ゲームクリア感想8:フラジール ~さよなら月の廃墟~
私が「廃墟探索RPG」という触れ込みのゲームをスルーする訳もなく、4年前の発売当時からチェックしていたwiiのソフト。賛否両論な評価を見て結局買わなかったのですが、最近入手したので、wii本体を片付ける前にクリアしておこうとプレイしました。 …… …… …… …… 冗談抜きで、ここまで人を舐めきったゲームを初めて遊びました…… このソフトに感じた怒りがどれくらい激しかったかというと、怒りのあまりテンションが昂ってそのまま洗面所に向かい髭剃りを始めたくらいです。湧いたエネルギーを無駄にしてはなるまいという心理が働いたのでしょう。 あの時買わなくて正解だったというのが正直な所です。当時感じた「この廃墟はどうも"違う"んだよなぁ~」 という偉そうな直感は正解だったのでしょう。 【良い所】 音楽が良い。何気にボス戦BGMが良作揃いでサウンドトラック買おうかと思ったくらいです。 廃墟自体のロケーションは良い。期待してなかったのですが意外と凝ってました。 金が簡単に稼げる。 思いの外ホラー要素が強い。RPGにしたのは無理矢理で本来はアドベンチャーだったのではないでしょうか。 無線機のイベント"だけ"は良かった。 後半の展開は賛否両論ですが、やたらとポエミーな展開が続くよりはマシだったと思います。 主人公が左利き。自分も左利きだというだけです。 一般公募した落書きとかは雰囲気が出ていた。 【悪い所】 これでも抑えました。 全てにおいて最悪な操作性。wiiリモコンのポインタで方向転換する仕様なのですが、これが暴発しまくってストレスが溜まります。戦闘中に武器を振ってたら勝手にポインタがずれてあらぬ方向を向いたりするのは日常茶飯事。それを避けるためにはずっとwiiリモコンをしっかり画面に向けていないといけない訳ですが、右腕が腱鞘炎になりかけました。そもそも、クイックターンも回避アクションも無いという始末。 その操作性のせいで、廃墟探索を謳っているのに探索しにくい。主観視点で移動できないのは有り得ないし、上下の視点移動がほとんど出来ないので見上げたりが出来ない。視野の狭さは探索のみならず戦闘でも辛い。 後半の一部ステージが無駄に広大。あまりにも通路が長いので、サイレントヒル