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ゲームクリア感想311_Clair Obscur: Expedition 33(PS5版)

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公式サイト 先に申し上げますと、 巷間の高評価と自分の評価はほぼ同じです。 このゲームに限っては過大評価は存在しないと思うくらい。 2025年最高傑作候補と名高い完全新規RPG。 自慢ではないですが、発表当時から「これは絶対可能性がある! 」と感じ、発売までずっと追っていました。 事前の不安点はほとんどなく、キャラクターがちょっと印象が薄いかも程度(それすら間違いだった)。発売前の動画が出るたびに期待は増す一方でした。発表から発売まで割と間隔が短いのも好印象ですね。 そして2025年4月24日に発売され、勇躍ダウンロード版を購入したところ…… えっ、RPGの世代がまたひとつ進んだ? というニュージェネレーション到来の興奮に包まれました。ずっと面白く、ラストダンジョンが表示されても本当に最後の最後まで後回しにしてじっくり遊びました。SNSなどに気を逸らさず、久しぶりに集中してRPGを遊んだ気がします。ゲームがゲーム単体で成立していた時代の雰囲気。 もっと言うと、 ライトニングリターンズFF13 や ロストオデッセイ やアークライズファンタジアなど和ゲー不遇期のJRPGを再評価+進化させた印象です(ロストオデッセイからの影響は 公言 されているようです)。PS3・Xbox360・Wii世代の、コア層は洋ゲー、カジュアル層はWiiやDSに走り、従来までのRPGの影が薄くなっていた時期があると思うのですが(強引な話運び)、その時代がようやく再評価されはじめてきたと言ったら大げさでしょうか。さらに遡ればPS2のシャドウハーツに辿り着くかもしれません。また、これらのRPGはおしなべて曲が良いという共通点があり、そこもしっかり引き継いでいます。 この記事更新を機に切り上げて次のゲームに移るものの、かつてないほど後ろ髪を引かれています。あまりにも面白かったので。 また、ブログ更新が遅れたのもこれが理由です。一通りクリアしてからもこのゲームから離れるのが惜しく、なかなか踏ん切りがつきませんでした。モニターにゲーム画面が映っていないことすらもはや違和感があり、本記事をこうして作成している間もメニュー画面で仲間たちに睨まれています(もっとも、環境や用語チェックのため記事作成時はたいていゲームを点けるのですが) スタメンはマエル(左)・シエル1(中央)・モノコ(右)でした 【主なプレイ環境...

ゲームクリア感想310_アサシンクリードシャドウズ(PS5版)

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 公式サイト 【シリーズ過去記事】 ※初代〜リベレーションまではプレイ当時ブログを始めていなかったため記事はないです。 3 4 レディリバティHD ユニティ ローグ シンジケート クロニクルチャイナ クロニクルインディア クロニクルロシア オリジンズ オデッセイ ヴァルハラ ミラージュ このブログのメインコンテンツ(?)たるアサシンクリード新作の記事です。 アサシンクリードの最高傑作とはなにか? しょっちゅうこのことを考えます。そしてたいてい一作には絞りきれず終わります。 現代編に喰らったブラザーフッド、とにかく衝撃的大傑作の4、今なお唯一無二のプレイ感があるユニティの三作のうちどれかひとつ選出するとするなら……というところで思考が止まるのが恒例です(もちろんどのシリーズも楽しめました。アプリのリベリオンすら)。 ですが、ようやく回答が出ました。 アサシンクリードシャドウズ、 シリーズ最高傑作 です。 日本昔ばなしPlayStation 5 Edition この風景に見慣れたアサシン衣装があるだけで一種の感動がある。とうとうここまで…… 【主なプレイ環境】 ハード PlayStation 5 バージョン ver.1.0.3 難易度 戦闘・隠密ともにノーマル。一撃暗殺はオフ クリア時間 約  137時間(かなり寄り道してからのクリア) トロフィー取得率 97 % 【良かった点】 ◎探索・報酬の改善 一番最初に扱う項目にしては地味では? という感じですが、個人的にこの改善が一番大きいです。このシリーズでなかなか改善されない不満点として、探索やクエストの報酬がパッとせずやりがいに欠けるというのがあったので、ようやくという感じです。 まず拾得アイテムがかなり取捨選択されています。大別すると、むき出しの素材・素材や金などが複数入っている通常の宝箱・レジェンダリー装備が入っている至高の宝箱・同じくレジェンダリー入の城攻略報酬の大きな宝箱に分けられ、配置数が減った分中身が充実しています。何を入手しても最低限の満足感はあるので徒労感は希薄です。金はそこそこ、小物は2つ3つまとめて入手できるし、配置場所も特定の場所に集中しがちなので「しょぼい報酬目当てに開けて回るのが面倒」という感情がほとんど起きなかったです。もちろん無視してもOK。どちらにせよ、季節が変われば低グ...

ゲームクリア感想309_Lost Records Bloom & Rage Tape1+2(PS5版)

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公式サイト 同メーカー過去作の記事は↓ 【ライフイズストレンジ】 初代 ビフォアザストーム 2 トゥルーカラーズ ダブルエクスポージャー 【ほか】 Tell Me Why 「とりあえず新作が出たらチェックする」というメーカー、DON'T NODの新作です(昔の社名のほうが入力しやすくて好き)。前編に当たる「Tape1:Bloom」が2025年2月18日配信、後編に当たる「Tape2:Rage」が同年4月15日配信ですが、ソフトとしてはひとつなのでTape2クリア後に記事を更新しています。ちなみに配信と同日にPS Plusのゲームカタログ入りしています。 【主なプレイ環境】 ハード PlayStation 5 バージョン ver.2.0.002 難易度 設定なし クリア時間 約  22 時間 トロフィー取得率 75 % 【良かった点】 ◎作劇のうまさ 率直なところ、ストーリー自体はそこまでハマりませんでした。ただ4人の高校生の子供時代とそこから27年後の現代を交互に切り替える語り口がとても巧みで、ダレることなく最後まで終えることができたと思います。 またゲームシステムの象徴ともいえるビデオカメラの扱い方も巧みだったと思います。それまでガジェットの側面が強かったビデオカメラがTape2終盤でしっかり活躍してグッと来ました。ストーリー展開で言えばベタかも知れないけど、それまでの作劇の積み重ねもあって感動しました。 あとは、27年後というリアル故にフィクションではあまり見かけない時代変化も新鮮でした。3年後とか5年後とか15年後とか1000年後はあっても、世界の主人公になりがちな少年少女がちょうどくたびれ始める年代に設定されているのはあまり見ないので。そしてこの時の流れが寂しくもあり懐かしくもあり、かといって旧交を温めるのが正解とも言い難いのがリアル。あと現代編はほとんどバーでのワンシチュエーションで話が進むのですが、ホラーとまではいかずとも雰囲気がほんのり不穏で(窓の外に一瞬なにか映り込んだりとか)自分好みでした。その割にスクリーンショット撮り忘れたので代わりに懐かしのアイテムで…… 吹かないほうがいいのは知っているが吹くと明らかに動作したんだよな 過去の遺物と思いきや現役人気IP ◯ビデオ編集システム 参考動画 (Twitterリンク) ゲーム内で特定のテーマで...

ゲームクリア感想308_アストロボット

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公式サイト   こんばんは。 年度末と年度始め、いかがでしたか? 私は今の職場に入って歴代最高レベルで疲れました。 ここ最近は夕食後に寝落ちしてそのまま早朝まで爆睡、というパターンが多く、口内環境や入浴時間に悪影響を及ぼしているのでなんとか改善したいと思っています。 ということで、多忙にかまけてブログ更新が遅れてしまいました。今回のアストロボットにしてもクリアは一ヶ月半前です。クリアからブログ更新までここまで間を空けることもそうそうなく、率直なところプレイ当時の記憶が曖昧ですが当時のメモを頼りに更新します。 このアストロボットですが、昨年のGame of The Yearに輝いた作品でもあり、その高評価について付言するまでもありません。 とはいえ、私は発売当時はこのゲームのポテンシャルを見過ごしていました。なにか完全新作アクションゲームが出るんだな、くらいの認識でした。ところが発売直後の各方面の絶賛に惹かれて、ただでさえ積みゲーがデジタルの中でこんもりと積まれているというのに勢いで購入し、ちょくちょく別のゲームを挟みながらちまちまと進めて3月ごろにやっとクリアした、という流れです。ちょうどDLC配信の時期と被ったのでそちらもスムーズに遊べました。 結論から言うと、なにもかもが凄かったです。大げさに聞こえることを承知で言うと、PlayStationの歴史の積み重ねがちゃんと一作のゲームとして結実したことに感動しました。 一方で、そこまでハマりきれなかった気がします。 端的に言うと、面白くて正しすぎるから。 【主なプレイ環境】 ハード PlayStation 5 バージョン ver.1.0.1 難易度 設定なし クリア時間 約  21 時間(放置時間除くと約15時間程度? ) トロフィー取得率 100 % 【良かった点】 ◎なんかもう全体的に良い 記事を作成したものの、正直、うまく文章が組めません。このゲームは良い要素悪い要素の区分にあまり意味はなく、すべてが全体的に良く、すべてが水準以上で、自分の文章力だとその在り方を表現できないからです。視覚・聴覚・触覚で感じるものがすべてで、テキストで語るのが困難です。あまりにも完成されていて、あまりにも最大公約数的で、このゲームも前では個がかき消されるような、同質化されるような感覚すらあります。 この記事作成は...