやデータ消してやり直しを考えるレベル。
食べ物系はゾンビに漁られて消失したとかで良いので、武器類はそのまま残しておいて欲しかったです。
- 武器の再出現・取り逃しアイテムの位置がわからない
特に武器は隅々まで探しても見つからず、再入手出来たのは一回だけでした。
大して広い世界じゃないのでかなり細かく探したのですが……
- ゾンビの場所によっては物資回収不可
壁や椅子に埋まったゾンビの物資が回収できないことも何回か。
- 細かいローディングが多い
↑(コピペ用)
特に、かなり奥地でゾンビ化すると細かいローディングを何度も挟んで物資回収に行かないといけないので、狭い割に時間がかかる。
- 装備中の武器はバッグ内の荷物と直接入れ替えられない
装備中の武器の弾薬が切れたから交換しよう、という局面は非常に多いので、不満を感じる頻度も多いです。
- ダクト内から攻撃できない
武器交換やリロード不可で構わないから攻撃させて……
- 一部の謎解きが理不尽
- テキスト系収集物のページめくりがやりにくい
- ※追記 歴代生存者をまとめたリストみたいなものが欲しかった。
【まとめ】
とにかく、色々改善された次回作が欲しいなと思いました。
アイデアはとても楽しかったので、これ一作で終わるのは勿体無いですが、今の所続編の可能性は公式で完全否定されているので……
和製ホラーゲーム自体が衰退する一方で、海外製サバイバルホラーやゾンビゲームは(インディーズを中心に)この所数多く発表されているのですが、Wii Uでもそういった作品が出れば良いなと思っています。
せめて本作と零くらいは出て欲しいですね。
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