サイレントヒルダウンプア プチ考察※ネタバレ注意
海外で発売されてから半年以上経っているのでもう一通り考察されているとは思いますが、プレイして何となく考えたことを書いておこうと思います。 当然ネタバレしていますので注意。 要するに、ダウンプアの(メイン)キャラクターは2作目の換骨奪胎なのかなと思いました。 マーフィー = ジェイムス (罪の意識に苛まれる主人公) チャーリー = メアリー アン = ジェイムス (介護疲れの果てに怪物が見えた) フランク = メアリー スーエル = マリア (主人公を惑わす) ブギーマン =ご存知、 △様 こと レッド ピラミッド シング マーフィーとアンはどちらも似たような存在(ジェイムス)で、お互いスーエルに惑わされている。 マーフィーは「贖わなければいけないと思い込んでいる罪」と「贖うべき罪」の二つを抱えていて、前者は修道院裏世界でブギーマンを倒しチャーリーと会った時に終わったものの、後者はまだ終わっていない。 アンの「街が終わらせろと言っている」というのはそういう事ではないでしょうか。 マーフィーはフランクのその後を知らなかった訳ですから、刑務所の世界はマーフィーだけじゃなくアンもデザイン(byヴィンセント)に関わっているのかも。 マーフィーとアンは主人公とヒロインというより主人公と裏主人公の関係で、マーフィーがラスボスを倒してマーフィーのサイレントヒルを終わらせた後は、ストーリーはアンに引き継がれるのだと思います。 ラストステージのマーフィーの姿はアンにとっての姿なので、ああいう展開になるわけです。 アンとプレイヤーにそう見えるだけで、マーフィーは、あの時でも自分の姿は自分のまま映っていたかと。 そこでのアンの行動と直前のラスボスの行動には、牢を開けて囚人を象徴するクリーチャーを開放するという類似点が存在することも興味深いです。ラスボスにとってのそれは象徴的意味合いが強いと思いますが、アンにとっては「内なる憎悪の開放」という意味も含まれているのでしょう。 実際、開放されたジャガーノート達はアンを攻撃しませんし。 この説の一番象徴的なのがFエンディング、次点でBエンディングではないでしょうか。 特にBでは、裏主人公たるアンが2のマリア的存在であるスーエルと対峙する所で終わります...