ゲームクリア感想6:デウスエクス
最近、「発売当初購入を検討していたが結局見送ったソフト」を今になって遊ぶ事が多いのですが、本作もその内の一本です。DLC入りベスト版が出そうな気配もないので、結局中古市場で買ってしまいました。 和訳すると「人間革命」になる副題がヤバかったのか、日本では2011年秋に副題を除いて発売されましたが、これが期待以上に面白い。 ジャンルとしてはFPS視点のRPGなのですが、カバーアクションやムービー、その他特定のアクションでは三人称視点で主人公が表示されるので、ゴリゴリのFPSさは無いです。 クリア早々、DLCも購入して楽しんでいます。 【良い所】 看板に偽りが無い所。自由度を謳うゲームで自由を感じる事はあまり無かったのですが、このゲームはどんなふうに成長させてもさほど詰まることはないし、途中で難易度も変更可能。ミッションは大体2,3通りかそれ以上のルートが用意されていて、窮屈すぎず自由すぎずのバランスが安心します。 ステルス行動の報酬が大きい所。いきなり上の自由度の話と矛盾しますが、銃撃戦より隠密行動のほうが好きなので、好都合でした。 ムービースキップとセリフ早送り(一部だけど)がちゃんとある所。前も書いたような気もしますが、現世代機のゲームって何故かスキップ機能が充実してなかったりするので…… 戦闘中、ボス戦でもセーブできる仕様。下手くそにとってあまりに有難いです。巧く攻撃を当てられたら保存して、そこからやり直せるのは助かりました。オートセーブと任意セーブは別枠なのでハマる危険もないです。 ゲーム序盤のチュートリアル。動画とナレーションで詳しく説明してくれる。 この手のゲームにしては思った以上にボリュームがある。その点はあまり期待していなかったので驚きました。 膨大かつ内容の濃いテキスト・会話。PCのメールや電子書籍がその辺に一杯転がっており、それに一般市民や敵兵の期間限定会話も含めると、それらを全部調べるだけでかなりの時間が費やされます。ゲームテキスト厨としては嬉しいですが担当者の心身状態が心配になります。更にゲームの進行ルートによって会話も微妙に変わり、にもかかわらずローカライズの誤字は皆無です。アサシンクリード3とは何だったのか。 ステージが細かい所まで作りこまれている。特に中国の街並みが雰囲気も含め...